我が家は5歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は他県へGoToできなくなった替わりに都内でInToしてたくさんGetGetしてきた話。
登場人物紹介
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兄:5歳8ヶ月 |
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弟くん:3歳5ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
GoToできなくても自然と触れ合えるTokyo
憎きコロナ禍により東京都内から出ることを禁じられた我が家(大げさ)。毎年お盆の時期には関西のおじいちゃん・おばあちゃんに会いに行ってましたが、今年はオンライン帰省に留めて、都内でのんびり過ごしています。
おじいちゃん・おばあちゃんの家に行けばすぐそこに大自然が広がってるので、息子が大好きな昆虫採集に精を出すことができたのに…なんて残念に(ホントはホッとしてたり)思っていましたが、よくよく近所を見つめ直してみると、そこには案外色んな生き物が溢れていたことに気づきました。
東京内でも電車に1時間揺られれば結構な自然が広がっていることは何となく知ってましたが、そういんじゃなくて、徒歩圏内・自転車圏内でも目を凝らして探せば色んな生き物が捕まえられたよ、って話です。
我が家が住むのは東京都文京区でかなり都心に近いのですが、それでもこんなに捕まえられるんだ…と軽く驚いています。
ちなみに私は虫に詳しいわけでは全くないので、「こんなに珍しい昆虫がいた!」とか言うのではなく、「メジャーだけどまさかこんな都心でも捕まえられるとは…」っていうテイストでご覧ください。
この夏、23区で捕まえた生き物一覧
セミ
都心にもいる昆虫類の代表格といえばセミ。外に一歩でればけたたましい音量で存在をアピールしてきます。
アブラゼミ・ミンミンゼミが多いんですが、よく耳を澄ませばツクツクボウシもいる。
で、やっぱり夏本番になって数が爆発的に増えたのか、手の届く位置にたくさん止まってる。ちょっとホラーっぽく言いますが、皆さんが何気なく近くを通り過ぎている街路樹の、皆さんの手の届く位置にも、よーく見るとセミが止まってるんで、よく見てみてください。
ちなみにウチの5歳児は、こんだけ気軽に捕まえられるようになると面白くないらしく、最近は「あ、セミいた!」と言って指差すだけで終わりです。ダンゴムシ並みの扱いになってしまった…。
セミが待ち遠しかったあの頃が懐かしい涙
ザリガニ
田舎に住んでいた子どもの頃、毎日日が暮れるまで取っていた記憶のあるザリガニですが、なんとこんな都心にもいた。
我が家が知ってる限りでは、江戸川橋公園、本郷給水公苑、教育の森公園(占春園)にいます。占春園のザリガニは筑波大附属小の子どものための保存用?なのか捕まえるの禁止ですが、見るだけならOKです。
給水公苑のほうが数はいそうですが、池の形状的に捕まえやすそうなのは江戸川橋公園。我が家も2匹捕まえることができました。ちなみに家で飼える気がしないので、キャッチアンドリリースが基本です。
給水公苑のザリガニがいる池にはメダカも泳いでいたので、今度行ったらメダカを捕まえてやろうと目論んでます。
ヤゴ
トンボの幼虫、ヤゴです。こちらは地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅降りてすぐの教育の森公園にいました。
わたし自身ヤゴを生で見るのは実は初めて。こんなゲテモノな見た目してるんですね汗。
写真で見るとザリガニと同じ大きさですが、実際には数センチってとこで動きもザリガニに比べたら鈍いので、5歳児でも十分捕獲できます。
ヤゴなら飼えるかなぁなんて少し調べてみたら、食べるのが生きたミミズとかおたまじゃくしとか書いてあって断念。ザリガニのほうが雑食でまだ飼いやすそうやったわ(飼わないけどね)。
トンボ
ヤゴがいるなら成虫のトンボもいるって話です。数は多くないですが都心でも割と見かけます。教育の森公園だとパッとみた感じ3〜4種類はいたような気がする。
そしてトンボってすごいすばしっこいのね。全然捕まらない。取り敢えず真っ直ぐ近づくとすぐに逃げられるので、蛇行しながら近づくのが良いらしい。そうするとトンボさん気づかないらしいです。上手な人は素手でも捕まえられるみたいですが、いやまじ無理。すばしっこすぎて虫網でも捕まんない。
写真は何とかひーこらして捕まえたギンヤンマトンボ。水辺に止まっているところをグバッと捕まえました。
5歳児はトンボにあげる〜と言いながらオンブバッタを捕まえて虫かごに入れてました。
カブトムシ・クワガタ
お台場でやっていたカブトムシ・クワガタムシを触れるイベントです。ここにカウントするのは反則ですが、まぁ23区内で捕まえたことには違いない。
まだやっているみたいなので、夏の思い出がまだって方は行ってみるのもいいかも。我が家はお盆の一番混む時期に行って45分待ちでしたが、お昼ご飯の時間帯とか夕方の時間帯は空いてるみたいです。
単に見つかるだけだったら、小石川植物園とか新宿御苑にいるみたいなんですが、これらの場所は採集禁止なんですよね。
23区で採ろうとするなら世田谷の砧(きぬた)公園とか等々力渓谷あたりが良いみたいです。我が家が住む文京区の公園にはカブトムシがいるクヌギの木が生えている公園がほとんどないので期待薄のようです。唯一あるとすれば江戸川公園(ここにはクヌギの木がある)なので、今度よく探してみよう。
なお、ウチの5歳児はカブトムシ・クワガタを何の躊躇いもなくガツガツ捕まえてました。セミは怖くて虫網越しでしか触らないのに…と不思議に思ってましたが、どうやら保育園で飼ってるみたいです。最近の保育園はこういうことまでやってくれるんだなぁ、先生達は大変だろうなぁとカブトムシをガシガシ掴む息子を見ながらしみじみ感じるのでした。
金魚
はい、これも反則のやつですね。釣り堀で釣った金魚さんです。まあ、でもこんな都心に釣り堀があることが珍事ってことで。詳しくはこのエントリをご覧ください。
蝶々系
残念ながら写真を撮っていないのですが、蝶々系も結構捕まえてます。モンシロチョウとかヤマトシジミチョウとか。ちなみにヤマトシジミチョウってこんな蝶。
体長が数cmで動きも緩く捕まえやすい!モンシロチョウも比較的捕まえやすいです。
モンシロチョウよりも二回りくらい大きいアゲハチョウになると動きも早くなかなか捕まえられません。蝶々だからって背の低い花や草あたりを探してしまいがちなんですが、アゲハチョウ系は結構木の上のほうを飛んでいます。10回遭遇して1、2回捕獲できるかなって感じ。アゲハチョウを捕まえると大人でもちょっとテンション上がります。
おわりに
この夏はずっと虫網を持って灼熱の中歩かされてばかりいた気がする。
早く秋が来ないかなぁと思いつつ、案外童心に帰って虫捕りを楽しんでいる気持ちもあったりします。このひと夏で虫捕りの技術もだいぶ向上したわ。あーでももう来年は勘弁。
とにかく、都心のコンクリートジャングルを縫って自然の虫達も逞しく生きているようです。
ちなみに我が家が捕まえた場所はこちら。
- ザリガニ:江戸川公園(文京区)
- ヤゴ:教育の森公園(文京区)
- トンボ:教育の森公園(文京区)
- カブトムシ:デックス東京(江東区)
- 金魚:市ヶ谷フィッシュセンター(千代田区)
- 蝶々:江戸川公園、教育の森公園等々(文京区)