我が家は小学2年生のお兄ちゃんと保育園年長組の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は小学2年生にオンライン家庭教師をお願いしてみた話。
- 登場人物紹介
- 小学2年生、いつの間にか受験の足音が。
- 中学受験を見据えてオンライン家庭教師をお願いしてみました
- とまと先生、控えめに言ってカリスマでした
- 学ぶことの楽しさを知るのは今が一番なのかも
- おわりに
登場人物紹介
![]() |
兄:小学2年生 |
![]() |
弟くん:年長ボーイ |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
小学2年生、いつの間にか受験の足音が。
この辺だと中学受験するのに、小学校3年生の2月くらいから塾に通い出すのが普通なようなので、まだ1年以上あるっちゃあるんですが、とはいえあと1年したら受験がスタートするのかと思うと、ちょっと驚きが隠せない。
学校の授業も、ほんのこの前まであいうえおの50音をやっていたような気がするんですが(いやそれ1年生の最初だわ)、夏休み前にやっていた宿題は「雲」「夏」「公」の漢字の練習だったし。雲とか夏とか結構難易度高いぞ。
ちなみに話が逸れますが、「公」の漢字練習をしているときに、「パパ、『公』の漢字ってハムにしか見えないんだよ」と言ったらバカウケしてました。
中学受験を見据えてオンライン家庭教師をお願いしてみました
今のところ学校の授業でなにか問題があるわけではないのですが、ただ息子の学習面には多少の不安を感じるところもあって、ブログ友達の
さんのカリスマ塾講師の記事を見るたびに、「こんな先生に息子をみてもらえたなぁ」なって思っていたのです。そんな願望をとまとさんのブログに度々コメントしていたら、縁あってオンライン塾をやってもらえることになりました!まさかまさかの展開で、不惑が近い私もフワッフワに浮き足立ってしまいました。ちなみに「息子の学習面で多少の不安を感じるところ」というのが、2歳下の弟と比較したときの理解力の乏しさです。弟の要領が良いというのもあるんですが、なんというかもっと分かってほしいなぁと思う場面がしばしばあるのです。
普段の会話でも、"質問の意図を汲み取って回答する"みたいな能力が弟くんと比べてちょっと見劣りしていると感じています。現在のところ、それで何か不都合があるわけではないんですが、でもそれって授業についていけなくなる原因になってしまうんじゃないかって不安があったんです。
とまと先生、控えめに言ってカリスマでした
今回、とまと先生には「本格的な中学受験の勉強が始まる前の助走として、学ぶことが楽しいということを体験してもらいつつ、いつの間にか中学受験に使える知識を…」というかなりの無茶振りな内容をお願いしました。
理解力を鍛えるっていうのも一朝一夕でなんとかなるものではないし、まずは学ぶことは楽しいということを知ってもらうのが大事だ、ということでこのような設定としました。
これも事前に何度も打ち合わせをしてもらい、上記のような不安面をお伝えしつつ、小2の今の息子にとって何を授業してもらうのが一番良いのかを相談…というか手取り足取りアドバイスしてもらったうえでの設定です。
実際の授業の様子は、とまと先生の記事に詳しく載っているので、そちらを見てもらうとして、ここでは私の備忘も兼ねて、「こりゃすごいわ」と思ったところを書いてみます。
▼授業がびっくりするほど分かりやすい
ベタですが、やっぱりこれが一番大事です。今回は「こん虫とせっ足どうぶつ」「夏のせいざとせいざはやみ」「花のつくりと夏のしょくぶつ」の3回をお願いしたのですが、個人的には2回目の「夏のせいざとせいざはやみ」の回が一押しでした。
上のとまと先生の記事では、この回についての反省?が書かれていましたが、いやいや、この回こそとまと先生の真骨頂でしたわ。他の2回の虫や植物は息子にとって身近な話題で、図鑑などで覚えた多少の知識もあって息子も食い気味だったんですが、星座に関しては全くのノータッチ。
