我が家は5歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は3歳の弟くんの話。
- 登場人物紹介
- 3歳半、めっちゃイヤイヤ言ってる
- ああ見えて赤ちゃんの頃は手のかからない孝行ベビーだったんだ
- 大人しい赤ちゃんがイヤイヤ期に入ると世界が回らない
- でもあとひと息ってことも知ってる
- おわりに
登場人物紹介
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兄:5歳8ヶ月 |
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弟くん:3歳5ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
3歳半、めっちゃイヤイヤ言ってる
3歳といえば修飾語に「悪魔の」とつくくらい手のかかる時期。
ウチの5歳の兄が3歳の頃はまー毎日が地獄でした。当時は弟くんが1歳前後でチョロチョロ動き回る時期と重なり、毎日毎時毎秒縄張り争いでドンパチ言わしてましたわ。あんまりドンパッチ言わせるから物理的に区切っちゃったもんね。
当時は鼓膜が痙攣するくらいイヤイヤ叫ばれてた記憶ですが、5歳となった今は、その頃に比べればだいぶ落ち着いたかな。
そして、我が家の弟くん3歳。毎日ギャンギャン言ってます…。もう全く手に負えない。
兄のイヤイヤは意味不明系のイヤイヤで反射的にギャンギャン言ってましたが、弟くんのイヤイヤはそれに比べると演技系のイヤイヤです。(何かが)思い通りにいかずイヤイヤしてるんです。
なので解決策も割と単純で彼の思う通りになるように助けてあげれば良いんですが、そう都合よく"助けられる"かが問題なんですよね。
イヤイヤの七割がたは兄との喧嘩で、だいたいはどっちも悪い類のものなので、弟くんだけを助けることが難しい。どっちも怒るか不問にするか。どっちの対応をしてもどちらも収まらないっていうね。
あとは明らかにわがまま言っている(本人も認識している)のに、それが叶わずうぎゃーーって騒ぐっていうね。ある程度のわがままは許容したい気持ちは多分にあるのですが、そのキャパを一瞬で飛び越えるわがままを言ってくるからその能力は計り知れないわ。
ああ見えて赤ちゃんの頃は手のかからない孝行ベビーだったんだ
ここまでボロクソに書いておいてあれなんですが、ウチの弟くんは赤ちゃんの頃はそれはそれは大人しくて育てやすい子でした。
その辺に転がしておけば勝手に寝てくれたし、泣いても割とすぐ泣き止んでくれたし、兄ほど甘えん坊でもなく一人でキャッキャっ遊んでるし、兄に意地悪されてもぼーーっとして気付かないようなホント手のかからない赤ちゃんでした。
我が家の構図として、神経質で構ってちゃんですぐキーーッとなる兄と、鈍感で一人で黙々と遊ぶタイプで基本ノペーーッとしてる弟という関係だったし、親の我々もついつい兄のほうに意識がいきがちで、弟くんは一旦放置みたいな空気になってました。
もちろん兄弟で差をつけるなんてことはしないんですが、微妙なところで兄のほうにプライオリティがいっていたかな、という感じです。
大人しい赤ちゃんがイヤイヤ期に入ると世界が回らない
失って気づく偉大さってあるじゃないですか。まさにそんな感じ。
我が家のかりそめの平和は、弟くんのそういうのんびりしたところに頼って積み上げられたものだったんだよ。
二人いればどちらか一人は大人しくなるもんだよ理論によって、ヤンチャ男児の兄弟育児を何とか回していましたが、よりによって下の子に手がかかるようになってしまって、一気に我が家のタスクが回らなくなってしまいました。
兄はだいぶ成長して落ち着いてきたんですが、もともとの気質として落ち着きのない部類に入る男です。周りを見る限り標準的な5歳よりも騒がしいみたい。
それに加えて、弟くんの手に負えない側への成長速度が加速度的に増してきて、我が家のパワーバランスが崩壊寸前のところまでいっちゃった感じです。
男の子兄弟を育ててみてつくづく思うのは、「何だか最近ちょっと家が落ち着いてきたかな」なんて思う瞬間は、息子たちの鼻息ひとつで脆くも崩れ去ってしまうまやかしに過ぎないってこと。
心にバッファがないというか、大人が死守しているバッファをやつらはいとも簡単に吹き飛ばしていっちゃうの。嗚呼なんて切ないんだ。
でもあとひと息ってことも知ってる
止まない雨はないし、明けない夜もない。醒めないイヤイヤ期もないんだ。その衝撃の事実を俺は一回経験してんだ。
3歳児のイヤイヤもこんなに酷いのはせいぜいあと1年。4歳になればこんな理不尽にイヤイヤすることも減ってくるんです。
いま5歳・3歳で1年後が6歳・4歳。いまのこの危機を乗り越えればまた一段楽になるのは間違いない。
ちなみに一番大変だったなぁと思い出すのは子どもたちが3歳と1歳の頃。あーでも2歳・0歳の赤ちゃん返り&マヂ赤ちゃんの組み合わせもきつかったなぁ。何回も載せてるけどこの写真の頃ね。
4歳・2歳は上のイヤイヤ期が落ち着いて、下もまだイヤイヤ期前でちょっとマシだったかな。きっと下の子がイヤイヤの沼を抜けて、5歳の兄のように落ち着く方向に成長の階段を登っていってくれるようになればどんどん楽になっていくはず。そしてその瞬間はたぶんもう間近に迫っているはず、は…ず…。待ち遠しい気もするし、ちょっと感慨にふけってしまいそうな気もする。とりあえず現時点では頻繁に世界が止まってしまうので待ち遠しいかな。
おわりに
2歳差育児って上の子のイヤイヤ期と下の子の赤ちゃんが重なるっていう悪夢があるんですが、このときは兄弟を離すという解決が取れたのに対し、下の子のイヤイヤはもはや上の子とニコイチになってしまって引き離すってことができないのが辛い。そしてお互いが油をかけ合って炎上しまくるっていうね。誰か奴らに冷や水をぶっかけてくれー。