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イヤイヤ期まとめ*3歳のイヤイヤが手強い理由と決死の対処法

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我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は子育てで避けることのできない子どものイヤイヤについて。

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木登りを楽しむ3歳児

登場人物紹介

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兄:3歳10ヶ月
イヤイヤ期を最近脱した。話せば分かってくれることが増えて格段に育児が楽になった。

f:id:Pikky:20180929224252j:plain 弟くん:1歳6ヶ月
兄と入れ替わるようにイヤイヤ言い出した男。イヤイヤ初心者のため、我々プロ処理班の手にかかればすぐに鎮火できる。でも果たしていつまで通用するか汗

1歳のイヤイヤと3歳のイヤイヤ

3歳も後半戦に入ったお兄ちゃんは、イヤイヤ期を何とか通り過ぎてくれました。未だにイヤイヤ言うことはしょっちゅうありますが、こちらがあの手この手で頑張れば結局やってくれるようになりました。

ピークの時には、私は白目を剥いてる時間のほうが長いんじゃないかってくらいイヤイヤが家中をこだましてましたが、その頃に比べたら今の息子はぬるま湯です。

一方で、兄と入れ替わるようにして、自己主張が激しくなってきたのが1歳半の弟くん。イヤイヤ期にはまだ早いんですが、いっちょまえに自己主張を押し出してはやんややんや泣いています。

我が家に平穏という単語はもう永遠に訪れないのかな…とため息つきたくなりますが、しょうがない。

でも悪魔とも呼ばれる3歳のイヤイヤと1歳のイヤイヤを比べたら、1歳のイヤイヤなんて可愛いもんです。

何がそんなに違うんだろう。3歳の悪夢のようなイヤイヤの記憶が鮮明なうちに残しておきます。

3歳のイヤイヤが手強かったのは

力づくが通用しない

まずはこれ。

イヤイヤ期に入って、ホントは自分で出来るのにやらないってことが増えました。増えたっていうかほぼ全てそれ。

弟くんのイヤイヤの場合、極端なはなし無理矢理大人がやってしまえばいいんですよ。

着替えを嫌がることが増えてきたんですが、力づくでも一旦着せてしまえばこちらの勝ちです。無理矢理着せようとすれば”やめろーーっ”と言わんばかりに脱ごうとしますが、1歳児には残念ながら自分で脱ぐことができません。そしてそうこうしているうちになだめすかしてお終いです。

でも3歳児のお着替え拒否の難しいところは、本人が脱ごうと思えば脱げるんです。いくらこっちが力づくで着せても次の瞬間、サッと脱いでくるんです。せっかく着たんだから着たままでいいじゃないか…は通用しません涙

力技が通用しないとなると、結局はなんとか説得してやってもらうしかないので、暖簾に何回腕を押せばいいんだ問答で疲れてしまうのです。

火がついたら大炎上必至

あとね3歳児はしつこい。一旦火がついてしまうと消火活動が思うように進みません。どんなに水を掛けても火の勢いが衰えません。衰えないどころか激しくなることも。どんな冷たい水もたちどころにガソリンと化すのです。

何をそんなにこだわるのか、と疑問でしょうがないんですが、とにかく一旦火が付くとずーーっとヤダヤダ言い続けます。

1歳児だと割とスグに興味を別のものに移してくれます。なのでイヤイヤ言って泣き出しても、いつの間にかケロッと泣き止んで遊んでいることも多いです。

努めて冷静に、努めて優しい気持ちでいようとイヤイヤに接していても、それがずーっと続いていくとどうしてもイライラするものです。気持ちの切り替えって大事。

色んなタイミングとバッティングする

イヤイヤ期ってね、色んな自立のタイミングとバッティングするんですよ。代表的なものがトイレトレーニング。

トイトレは大人の声掛けで子どもにトイレをしてもらうことから始まるんですが、もうねイヤって言われるのは分かっているんです。でもそれでも声を掛けなきゃいけない。

そんなにイヤイヤ言うならパパが代わりにやってあげるよ…ができないんですよ。どんなにイヤイヤ言われても何としてでも本人にさせなきゃならない。ああ大変だったなぁ。

この押し問答を何回も何回も繰り返して少しずつ自分でトイレに行ってくれるようになるんです。

それに比べて1歳児なんて、ガッと捕まえてガガガッっオムツを履き替えさせればいいんです。もはやイヤなんて言わせる隙も与えません。

叱らなきゃいけないという縛り

3歳って世の中のだいたいのことは分かっています。これをやっちゃダメってことも分かっていて、その上で確信犯的にやるんです。もはや分かっているからこそやるのかも知れません。

