我が家は4歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は上の子の新たな「できたよ」記念日について。
登場人物紹介
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兄:4歳3ヶ月 |
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弟くん:1歳11ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳のお兄ちゃん、不器用なりに手先を使ってもらう
4歳になるお兄ちゃん、残念ながらかなりの不器用さんです。運動神経は割と良さそうなんですが、手先の細かな動きが苦手です。走るのは速いけど球技はヘタみたいなイメージ。
4歳の器用レベル上級の「鉛筆で書く・描く」のも当然上手ではなく、同じ歳の友達の絵のクオリティに比べると、親の私が見てもちょっと…うん…残念かなというレベル。もちろん親バカ補正をかけているのでピカソの芸術に見えるんですがね。
そんな手先がぶきっちょな息子ですが、かといって文字の書き取りやお絵かきから逃げられるわけでもないので、最近ちょこちょこと鉛筆を持たせる時間を増やしています。
本人はまだ自分が不器用であることに気づいていないようで、何を書いても大人が褒めてくれることもあり、お絵かきや書き取りへの拒否反応はありません。むしろ誘ったら喜んでやってくれるので、今のうちに少しでも手先が器用になってくれれば…。
実際のところ、これくらいの年齢の子は手先の器用さより、如何に多くの時間触れさせるかが大事だしね。
息子が初めて自分の名前を書いた日
そんなこんなで書き取りのワークをはじめてしばらく経ったとある今日。息子が初めて自分の名前を紙に書きました。
ちょっと分かりづらいですが、紙の右上に書かれている「トう」と言うのが名前です。そう、わたしトうさんって言うんです。トうさんちの父さんやってます。全体的に冗談です。
これまでも電車の名前を使ってひらがなの書き取りをしていました。ちなみにこれ使ってました。
なのでひらがなを書く練習はしていたし、それ以外にも隙をみてはちょこちょこ文字を書かせていたんですが、自分の名前を書いたのは初めて。
書いたのは苗字で、とうぜん私も同じ苗字を持つ人間です。いや別に由緒ある家では全くないし、家柄とかも全く気にしたことないんだけど、それでも自分とこれまでともに生きてきた苗字が、いま目の前で次の世代の子どもに引き継がれたような気がして、なんか腹の奥から嬉しい気持ちが溢れ出てきました。なんだろうな、今まであまり感じたことない自分のアイデンティティを擽られた感じ。
そうか、そうか。君もわたしと同じ苗字で生きていくんだね。結構なマイナー苗字で親戚以外で同じ苗字の人にほとんど会ったことがないから、尚更にジーンとくるものがあった。
ようこそ私の一族へ。これから何百何千と書くことになろう自分の名前のファーストライティングに立ち会えるとはとっても光栄です。
息子から初めて手紙をもらった日
いつもは子どもたちの晩ご飯に間に合うように帰っている(ヒマな)私ですが、ここ数週間とっても忙しくて夜起きてる時間帯に帰られない日が続いていました。
小さな子どもがいる家庭で、仕事に一日中潰されるって子どもにもママにも自分自身にもストレスフル。みんながフラフラしていました。
そんなある日の夜、家に帰って1人リビングでぐったりしていると、ダイニングテーブルに何やらお手紙が置いてありました。
読めます?「パパ だいすき」って書いています。
100パーの確率でママの差し金ですが、それでもこの手紙を見て喜ばないはずはない。一気に疲れが吹き飛びました。
たった一言だけですが、この一言にはベホマズン級の威力がありました。嬉しかったなぁ。
最近パパがお疲れのお家がありましたら、裏でママが手引きをしていたとしてもなんら問題ないので、この回復呪文を試してみてください。
読み書きができると更なるレベルアップ感がある
4歳を過ぎて、ひらがなやカタカナをだいぶ読めるようになりました。文章で書かれていても読めるし、ただ文字を読むだけでなく、書いてあることの意味もだいたい把握できるようになりました。
そして読むことができるだけで、こんなにも楽になるのかというのを最近実感してます。
親の言うことは聞かないくせに、注意の文章には従うんですよ。とまれ、さわるな、はなれろ等々。今が人生のなかで標識に従って行動できるピークのときかもしれない。世の中の注意系の看板がひらがなでも書かれている効果をまざまざと見せつけられています。
書き取りはまだまだ鍛錬の必要なレベルではありますが、こうやって私のハートを癒すパワーがあることを目の当たりにすると読み書きができるって子どもレベル高いなぁと感じております。
おわりに
初めて自分の名前を書いた記念日に、初めてパパにお手紙を書いた記念日。きっと息子はもうすでに忘れてしまったであろう些細なことですが、親になるとこんなことで涙腺を揺さぶられるんですね。