我が家は5歳のお兄ちゃんと2歳半の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は我が家のやんちゃ兄弟の関係性について。
登場人物紹介
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兄:5歳1ヶ月 |
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弟くん:2歳10ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
5歳と2歳半の仲良し兄弟
我が家の5歳と2歳半(正確には5歳1ヶ月と2歳10ヶ月)の兄弟、とても仲良しです。
2人でよく分からない設定のおままごと(?)をしているし、全然よく分からないけど2人で大爆笑しています。
いや、私もこのおままごとに強制的に参加させられていて、なんとなーく話を合わせてはいるんですが、うーーんよく分からんですわ。だいたい何で小さな子ってあんなに想像力が豊かなんだろう。おままごと用のエビの寿司ネタのオモチャを持ちながら「ジュース屋さんね!」とか言い出されてもパパついていけないよ。
2人、目が合えばいつの間にかよーいどんの駆けっこが始まってるし、(ダメて言ってんのに)布団に包まってイチャイチャしてる。片一方がプラレールの車両を取り出せば、必ずもう一方もいま遊んでるおもちゃを投げ出してプラレールの車両で一緒に遊び出す。ここに来てまた一段と「2人だけの世界」が構築されております。
5歳の兄は面倒見もいいタイプになったようで、事あるごとに弟くんを愛でて撫で撫でしています。2歳半の弟くんは鬱陶しいと邪険にする態度も取ることが多いんですが、どこ吹く風と兄が絡んでいきます。
そんな弟くんも何だかんだお兄ちゃんを意識していて、基本的には同じ遊びをしようとするし、兄の後ろをチョロチョロとついて行く。それに兄が気づくと、兄は嬉しくなる…というイチャイチャの好循環!
仲良しだけどケンカも良くする。そしてケンカは変化も。
(*新宿御苑の紅葉。詳しくはこちら▶︎うちの幼児達が映えた都心紅葉スポット*)
2人とっても仲良しで、家にいるときは常にニコイチですが、だからこそ喧嘩の数も多い。休みの日だと1日10回くらい喧嘩してんじゃないかな。
ついこの間までは弟くんも小さかったし、お兄ちゃんも力加減が分からないところがあったんで、騒ぎが起こったらすぐに駆けつけて仲裁に入ってましたが、最近は弟くんも大きくなってきたし、喧嘩が起こってもしばらく放置して様子を見ることが増えました。
するとどうでしょう。最初はもの凄い剣幕で喧嘩しあってる2人が、割と短時間で笑い合うようになることが多いんです。感情の起伏が大きすぎて絶叫マシーンに乗ってる人を眺めている気分ですが、なんとなく2人で完結させることができるようになりました。
もちろんハッピーなエンディングばかりではなく、どちらかが号泣して負けることもたくさん。で、ここでも大きな変化なんですが、2歳半の弟くんの喧嘩の勝率が爆上がりしてるんです。
1歳台の頃は全戦全敗。全戦惨敗。泣いてばっかりいたのは弟くんのほう。当たり前ですね。兄は圧倒的強者として弟の前に君臨していました。
それが今や号泣率は半々、いや兄が負けることのほうが多くなった気がします。兄が負けて号泣する姿を頻繁に見るようになった。
体力的なもの、腕っぷしなんかは当然5歳児のほうが圧倒的に強い。まだ兄のほうが圧倒的強者のはずなんです。それがもはや五分五分以上の戦いを弟くんがやっている。
ほんの半年前前までは、兄にささやかな反抗(犯行)をしては大人の下まで全力疾走で逃げてきて、大人を盾に仕返しから身を守っていたのに、今や大人を盾にすることなく堂々と犯行(反抗)をしています。おおお、どうした弟くん。
キッカケは弟のイヤイヤ期
圧倒的弱者であるはずの弟くん。圧倒的強者の兄との喧嘩にどのような戦略で対等な立場まで持っていっているのか…。
答えはイヤイヤ期でした。
なーに、簡単なことだったんです。兄との喧嘩で、兄が折れるまでずーーっとイヤイヤ言ってるんです。ほんの半年前までは力づくで弟くんのほうが折られていたんですが、今は物理的に噛み付いてでも絶対に折れません。必死に抵抗します。
イヤイヤ期の子どもと接してみればすぐにわかると思いますが、一旦イヤイヤのファイヤーに着火したら、あいつらホントしつこいんです。エンドレスイヤイヤです。私はもはやほんの30秒も付き合いきれません。
5歳のお兄ちゃんもあの弟くんのスッポンばりにしつこいイヤイヤに「うっ」と引いてしまったんですね。どんな強者も一回気持ちが引いてしまったら、その優位は一気に失われてしまいます。いくら身体的に強くても、気持ちで負けてしまったら勝てないのです。これぞ弱 肉 強 食 。
兄弟って面白い生き物
私には兄も弟もいません。歳の離れた姉がいるだけです。姉ちゃんとの喧嘩なんてほとんどした覚えはないし、そもそも相手にされてない。こちらもあまりに離れすぎて喧嘩の相手として考えていない。ほぼ一人っ子状態です。
そんな私が人生で初めて間近で見る「歳の近い兄弟」。すんごい面白い生き物です。こんなに目まぐるしく兄弟の力関係が変わるものなんて想像だにしていなかった。兄には兄なりの弟に対する細かな感情の揺れがあるし、弟には弟なりの兄だけに見せる矜持がある。
5歳と2歳半の小さな小さな兄弟の間だけでもこんなにドラマがあるなんて。これから先の二人の関係に全くもって目が離せません。
二人揃えば無敵で。
でも、兄らしくなったのだってつい最近。
弟くんが0歳のときには「混ぜるな危険」で物理的に二人を引き離していたこともあった。
それが今やお兄ちゃんと対等に渡り合えるまでの関係になるとは…。目まぐるしく変わりすぎやろ!
おわりに
5歳と2歳半でやんちゃ盛りな兄弟の関係について取り上げてみました。弟くんのイヤイヤ期が兄弟の力関係にここまで影響をもたらすとは想像していませんでした。いや、でもお兄ちゃんの気持ちも分かるわー。負けるが勝ちだよ、お兄ちゃん。