そうなるとこちら側も叱らなきゃいけません。叱るってエネルギー使うから放っておきたいことも多々あるんですが、そうするとダメな行為を黙認したことになります。

叱ったって響きやしない、それどころか逆ギレされることが分かっていながら叱るんです。響かない叱責ほど徒労感を覚えるものはありません。

1歳だとそれこそ本当に善悪がよく分かっていないので、叱るのも気楽です。いや、ダメなことをしたらちゃんと叱るんですが、こちらは通じていないこと前提で叱っているので、プレッシャーがないです。

私のイヤイヤ期関連エントリ集

せっかくなので息子のイヤイヤ期に散々振り回された私の軌跡を晒していこうと思います。今となってはいい思い出…でも下の子が同じ道を通るのかと思うと………。

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2歳半の頃。まだこの頃は大人に余裕があった。2歳ってイヤイヤの要素さえなければ恐ろしいほど可愛いんですよ。

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上のエントリから4ヶ月後、いよいよピークです。暖簾に腕押し、何を言っても逆効果、この世から”い”と”や”という言葉が消え去ればいいのに、っていつも思ってた。

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そこから3ヶ月、猿にまで八つ当たりをする始末。

この猿、こどもちゃれんじに出てくる猿なんですが、こどもちゃれんじはイヤイヤ期の子どもに微かな灯をともす存在だったかも。ホントやってて良かったしまじろう。

叱るんじゃない、褒めるんだと何回も何回も誓うんですが、どう頑張っても実践できない。つうかイヤイヤ期の子どもって褒めるところがないんですよ。それって冷静に考えたらすげぇ存在。

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叱っても聞かないなら脅すしかない。脅すのは良くないと思いつつも、ついつい使ってしまう最後の手段。

最近はめっきり脅さなくなったなぁ。

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イヤイヤ期が可愛いとかほざいたときから約1年、ようやく終わりを感じることができるようになりました。

イヤイヤ期を脱したとはいえ、そこは3歳児。取扱注意は相変わらず

イヤイヤ期を脱したからといって、悟りを開くように落ち着くわけではありません。やっぱり駄々こねるし、やっぱりイヤイヤスクリームを発動するときだってあります。

イヤイヤ期の頃に比べればまだ説得が通じたり、比較的短い時間でこちらの世界へ戻ってきてくれるんですが、それでも対応を誤ると一気にしょげて、下手したらまた不安定期に入っていきます。

保育園もようやくしぶらず行けるようになったのですが、休み明け、特に3連休以上あったときの休み明けは、ちょっと行きたくなさそうな顔をしています。これも対応を間違ってしまえば、すぐにガラガラガラと崩れ堕ちて保育園ヤダ病が彼の周りを取り囲んでしまいます。

そう、イヤイヤ期を脱したとはいえど、彼の周りは地雷原だらけ。
イヤイヤ期の真っ只中は逆に地雷が敷き詰められて踏まずにいられない状況だったので迷いがありませんでしたが、今は下手に地雷のないルートが隠れているので、無事を求めて恐る恐る足を踏み出す毎日です。

そして最近、私の地雷原センサが進化を遂げたと思うようになりました。なんというか息子をうまく扱えている気がする。忘れない内に、いま私が掴んでいるコツを書き残しておきます。

「◯◯したい」と言ったときは、最初に終わりをしっかり決めておく

イヤイヤ期を経た3歳児はアレしたいコレしたいのオンパレードです。よくあそこまで色んなことに欲があるなと感心します。

でも大概が「動画が見たい」だの「(もう終わらないといけない時間なのに)まだ遊びたい」だの大人にとってあまり喜ばしくない要求です。多少ならいいんですが、適量が分からないのが3歳児なので、放っておくと無限に続けるんです。

