パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

魔が去って、悪魔が去って、グッバイ3歳

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我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は間もなく3歳が終わろうとするお兄ちゃんの話。

登場人物紹介

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兄:3歳11ヶ月
もうすぐ3歳も卒業する。最近は自ら進んで良いことをしようとするナイスガイ。褒め甲斐のある男。

f:id:Pikky:20181011235007p:plain 弟くん:1歳8ヶ月
まだまだ兄の背中は遠い1歳児。ゴミをゴミ箱に捨てるのはマスターした。ゴミじゃないものまで捨てがる断捨離ボーイ。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

もうすぐ4歳になる兄

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(*近所でやっていたイベントでノリノリでジョッキーのコスプレをする男。こういうのが好きらしい*)

早いものでもうすぐ上の子が4歳になります。

生まれたときには息子が4歳になる姿なんて全然想像できなかった。もっともっとはるか遠い未来のことだって思ってた。

その未来がもう目前に迫っています。可笑しいな。そんなはずはない。いくらなんでも早過ぎる。ついこの前オギャーって言ってた気がするのにな。

もういっぱしに赤信号を無視するおじさんに大声で「あーダメなんだよーーっ」て言うようになりました(間違ってはないので言うのを止めにくい)。対向車に犬1匹走っていないけど後ろからの視線が痛すぎて、信号待ちしなければいけなくなった私。

話を戻すと、ホント子どもってあっという間に成長していきますね。実の親でこれなんだから親戚のおじさんが毎回驚くのも無理ないわ。この調子だと気がついたら成人になってそう。

かといって振り返ってみると、この一年だけでも濃すぎて濃すぎて、真っ黒焦げな思い出ばかりです。

魔が去って、悪魔が去った3歳

なんてたって3歳はイヤイヤ期。寝ても覚めてもイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイ言ってました。

よく「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」っていうけど、3歳のイヤイヤピーク時はマヂ悪魔に見えたことが幾度もありました。可愛らしい顔をしているのに、可哀想に悪魔が乗り移ってしまったんだろうかと思わざるを得なかった。

何が悪魔かって、彼のイヤイヤで我が家の全てがストップしてしまうのです。

「ご飯食べる?」

「イヤ」

「じゃあ後で食べる?」

「イヤ」

「・・・お、おう。じゃあどうしようか」

「イヤーーーーッ」

\(^o^)/

ご飯を食べてくれなきゃその後の家事もできないし、お着替えしてくんなきゃ外出することもできない。歯を磨いてくんないと寝ることもできないんだよー。

1回くらいご飯を食べなくても死にはしないけど、さすがにそれが続くのはマズい。と思ってしょうがなくフルーツなど食べてくれるものを献上するんですが、これぞまさに子どもの思う壺。
それで一度味をしめちゃうとあとが大変なのです。でも分かっちゃいるけどもう他に手がないんです。

必至に正攻法で対処しようとはするんだけど、結局釣れそうな餌を必至に必至に目の前に垂らす作戦になってしまってた。

それがいつ頃だろう。

3歳半になるくらいかな。少しずつ少しずつ態度が軟化していって、イヤイヤを爆発させずに落ち着いて行動できるようになっていったね。

「ご飯食べる?」

「この動画見てからーっ」

「じゃあ動画終わったら食べようね」

「うんっ」

と言って本当に動画を見終わったら食べにくるから恐ろしいです。

え、いいの?なんてついつい聞いてしまいそうになるをグッと堪えてダイニングテーブルに招くのです。これが夢でも構わない。でも夢が覚める前にせめてご飯を食べ終えてくれ、なんて思いながら。

外出先から帰ってきたら手を洗う。催したらトイレに行く。朝ごはんを食べたら着替える。

どれも大人からするともはや本能レベルで無意識にやっているようなことだけど、そんなことだけど、それを自発的にやってくれるだけでこんなに楽になるとは。

もとのレベルが海抜マイナスだったから、これだけでも高低差に耳がキーーンとなりそうだったよ。

なんでもないようなことが幸せだったと思う…ってこういうことだったのか。

さよなら3歳

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もうすぐ3歳が終わる息子。

この一年で一生の半分くらいのイヤを使ったと思います。さすがにそろそろイヤイヤを言い飽きた頃だと思われるので、次の1年はきっともう天使のような姿を毎日拝むことができるのでしょう。

「ママのたんじょうびが来て、
その次の月にはパパのたんじょうびが来て、
その次にボクのたんじょうびが来るの。
たんじょうびにはチョコレートのケーキを食べるなの。」

3歳になって、明日の楽しいことを指折り数えることができるようになりました。ちなみに誕生日にはチョコレートのケーキをお腹いっぱい食べられることも覚えた様子。

「すいようびは保育園でうんどうがあるの」
「にちようびはたいそう教室があるの」

一週間の中で楽しみなイベントを見つけては、それを心待ちにすることができるようになりました。

君の10倍くらい無駄に生きているパパが、結局シンカリオンにも仮面ライダーにもなれなかったパパが、でもその無駄に過ごした時間を通じて学んだことを君にこっそり教えます。

この世の中には意外とイヤなことなんてないんだよ。そんなに叫ぶほどイヤな世界じゃない。
この世の中は嫌なことより楽しいことがたくさんたくさんあって、きっと今日も明日も明後日も楽しいことだらけ。大丈夫。

おわりに

あっという間に息子の3歳が終わろうとしています。

あんなにママママ叫んでずっとべったりしていたあの赤ちゃんが、あんなにヤイヤヤイヤ叫んであたり散らかしていたあの悪魔が、毎日楽しそうに保育園に通っては帰ってお友達との出来事を話すもんだから、日に日に涙腺が崩落事故を起こしてます。

4歳の毎日もきっと楽しいことばかりで、パパの涙腺が決壊を繰り返す日になることを期待しています。