我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は子どもたちのご飯タイムについて。
- 登場人物紹介
- ご飯に集中しないご飯タイム
- テレビが良くないと分かっているけどやめられない
- 気が散ってご飯を食べない3歳児が勢いよくモリモリご飯を食べた室内ピクニック
- 特別感が堪らない3歳児
- その場限りじゃなく、その後も案外食事に集中してくれた(良い誤算)
- おわりに
登場人物紹介
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兄:3歳11ヶ月 |
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弟くん:1歳7ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
ご飯に集中しないご飯タイム
子どもを育てる中でのあるあるだと思いますが、我が家では食事が結構な鬼門です。
なんていうか食事が進まない。偏食ってわけでもないし、食べないわけでもないんです。ただただ食べるのが遅い。遅々として進まない。
子どもたちのご飯は、米・味噌汁・主菜・副菜二種のいわゆる一汁三菜のそれはそれは贅沢なご飯です。そのなかで好物のお肉料理とかそういうのは一気に平らげるんです。ですがその後がまったく進まないのです。
やれ、ご飯を一口食べたらなくなった好物のおかわりを寄越せだとか、もう食べないだとかやんややんや言ってます。
好物は小出しにしていることを完全に把握してるし、粘ったらフリカケやその他”良いもの”が降ってくることも知っています。
むむむ、手強い。
テレビが良くないと分かっているけどやめられない
もう一つ大きな理由がテレビ。
我が家のチャンネル権は全てお兄ちゃんに権限が集中してしまっているので、食事中はアニメかAmazonプライム・ビデオでYouTubeを観てしまうことが多いです。もう自分で点けることができるのが痛い。
これホント良くない。全然ご飯に集中してくれないし、ポカーーンと画面を見ています。
よーしじゃあその隙に自分じゃ食べない野菜類を口に運んでやれーと、たっぷりに盛ったスプーンを口に刺そうとしても、そこは頑なに開けないんです。
最近は下の弟くんも内容が分かってきたのか、テレビを付けているとじーっとそちらを見てしまい一向にお口が動きません。
できればご飯の間だけでもテレビを消したいのですが、それをすると確実に大炎上してしまうので、なかなかその勇気が湧いてきません。せいぜい「これで最後」と説得して、その後結局Eテレにするというのが限界なのです。
気が散ってご飯を食べない3歳児が勢いよくモリモリご飯を食べた室内ピクニック
そんなある日、唐突に息子が「ピクニックしたい!」と言い出しました。息子の言うピクニックは「野外でご飯を食べる」という意味です。
確かに春先の気候がいいときに、近所の公園等に行ってレジャーシートを敷いてご飯を食べたことが数回ありました。
3歳児的にはそれがとても特別なことだと思っているらしく、結構頻繁にピクニックしたいピクニックしたいって言います。
で、この日は色んな理由で野外で食べることはできなかったんですが、その代わりにリビングにレジャーシートを敷いてその上で食べよう、ってことになりました。
上の画像にある通り、本当にレジャーシードをリビングに敷いただけ。申し訳程度にママが一緒に食べてますが、私と下の子はダイニングテーブルで食べています(下の子をリビングに座らせて食べたらどうせ汚すから、最初からテーブルに座らせた)。
それだけなのにスゴい勢いでご飯を食べるんです。
息子の目の前にはテレビがあり、いつもなら間違いなく「テレビを観たい」って言うんですが、この日はそんなこと一言も言わずに室内ピクニックに夢中になってました。
特別感が堪らない3歳児
3歳児にとって最も魅力的な言葉は「特別だよ」という言葉だというのを最近気づきました。
大人からすればなんてことのない些細な変化ですが、子どもにしてみればワクワクの止まらない非日常なんです。
そういえばid:mikumamaさんが得意とする子育てハックでこんなエントリがありましたが、本質的には同じことです。ちょっとした特別感が子どもにとっては最良のモチベーションアップ法なんです。
面白いことに3歳児って気分が全ての生き物なので、こんな簡単な特別感の演出で気分が高揚し、エンジェル化するのです。
ご飯も誰に言われることなくパクパク食べおかわりもします。テレビも点けてあげなくていいし、集中してご飯に向かってくれます。
こんな簡単なことで良いならもっと頻繁にやろうかな。
その場限りじゃなく、その後も案外食事に集中してくれた(良い誤算)
室内ピクニックでお行儀よく食べてくれたのはいいんですが、また普通の食事にすると元通り気が散って食べないんでしょう…と思ってました。
ところがすっとこどっこい、ピクニック後のご飯でも比較的しっかりと集中してご飯を食べてくれるようになりました。
先ほども書きましたが、3歳児ってホントに気分屋。なので一度ノせることができた気分が持続してくれて、気分良くご飯を食べてくれているのかもしれません。
いずれにしろ、その場限りの効果だけでなく、効果が継続してくれたのは良い意味での想定外でした。
よし、これから頻繁に室内ピクニックやりましょう。
おわりに
気が散ってご飯に集中できない3歳児に室内ピクニックをしたら思いのほか効果があった話でした。
リビングでやるピクニックでも3歳児はめいっぱい喜んでくれるし、それに付き合う大人も自然とウキウキしてくるものです。
さらにはご飯をモリモリ食べてくれるんだから言うことなし。是非みなさん室内ピクニックをお試しください。