我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は4歳のお兄ちゃんの兄らしさについて。
登場人物紹介
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兄:4歳6ヶ月 |
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弟くん:2歳2ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳も中盤に差し掛かり、兄らしさが増してきた
(*4歳になっても鳩を追いかけるボーイ*)
つい1ヶ月前にこんなエントリを書きました。
ここから2ヶ月。最近はさらに兄らしさが増してきています。
2ヶ月前は弟くんと仲良く遊ぶ感じでしたが、この2ヶ月でより一層の手加減を覚えた感じだし、機嫌のいいときには下の子の面倒を見たり、下の子が悪いことをすると大人に代わって叱ってくれることもあります。
兄の落ち着きが増すのと反比例して弟くんのイヤイヤが加速しているんですが、弟くんのイヤイヤややんちゃに対して感情的な私よりもよっぽど冷静に叱ってくれます。…あのパパ代わってもらってもいいですか。
弟くんも割とお兄ちゃんのお叱りに対しては従順にしたがってくれます。そしてそれに対してよしよしをする兄。いつの間にか完全に兄ですよ。
いつもニコイチ兄弟
当たり前ですが、家族でいると兄弟ワンセットです。なんていうかいつも二人でちょろちょろして、二人できゃっきゃうふふしてます。
二人で追いかけっこしては、二人で抱きついてイチャイチャしたり。二人で仲良さげにプラレールを転がしたり、2人で仲良くおままごと遊びしたり。
弟は兄が遊んでいるもので遊びたいし、兄は弟が遊んでいるもので遊びたい。それで取り合いになることもたっくさんあるんですが、結局いつの間にか解決してキャハハハハハ言ってます。喧嘩の3秒後には仲良く遊んでる。
息を吸うように喧嘩するし、息を吐くように仲直りしている。そしてまた次の瞬間に息を吸うように喧嘩…。そんなこんなも含めて二人ワンセットのニコイチです。
喧嘩も最近は力任せに叩くとか押し倒すとかはない気がします。お互い喧嘩で攻撃はするんだけど、お互い手加減してちちくりあってる。腕とかを引っ掻くパターンが多いんですが、それが身体への危険が少なく、かつ効果的に痛い攻撃だと分かっている感じです。
弟くんのイヤイヤ期到来で荒れ気味の我が家ですが、兄弟間の仲で言えば右肩あがりに日々良くなっている印象です。
下の子がやってきたときの兄の目は忘れられない
弟くんが我が家にやってきた2年前。
まだ自分が兄になることを受け入れていなかった当時2歳の息子は、当然のように荒れに荒れ、下の子に手を出すことが頻繁にありました。
もちろん赤ちゃんを可愛がることもたくさんあったんですが、可愛がるのはどっちかというとポーズで、そうすることで大人が自分に構ってくれるという計算があったように思います。
ちょっと気に入らないことがあれば下の子に手を出し、そして怒られて引きづり離されていたお兄ちゃん。
その度に見せていたのが「本当に心の底から憎しみに震えていた目」です。
憎くて憎くてしょうがない、ものすごく寂しそうな目。
「赤ちゃんなんかいなくなってしまえばいいんだ」ってその目は言っていました。
大人の私がドキッとするようなキツい目つき。それも一回や二回じゃなく頻繁に見せていました。
その眼差しを見るたびに、この先どうなるんだろうかと心配したし、仲良くならないまでもそんな目をしなくなるために何ができるだろうと常に考えていました。答えは見つからなかったけど。
2年前はここまで仲良くなる兄弟の姿なんて想像だにできなかった
あの睨みつける目は、弟が生後半年くらいになったら自然としなくなりましたが、それでも兄弟が仲良く遊ぶなんてことは全然想像できなかった。
世の中の小さな兄弟たちはみんな仲良いんだから、いつかうちの子ども達も仲良くなるんだと思っていても、いまこの瞬間の2人を見ていると全然そんな姿を想像できなかった。通じ合うなんて絶対ないわって思っていました。
それが、あんな憎しみの目で見ていた弟のことを、ここまで通じ合って、ここまで可愛がってくれるようになるとは。
喧嘩をしていても、もう「お前なんかいなくなればいいんだ!」って感じはありません。ニコイチで一緒にいることが大前提のなかでの覇権争いなのです。
よくぞここまで。ホントにホントによくぞここまで。
私自身は弟として育ってきたので、兄の気持ちのいうものを知らないのですが、これはそんなの知らなくたって十分に心が揺さぶられる感動ドキュメントだわ。
おわりに
上の子は気づけばもう年中さんの年になり、内面的な成長が著しいです。
自分の子どもで、もちろん私も当事者なんですが、最近はなんだか目の前で感動ドキュメンタリーが放送されている気分になってしまいます。
今日の放送は「あのやんちゃっ子が本当の兄になった日」をお送りしました。明日はなんのドキュメンタリーを見せてくれるのか、楽しみです。