我が家は5歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は子鉄兄弟のもとにもやってきたサンタさんからのプレゼントについて。
登場人物紹介
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兄:5歳0ヶ月 |
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弟くん:2歳9ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
5歳・2歳の子鉄兄弟のクリスマスプレゼントは
ここまで子鉄子鉄と書きまくればなんとなく想像がつくと思いますが、我が家にやってきたサンタさんからのプレゼントは、ずばり【ロマンスカーの切符】です。
でーん。
ロマンスカーは新宿駅まで何回も観に行ったことがありますが、乗るのは初めて。もちろん私も初めて。
行きはM S Eで大手町駅からの乗車(東京メトロ千代田線直通運転)のやつ、帰りはG S Eでしかも展望席のある車両の前から2番目の席(上の画像の赤い車両のやつ)。箱根湯本までの日帰り電車旅です。
当然うちの子鉄たちもロマンスカーのM S EとG S Eの二つの違いをちゃんと理解しています。あんな小さい子どもから「ちかてつちょくつーうんてん」って単語が出るんだから。あなおそろしや。
ちなみに切符だと漢字が読めない(兄)・何も読めない(弟)なので、ネットから拾ってきたロマンスカーの画像にふりがな付きで行き先・時間を描いてます。
それを百均で買ったストラップに入れて完成です。
奥にもう1セット同じようなストラップが見えると思いますが、もちろん兄弟喧嘩を避けるためです。
実はそれぞれのストラップに行き道と帰り道の切符をちゃんも入れ込んでいて、行き道のチケットを入れているほうが行き道に乗るM S Eのカードを前にしていて、帰り道のチケットを入れているほうが帰りに乗るG S Eのチケットを前にしている、という細かな工夫をしています。
コレで当日取り出すときに分かりやすいはず。
クリスマスプレゼントに「切符」がおすすめな理由
世界中に散らばるサンタクロース様に来年以降の耳寄り情報をお知らせすると、クリスマスプレゼントに「電車の切符」って想像以上にオススメでした。
品切れが少ないし、足元を見られない
人気のおもちゃだとクリスマス時期には品薄になったり、足元を見られて割高だったりするけど、切符ならそんなことは起こりません。
子どもへのクリスマスプレゼントに切符を贈ろうなんて家庭は多くないので、クリスマスプレゼントを理由に品薄になることはないし、日と時間をうまく選べば比較的容易に手に入れることができます。
隠しやすい
サンタさんがね。
ほら世界中の子ども達に一晩の間でプレゼントを配らなければならないサンタ業務は、如何に効率的にプレゼントを持ち運ぶかが勝負の分かれ目だと思うんですよ。
なので個人的な想像ですが、サンタクロースは配るプレゼントをどこか目立たないところに隠して保管しているのではないかと思うんですね。いやぁ、根拠とか確証はないんですが、そんなに的外れな推測じゃないはず。
この推測が的外れなものでないとすると、切符は小さいし極薄だし、サンタクロース業務を遂行させるのにうってつけなんですよ。
クリスマスが終わったあとも良い子にしてくれる
クリスマスプレゼントとして貰ったロマンスカーのチケットですが、乗車日はまだ先です(このエントリを公開した時点では乗車している予定)。
サンタさんは気が利くタイプなので、ちゃんとパパ・ママの仕事のない休日の指定席をおさえてくれたんですよ。ホント偶然、何も予定がない休日。サンタさんってなんて気の利くおじさまなんだ。
つまりは、クリスマスが終わっても「良い子にしてないとこの切符、サンタさんが持って帰っちゃうかもよ」って言えるんですよ。気を利かせてくれたサンタに対して2mmくらい申し訳ない気持ちになりましたが、でもありがたく利用させてもらいました。
クリスマスまでは「良い子にしてないとサンタさん来ないかも」と言う呪文が世界中のあらゆる家庭で唱えられて、実際に効果てきめんな効き目をみせていたと思われますが、クリスマスが終わった途端その魔法が解けるっていうのが通例。
でも、今年の我が家はサンタクロースがプレゼントをばら撒いた後も暫くはこの呪文が有効なんですよ。これはかなり画期的なことです。
喧嘩にならない
兄弟の場合には、これがかなり大事。あいつら何を贈っても喧嘩になるんですよ。
違うオモチャを贈ろうものなら、どっちが自分のものなのかを巡って争うし、同じモノをプレゼントしても2つとも自分のものにしようとして喧嘩が起こるんです。喧嘩をするために二人が兄弟になったんじゃないかと思うほど、二人の周りは地雷だらけ。
でも、電車のチケットはそれ単体はほとんど意味をなさないもの。所有権をめぐる争いも起こりません。仲良く2人シェアし合ってました。うん、これだけでも最高だよ。
邪魔にならない
サンタクロースからのプレゼントって特別だから、どうしても肥大化してしまいがちなんですよ。大物でも受け入れざるを得ない雰囲気がある。
その結果、家の中でかなりの存在感を出して鎮座することになりかねません。で、オモチャって熱しやすく冷めやすいので、気付いたらもう遊ばれなくなっちゃう。我が家にもそうやって存在感ばかりが目立つオモチャがたくさんあります。
電車の切符ならそんな心配は皆無。時が来れば完全になくなってくれます。残るのは良い思い出だけ。
お替りをねだられない
子どもと電車に乗るとありがちなのが「次はいつ乗るの」のおねだり。一回乗ってしまうと何回でも乗れると思ってしまうらしく、このトラップに何度痛い目を見てきたことか。
ロマンスカーももし普通に乗ってしまうと、また乗れると思われてしまいそうでしたが、「サンタさんから」という超絶特別なプレゼントという立ち位置のおかげで、普通にねだっても乗れないという印象を持ってもらえます。心置きなくプレゼントできるってもんです。
子どもの反応
ちなみに子ども達にはロマンスカーのチケットが来ることは前もって言っています。
プレゼントのリクエストがコロコロ変わって困る系の悩みをよく聞くんですが、我が家はなぜかそれがほとんどないので助かっています。一回決めたら割ともう変えないんですよ。
この性格ってこういうときは助かるんですが、欲しいものが品切れとかだったときには大変です。
そんなわけで予め何が来るのかをだいたい知っていた子ども達。サンタクロースがプレゼントを置いていった朝の反応も「やったーっ!」というよりは、「(ちゃんと良い子にしてて)あってよかったーっ!」的な感じでした。
ロマンスカーのチケット以外にもサッカーボールやお菓子も置かれてあったので、そっちのほうに目がいっていた…。
でも、その日の保育園では「ロマンスカーのチケットがあった!」って口々に言っていたので、やっぱり一番嬉しかったのはロマンスカーのチケットのようでした。
もちろん、他の子達と誰一人被ることなく、オンリーワンなサンタクロースからのプレゼントになりました。
おわりに
つい先日、実際にロマンスカーに乗って日帰りで箱根湯本まで行ってきました。なかなかのハプニング満載で楽しい日帰り旅行となったので、これはまた別エントリーでまとめようと思います。
子鉄兄弟へのクリスマスプレゼントとして、電車のチケットは良いぞという話でした。来年も引き続き電車好きのままだったら、かなり有力な選択肢になるはず。
(2019年、これが最後のエントリになる予定です。皆様良いお年をお過ごしください。)