我が家は4歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回はいつものんびり癒し系男児の弟くんについて。
登場人物紹介
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兄:4歳3ヶ月 |
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弟くん:1歳11ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
おっとり系癒し男児の1歳くん
我が家の弟くん(1歳11ヶ月)は、のんびり屋さんのマイペース男児。兄がチャキチャキ系の神経質男児なので、その大らかさがより際立っています。
愛嬌があって甘え上手でもあって、ホント典型的な弟気質なヤツです。我々大人はそんな彼の放つ大量のマイナスイオンにいつも癒されております。
そんな、のんびりおっとり系で、癒し系男児な弟くんですが、ときにはおっとり系では済まされない動きをすることも。そう、おっとりの範疇を超えてどんくさい域にまで達しているんです。
おっとりはまだ可愛く見ていられるけど、どんくさいまで行ってしまうとちょっと心配になります。だって男の子は運動が出来てなんぼみたいなところがあるじゃないですか。特に子どものうちは。
そんなわけで今回は我が家のおっとり系1歳児が見せるどんくさい疑惑5選です。
おっとり1歳児、どんくさい疑惑5選
いつまでもボールに追いつかない
公園なんかで大きなボールを持って遊びに行くとですね、楽しそうにいつまでも転がってるボールで遊んでるんですよ。
平坦な公園なんですが、不思議とボールが転がり続けるんです。永遠に追いつかないんですよ。不思議だなぁ。
…実際には、コロコロ転がったボールは当然そのうち停止するんですが、そのボールを追いついて手で取ろうとすると足が先に出てしまって蹴りだしてしまいます。おー永遠に追いつかないねー(棒読み)。
ボール1つでここまで楽しんでくれて、親としては楽な限りなんですが、なんか複雑な感情になってしまいます。
三輪車が遅い
遅いんです。4歳の兄も乗る木製の室内バイクがあるんですが、兄と同じバイクとは思えない遅さ。
4歳児と比べているから…とお思いのあなた。兄が1歳そこそこのときと比べても2歳前の弟くんは段違いにノロノロ運転なんです。
暴走されるよりは全然いいんですが、これじゃいつまで経っても兄と一緒に遊べないじゃないか。
ちなみにこういうクルマ型のオモチャは、今でも押し車として遊ぶほうが楽しめています。
近くの公園で土日にこういったクルマ型のオモチャを無料で貸し出してくれるんですが、周りの同世代の子たちが乗って遊んでいるなか、一人楽しそうに押して遊んでます。
段差の目測と自身の身体能力の差が激しい
目の前に段差があって、それを目視で確認して、なんなら「よーし、いっちょ乗り越えたるか」みたいな空気を出して、段差に向かってもなかなかの高確率で躓きます。
多分、自分の中で思っているよりも自分の足が上がってないんですよね。1歳前後のあんよが出来るようになった子どもならまだ可愛らしいで済まされるんですが、あんたもうすぐ2歳ですよ…という気持ちになります。
ハトが余裕を見せる
ちびっこが見つけるとテンションマックスで追いかけるもの。それは鳩。
他の鳥たちにも興味はあるんですが、他の鳥は早いですからね。幼児が「ひょっとしたら捕まえられるかも」と思ってしまうノロさを持っているのがハトです。
でも未だ一度も捕まえられたことはありません。ギリギリのところで逃げ足が速いんです。
でも俊敏系1歳児だった兄のときは、ハトのほうも「もしかしら捕まるかも」と思って本気で飛んで逃げていたんですが、どんくさい系1歳児の弟くんの場合は、ハトが舐めくさってまともに逃げません。
そこまで露骨に態度変えんなや!ウチの息子やって必死やねん!可哀想やろ!とハトに対して妙な怒りを覚える私です。
ハトに舐められる1歳(弟)・ハトに逃げられる1歳(兄)
しゃべり方がどんくさい
ここまでどんくさい瞬間を挙げてきましたが、言葉の発達は比較的早かったりします。兄よりも全然早い。
でもね、喋り方が舌足らずで超可愛いの。みなさんが想像する可愛い幼児の舌足らずな喋り方をまんまそのまま体現しています。
舌足らずな喋り方をするだけで、実際には喋りに関してどんくさいことはないんですが、普段のどんくささと相まって、余計にどんくささを際立ててます。
動きがどんくさい割に実は手先は割と器用なんですよ。気づいたらプラレールを一人で組み立ててるし、積み木なんか1歳なる前から黙々と積み上げていたような気がします。逆に言えば、ここまで器用なのにこの有様。器用なんだけど根本的な気質が鈍いようです。
一方の兄はホント正反対で、運動神経は目を見張るものがあるのに手先が不器用。プラレールも最近まで組み立てられなかったし、ボールも上手く投げられない。チャキチャキしてて神経質で、どんくさいとは正反対な性格なんだけどね。
