パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

ダンゴムシでは飽きたらない5歳

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我が家は5歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回はとどまることを知らない好奇心で我々を困らせる5歳児の話。

登場人物紹介

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兄:5歳6ヶ月
右手には虫捕り網、左手にはカゴ。令和になっても昭和から変わらない景色がそこにある。

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弟くん:3歳4ヶ月
兄と同じスタイルじゃないと納得しない男。昭和を醸し出す兄弟の完成である。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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ダンゴムシでは納得しなくなった5歳

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好奇心旺盛な5歳男児。最近のブームはもっぱら虫捕り。まさにザ・少年を地で行ってる感じだわ。

休日なんて、外が雨だろうがなんだろうが「虫捕りに行きたい!行きたい行きたい!」と喚いています。ちなみにその隣では某3歳児が「電車に乗りたい!乗りたい乗りたい」と喚いていて、ミーーーンミーーーンみたいな騒々しい夏がそこにあります。外は雨なんだけどね!!

こちらが引き止めなければ本当に土砂降りの中でも虫捕りの旅に出かねないくらいの暑苦しい情熱で、雨上がりのぬかるんだ大地で湯気を立てながら懸命に虫を探しています。

で、面倒くさいのが"何かを捕まえなければ絶対に帰らない"というはた迷惑な信念を持っていること。何度こちらが「もう夕方だから帰ろう」と提案しても、即却下。検討の余地は全くなし。一歩どころか1ミリたりとも譲る気はない。こちらが帰りたい雰囲気を出せば出すほど「俺は絶対に捕まえるんだ」とより意志を固くしてしまうんです。

そして、この意志がさらに行き過ぎて、なんで虫が捕まらないんだ!ってなるのがまた超迷惑。もう「虫が捕まらないのは、この世界が間違っているんだ」と言わんばかり。だって5歳児だもん。そんなに上手に捕まえられないよ。

でもそういうときの救世主として、東京のコンクリート大地でも逞しく黒々に輝くアイツがいるわけですよ。そう、あれあれ。ダンゴ虫。3歩歩けば10匹は見つかる、超絶イーズィーなアイツ。

うちの5歳児が全然虫を捕まえられない、というか見つけられないときでも、やさしく姿を現してくれて、5歳児の傷ついたハートを満たしてくれていた。

でもここ最近、ついにそんなイーズィーなダンゴ虫じゃもう彼の虫捕欲を満たせなくなってしまったようです。というかもうほとんど見向きもしない。こんなエントリを書いたのももはやいい思い出だわ。

www.papapatto.com

いや、でもこれは非常に切実な問題。ダンゴ虫に頼れなくなった今、我々は何を心の拠りどころに虫捕りに精を出せばいいのか。

東京23区、虫難民です。

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九州の片田舎出身の私が子どもの頃は、虫がいなくて困った記憶は全くないです。多すぎて困ったことはたくさんあるけど。その辺に野原がたくさんあって、ピョンピョンピョンピョン色んな虫が飛び乱れていたものです。思い出補正じゃなく、ホントそんなんだった気がするんですが、東京だとホント見つからないですね。

いや、すごく虫捕り上手でバンバン捕まえてくれる有能なパパさんもいるので、虫がいないわけではないのですが、少なくとも私の目には全く見えない。探す気がないわけではないんですが、見えないんですよねー。ほら、私の子どもの頃は探さなくても見つかってたから、探すのは下手でもしょうがな・・・い・・・。

草むらを探しても、見つかるのはダンゴ虫・蚊・蚊・蚊・蚊・ダンゴ虫・蚊。ていうか虫を1匹捕るのに、蚊に10箇所ぐらい血を盗られるんだけど、全然割にあってない。にっくきモスキートのために献血に行ってるようなもんだわ。自ら蚊の巣窟に足を踏み込んでいるんだから文句は言えないけど。

そうやって決死の思いで、この前は何とかちっちゃな蝶々を捕らえることができて許してもらえました。別の日は何とか小さなバッタを4匹捕らえることができた。これはラッキーだったなぁ。

こんなラッキーパンチが何度も当たらないことなんてことは三十うん年世間の荒波に飲まれながら生きている皆としては、当然分かりきっているんですよ。でも残念なことに私に決定権はミクロン単位でもないんです。世の不条理かな、決定権を持つのはいつの世も現場を知らない輩ばっかり。

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夏本番が少しだけ待ち遠しい

夏本番なんて来て欲しくはない。今の暑さでホントぎりぎり。これ以上暑くなったら冗談じゃなく溶けてしまう。

でも、でも、この件に関してはほんの少しだけ夏本番を待っている私がいる。

なぜなら夏本番にはあいつがいるんだ。あのけたたましい騒音で必要以上にその存在をアピールする、あのセミ野郎だ。

コンクリートジャングルの中でもミーンミーンと騒がしいアイツ。そして、案外すぐに見つかるお手頃虫として去年大活躍したあいつ。姿は完全に木と同化してるんだけど、騒音のほうをよーく見ると見えるの。

よく考えるとあんなに頑張って木と同化してるのに、あんなに鳴いたらあかんよね、と思わないでもないですが、おかげで節穴の目でも逃さず見つけることができます。そしてこともあろうにアイツ逃げないんですよ。自分が見つかってないとでも思ってんのかな、あんなに鳴いてるのに。

考えれば考えるほどその生態の謎が深まる一方ですが、別にそんなのどうでもいい。5歳児が満足してくれりゃそれでいいんだ。

おわりに

まだ夏は始まったばかりですが、コロナ禍の自粛での公園三昧の日々のおかげで既に真っ黒に日焼けした子供たちとパパ。てか、私は地黒ですぐ日焼けしてしまう人なので、もうまっ黒焦げに焼けてしまってます。絶対会社の人とかに自粛期間中遊んでたと思われてるわー。

そしてこれからの夏もこの日焼け生活が加速してしまいそうなのがホントに困った。