全く知識も何もない単元の内容を、たった40分の授業で興味を惹きつけつつ、しっかり知識をつけるって神技です。授業後のリアクションもこの回が一番でした。「星座早見盤を早く使ってみたい」とノリノリだったし、おもしろフレーズで覚えた夏の大三角の一等星もしっかりおもしろフレーズのままで覚えてくれています。
小2のハートを鷲掴む授業も素晴らしいんですが、何がすごいかって、小2の頭の中にスッと入ってくる言葉選びですよ。
私たちが何か新しい知識を教えようとすると、どうしても小2がまだ知らない言葉が出てきがちで、「それって何?」ってなって、結局教えたいことから逸れていくみたいなことがままあるんです。なのに、とまと先生の授業では、それが一切ないんです。
先ほど息子は"質問の意図を汲み取って回答する"能力がイマイチと書いたんですが、その8割くらいは我々の質問の仕方が下手なんだというのが、(薄々気づいてましたが)改めて思い知らされました。
小2に理解できる平易な言葉で、小2の興味をガシガシ鷲掴みにしつつ、知識をガンガン身につけさせる様子は、控えめにいってカリスマです。
▼息子の目がキラキラする授業
子どもって分かりやすくて、「オラ、ワクワクしてっぞ」というのが目に出ます。文字通り目がキラキラするんです。
うちの息子もたまーにそういう顔を見せるときがあるんですが、そういえばここしばらく見ていませんでした。が、とまと先生の授業では、常に目がキラキラしてて、「おおおおぉおお、なるほどー!(キラキラ)」みたいな瞬間もひっさしぶりに拝むことができました。
これも繰り返しになりますが、話の組み立て方がうまいんです。うまーく小2が自分で気づいてキラキラするように仕向けているんです。私には、ここまで手のひらでコロコロに転がせられません。
今回オンライン授業を隣で見学させてもらっていましたが、こんなに目をキラキラさせる授業をしてくれたら、そら子どもは勉強が楽しくなるに決まっているし、やっている先生もきっと教師冥利に尽きるんだろうなぁ。
話が脱線して面白い話をする先生はたくさんいると思いますが、きちっと授業のレール上をはみ出さず、その上で生徒の目をキラキラさせ続ける授業には脱帽です。
▼褒めて伸ばす、間違っても褒めて伸ばす
とまと先生は答えを間違っても、自分で考えて出した答えならしっかり褒めてくれます。褒めたうえで正しい答えに導いてくれます。
大人でもそうですが、間違っていることを正すってすごくエネルギーを使います。特にうちの息子は、少し言い方をミスるとムキになり、自暴自棄になって余計にエネルギーを消費するハメになります。
なので、この「間違いを正しい答えに導く」というテクニックは、さすがプロ、さっすがプロというテクニックでした。ちゃんと一回褒めるのが肝要なんですね。んでもこれは真似するの難しいな…。
学ぶことの楽しさを知るのは今が一番なのかも
全3回の授業を息子に受けさせて、本当に良かったと思います。中学受験にもつながる実践的な内容だったことももちろんですが、一番はやっぱり息子が楽しそうだったことです。
「授業が楽しい」というのはとまと先生の授業を形容するには不適切で、「学ぶことが楽しい」と感じさせてくれる授業をしてくれました。こんなん我々素人には到底無理だし、色々な制約がある学校の授業でもきっと難しいんだろうなぁと思います。
とまと先生という凄腕が、思う存分そのリソースを詰め込んでくれた奇跡なんだろうなと感動しております。
1年後には楽しいだけじゃ済まない受験勉強が始まると思うと、今のうちに「学ぶことが楽しい」ということを知ることができたのは、息子にとって大きな財産になってくれると思います。
受験勉強の先取りをお願いしたいわけではなかったので、毎週の授業という形はちょっと負担が大きいかなと思い、今回はこの3回の授業とさせてもらいましたが、不定期に今回のような短期授業の機会があれば、是非またお願いしたいと思っています。
おわりに
筆が遅くて、全3回の授業が終わってから1週間以上経ってしまいましたが、改めてとまと先生にお礼申し上げたいと思います。この3回の授業で学んだ知識は、今後の生活の中でも折に触れて話題に出していこうと思います。
▼とまと先生、私のような一般人でも実践できる中学受験に向けての英才声かけ法をnoteに書いてます!