パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

子鉄の終わりは意外と静かに

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我が家は5歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は5歳のお兄ちゃんの変化について。

登場人物紹介

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兄:5歳7ヶ月
生まれてこのかた電車を愛でて生きてきた。

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弟くん:3歳4ヶ月
兄の背中を追い、電車の背中を追う人生だった。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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5歳半男児、子鉄歴4年半

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うちの5歳半になる長男、物心ついたときからずーーっと電車のことが大好きでした。

我が家には全国各地の特急や新幹線、通勤電車のプラレールが轟音を立てながらリビングを所狭しと走行するのが日常だったし、兄弟喧嘩の一番の理由はレールを壊されたとか連結を壊されたとかのプラレール喧嘩。このプラレ喧嘩はホントに不毛なのでどうにかしたかった。

ビフォーコロナのお出かけといえば近場の色んな電車に乗り鉄が鉄板のメニュー。

(コロナなうのときも行ってたわ)

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息子にとっての聖地といえば、やっぱりどう考えても「てっぱく」でした。

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そういえば、歯磨きのときだけスマホの動画を解禁していたけど、観るのは決まって電車の走行動画。Amazonプライムで観る動画も電車の走行動画。寝ても覚めても電車漬けの日々だった。

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知育ももちろん電車を中心にしていて、電車のおかげで都道府県を全部覚えたし、世界の都市も電車つながりでかなり覚えてくれた。ひらがなもカタカナも漢字もまずは電車名を練習して覚えていく。

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息子向けにドリルを自作したりして。中身はもちろん完全子鉄向け。

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知育にいいと噂の迷路も子鉄仕様に自作してみたり。エクセルでちょちょいと作るんですが、案外楽しいんですよ。

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図鑑だって電車図鑑を山ほど買って家にはたくさんの電車図鑑で溢れている。

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このおかげで「東京から松山に行くには〜」とか言って頼んでもない(というか行く予定もない)乗り換え案内を自慢げに披露してくれるように。また調べてみるとだいたい合ってるのが恐ろしいっつうね。

私なんて電車が1時間に一本も通らない田舎に住んでいたこともあって、電車に微塵の興味を抱くこともなく大人になってしまいましたが、5歳の息子にとって「人生とは鉄道」と言ってもなんら大げさじゃないくらい、電車とともに成長をしてきました。

子鉄の終わりは意外と静かに

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そんな電車愛に溢れた長男くんですが、最近めっきり電車の愛を感じる機会が減ってきてしまいました。

お出かけ先の第一候補は乗り鉄から公園にシフトしてきたし、今は寝ても覚めても虫・虫・虫。彼の右手は網を持つために生えているし、彼の左手は虫かごを持つために存在してるらしい。知らんけど。

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数ヶ月前まで彼の自慢は誰よりも電車のことを知っている(自称)ってことだったのに、今は「あの虫、捕まえたことあるよ」が彼の自慢になっている。

彼単体で電車に対して積極的に欲情することはめっきり減ってきた気がします。オモチャもプラレールに熱中することはだいぶ少なくなってしまったなぁ。プラレールって片付けが大変だからこの兆候はウェルカムではある。

いや、別に電車のことを嫌いになったわけじゃないし、今でも電車は大好きで貪欲に色んな知識をつけていってる。

ただ、電車と同じくらい、いや電車よりも虫のことに興味を持つようになり、プラレールよりもゾイドのおもちゃで戦いごっこをするほうが新鮮で楽しくなっちゃっただけ。

彼の世界がブワーーーって広がっただけ。彼の愛する対象がどんどこ増えていっただけ。

今でも東京駅に行って、新しく登場したサフィール踊り子(スーパービュー踊り子の後継のやつ)を見た時は目をキラキラ輝かせていたんだけど、でも同じくらいバッタとか蝶々を捕まえたときに目をキラキラさせている。

世界の渡部はただただゲスな男だったけど、うちの息子のこの移り気は責められる類のものじゃない。ただただ彼の世界が広がっただけ。ただただ電車よりも好きなものを見つけたってだけ。

子鉄の終わりは意外と静かに。

でもしばらくは電車に溢れた生活が続く

そうそう、5歳のお兄ちゃんがそうであったように3歳の弟くんはまだまだ子鉄やってます。なんとなく今がピークな気がします。3歳になってこの世界のことが少しずつ分かるようになり、この世にいろんな種類の電車があることを知った様子。

目の上のタンコブ的な兄がしつこくマウントを取ってくるので、あんまり開けっ広げに知識を自慢することはありませんが、3歳にしては結構詳しい部類じゃないですかね。

なんというか弟あるあるかもしれないんだけど、能ある鷹が爪をhideする感じで彼がどのくらいの知識を持っているかイマイチ全容が分かんないんです。聞いてみたら意外と知っていたとか、意外と解けたとか、ホントよくある。きっと兄の背中を見て勝手に覚えてるんだろうな。で、勝手に覚えるから知識がまだらで、なんでそんなこと知っているん?って思うこともあれば、それ知らんのかーい!って突っ込みたくなることも。

そして兄弟あるあるだと思うけど、弟くんがプラレールで遊んでいたら、さほど興味のないはずの兄も乱入してくるっていうね。基本は「俺の方がすごい」のマウントの取り合いで、結果すぐに喧嘩になるっていう。
ほぼ一人っ子だった私には理解の難しい領域なんですが、兄弟はお互いに絶対に負けたくないものらしい。それはそれでいいんだけど、わざわざ弟の土俵に立たなくてもいいのになって思う。よく言えば切磋琢磨なのか。これを切磋琢磨と言っていいのか…。

そういうわけで、子鉄2号のおかげで子鉄1号もまだ子鉄の称号を返上する気はないようです。

おわりに

それこそ彼が3歳くらいのときを見ているとこんな日が来るとは到底想像できませんでしたが、こんな日も来るんですね。そして終わってみれば案外とこんな日が来ることが不思議じゃなかった。

子鉄の終わりは意外と静かでした。

恋の終わりは意外と静かに

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