で、このときにいきなり「もう終わりね〜」と言っても絶対言うことを聞きません。全身を使った猛抗議にあいます。

本人は「無限にやる」という恐ろしい心意気で臨んでいるので、急に「もう終わり」と言っても納得しないのは当然かもしれません。

なので、何をするにも最初に「この時間までね」「一回だけね」と言って了解を取っておくようにしています。あらかじめ終わりがあることを意識させておく。それだけで全然違います。

了解を取ったとしても結局は「もうちょっと」と言うので、最初からアンコールがあることを見越して制限をかけています。小賢しい大人の浅知恵です。

うちの息子の場合、アンコール一回で済むことが8割、ほぼ全てにおいてアンコール二回で終わってくれることを掴みました。話せば分かるんです。

基本は”未然に防ぐ”

上で言ったことと本質的には同じですが、小さい子を相手にするときは予め行動を予測し、先に手を打っておくことがホントに重要です。

終わりの時間にしても予め予告しておくし、ヤバっ弟くんに手を出すかも、ってときはさりげなく間に入って距離を取らせます。

こぼしそうなものは近くにおかないし、危険なものは予め片付けておく。未然に防いでおけば大人も心置きなく子どもに接することができます。

あんまり先回りしすぎると失敗の経験がなくなってしまうので、わざと放っておくこともありますが、それは私の心に余裕があるとき。自分の中の仏心の残量と相談しながら子どもを遠巻きにコントロールしています。

大丈夫?は言わない

3歳児でもなんとなーく気分が乗らない日ってあるみたいです。特に休み明けの保育園なんかは何となく気が重いみたい。

そんなときに心配になってついつい「大丈夫?」って聞いてしまいがちなんですが、この言葉言えば言うほど逆効果なことを最近気付きました。

頑張ってる人に頑張れって言ってもアレというのと同じニュアンスみたいです。こちらも大丈夫?って聞いておきながらその心配ごとを解消する妙案を持ち合わせてはいません。そして息子も言ってもしょうがないことを分かっているから一人で気分を落としているんです。

なので大丈夫?って言いたくなるときはその言葉をぐっと飲み込んで、頑張ってる息子を褒めたり、別の話題で気を紛らわしたり、とりあえず何でもいいから褒めちぎったり。

そんな風にして何とか息子のテンションを上げています。イヤイヤ期の頃は何を言っても効果ゼロですが、いまの息子はそんな甘いパパの言葉で気分を上げてくれるくらい素直なので嬉しい限りです。

脅しも極力避けたい

「早く寝ないとオニが来ちゃうよ!」なーんてことを言って子どもを動かしてました。

でも最近はちょっとひねって「あ、もうオニさん来るよ。でも今から寝る息子くんは良い子だから、オニさんにパパ言っとくねっ」て言ってます。

言ってることは同じなんですが、案外これで誇らしそうに寝室に行ってくれるから不思議なもんです。

私が脅しに使うのは夜・オニ、昼・警察なんですが、「◯◯する子はお巡りさんに捕まるよ」「でも息子くんはそんなことしないからお巡りさん褒めてるよ〜」と言ってギリギリ脅しながら褒めています。

パパは友達寄りスタンス

できるだけ寛容に、できるだけ寛容に、深呼吸をしながら相手をしています。

子どもの遊びに付き合っていると内心「もう飽きたよー」と思うことも多いんですが、息子が安心して遊べる相手として、パパと遊んでいるときくらいは思う存分遊んでほしいと思っています。

教育も机の上でやんややんや言われながらやってもらうほど私は悟っていないので、電車遊びのなかで足し算や引き算を混ぜたり、私にとって無理のない範囲内で意識しています。

でももう小学校のことを考えて公文を習わせようという話になっていて、今の子ども(と通わせる親)は大変だとビビっています。

おわりに

3歳のイヤイヤが手強かった理由を思い出してみました。

いま思い出しても頭痛がするくらいの壮絶な1年だったのですが、今目の前で素直に生きてくれる息子を見ると、頑張って良かったと涙ぐみそうになります。言うてまだイヤイヤ言うてるんですけどね。