世の中上手く出来ているというべきか、上手く出来ていないというべきか…。
ヤンチャ男児とおっとり男児、可愛いのはどっち
我が家の兄弟、同じ親から生まれたとは思えないくらいに性格が真反対です。
4歳の兄はヤンチャ系・わんぱく系・ワガママオレ様系の性格をしている一方、2歳前の弟くんはおっとり系・のんびり系・甘え上手な癒し系の性格をしています。
叱ったときの2人の反応の違いが一番顕著です。お兄ちゃんは叱ったら逆にギャーギャー騒ぐタイプですが、弟くんはしゅんっ…とするタイプ。あまりの違いに大人が戸惑ってしまいます。差別にならないように、でもそんな二人に合わせて色々使い分けるのが大変です。
弟くんの妊娠が分かったとき、もう一人同じようなヤンチャ男児が家族に加わるのかと内心ビクビクし、我が家が崩壊するんじゃないかと心配していました。生まれてきたのがおっとり系でホント良かった。もし二人とも似たような気質でヤンチャだったらほんとに手に負えなかった。
一方で、2人性格は全く違いますが共通点もあります。それは2人とも可愛くて可愛くて仕方がないところ。
2人それぞれに違った魅力があってどちらもすごく可愛い。一粒で2つの味を楽しんでいる私がヤンチャ男児とおっとり男児の魅力を語ります。
ヤンチャ男児の魅力はギャップ
(*出初式で消防車についているしめ縄のミカンを取ろうとする図(ちゃんと止めました)*)
ヤンチャ男児はなんと言っても飽きがこない。毎日毎日色んなヤンチャくれな行動をしてくれるんで、目が離せません。
いけないこと、危ないことをたくさんやって叱られもするんですが、何故か憎めないんですよ。
あとね、ギャップです。色々騒がしい男なんですが、ときおり甘えてきたり、可愛らしく笑ったりして、そのギャップに萌えてしまいます。
3歳のイヤイヤ期までは何を言っても馬の耳に念仏で、言うことを聞いてくれないイメージしかなかったまさにデビルだったんです。それが天使の4歳になって徐々に言うことを聞いてくれるようになり、言わなくても自分でできるようになってきて、そんな姿にいちいち大感動してしまいます。これもギャップの可愛さと言えなくもない。
なのでヤンチャ男児の可愛さは、ギャップの可愛さなのかもしれない。
おっとり男児は存在が可愛い
(*オモチャで遊ぶのもおっとり*)
おっとり男児の弟くん。いつも破天荒な兄に押され、存在感の薄いことも多いです。
自分が使っているオモチャを兄が取ろうとして喧嘩。最初はお互いギャーギャー騒いで(泣いて)るんですが、最終的には弟が譲る場面が多いです。自分が遊んでたんだから、もう少し強く出てもいいんだよ…。
そんなおっとり男児はただただ可愛い。そもそも幼児なんて何もしなくても顔を見てるだけで可愛いと思うように人間はできているはずなんです。ギャップで可愛さを感じさせる必要なんて本当はない。
満面の笑みでよちよち近づいてきて…ギューーーッとしがみついてくるんですが、あまりの可愛さに昇天してしまいそうになります。
あと大人が横にソファなどでダラダラしていると、兄は「一緒に遊ぼうよ」と起こしに来るのが、弟は何も言わずに一緒にゴロゴロしに来ます。可愛いったらありゃしない。
その他、食べながら眠りこけるみたいなザ・幼児の動きをたくさん見せつけてくれて無条件に可愛いです。
ヤンチャ男児とおっとり男児、可愛いのは?
可愛いのはどっちかと言われれば、どっちも甲乙つけがたいとしか言えません。だってどっちも可愛いんだし。
育てていて大変なのはヤンチャ系なほうだけど、ちょっとのことでも感動が大きいのもヤンチャ系。おっとり系は可愛さを楽しむ余裕を与えてくれるし、精神的に楽。でも刺激は少ないかな。
なのでどっちもそれぞれ可愛いんですが、一つだけ確実に言えるのは、ヤンチャ男児とおっとり男児の兄弟は足し算じゃなく掛け算の可愛さになる、ということです。
これがね、おっとり×おっとりだと多分足し算の可愛さにしかならないし、ヤンチャ×ヤンチャだと足し算どころか引き算されて目を剥いてしまうはずです。
我が家はお兄ちゃんがヤンチャだったから、おっとり系の弟が新鮮でより可愛く思えたというのも確実にあります。これも1つのギャップ。
弟くんがおっとりしているおかげで、兄弟喧嘩にならずに済んでいる場面もたくさんあります。
「動」の兄と「静」の弟。それぞれが持つ可愛さをお互い殺し合わずに上手く共存されています。
兄がおっとりで弟がヤンチャな場合には組み合わせとしてはヤンチャ×おっとりで同じだけど、楽なほうから大変なほうへの変化だからキツいかも。なので組み合わせとしてはヤンチャ兄におっとり弟が最強だと思います。
おわりに
我が家ののんびり王子のどんくさい疑惑をお送りしました。
チャキチャキ系の1歳児も可愛かったけど、ドジっ子系の1歳児も目ん玉飛び出るくらい可愛いんです。
どてどてどてってやってきて、「パパ、だこー(抱っこ)」なんて言われたら抱っこして抱きしめて持ち歩きたくなります。
あー可愛いなぁ。