我が家は5歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は我が家が誇るやんちゃ5歳児とどんくさ系3歳児のお散歩にまつわる話し。
登場人物紹介
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兄:5歳5ヶ月 |
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弟くん:3歳2ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
自粛生活は近所へのお散歩の日々
緊急事態宣言で保育園が休園となり1カ月以上。その間大人しく・・・とは言い難いですが、でもお出かけは徒歩・自転車圏内に留め、子どもたちが3密の中にいるような状況は避けてきました。
つまりこの一か月間、お散歩はもっぱらご近所。てくてくてくてく、色んな路地をてくてくてくてく。
お友達とも長らく遊べてなくて、兄弟2人が遊び相手。でも毎日毎日兄弟だけで遊ぶっていうのもちょっと物足りないよね。そういう理由から、というわけではないですが、この1ヶ月で我が家の兄弟たちは、鳩とダンゴ虫と猫とちょうちょととっても仲良しさんになったのです。
鳩とダンゴ虫と猫とちょうちょと5歳児
もともと仲が良かったんですよ。鳩なんて1歳の頃から一緒に遊んでる。
@pikky_san on Instagram: “鳩は積極的に追いかけていくスタイル@兄1歳”
1歳児だと流石に陸上でも鳩のほうが速く、あまり相手にされていませんでしたが、音速の5歳児はもはや鳩にとっては天敵!
猛スピードで鳩の群れに突っ込んでは蹴散らしていきます。多分本気で追いかけたら捕まえられるくらいの感じなんですが、流石に捕まえる気はないらしくじゃれあってるだけのようです。
まぁこちらはじゃれあってるつもりでもあちらさんからしたら迷惑極まりないと思われる。しかも無限の体力で繰り返し繰り返しアタックしにいくから、ホント鳩に同情するわ。
でもね、鳩はまだマシなほうだと思うんです。彼らいざとなったら飛んで、手の届かない安全地帯で休めるから。実際あまりにも何往復もじゃれるもんだから10羽以上いたはずの鳩たちがほとんど木の上とか看板の上に避難していることもしばしば。
そういう意味でもっと悲惨なのはダンゴ虫。
残念ながら彼らに安住の場所はありません。一度ロックオンされると文字通り根こそぎ捕獲されていきます。
あんな米粒ほどの大きさで、草葉の陰に隠れている物体を、どんな目をしたら根こそぎ捕まえられるのか不思議でしょうがないんですが、とにかく恐ろしいほどの補足率を誇ります。きっと目から赤外線とか紫外線とかそういうビーム的なものを出して見つけているに違いない。
基本的に5歳児は前を向いて歩かないですからね。視線の基本は下向き。何か面白いものはないかを常に探し回っている。手ごろな枝が落ちていたら必ずピックアップしてる。遠い昔の記憶をたどれば確か私自身もそういう子どもだったから、きっと男子ってそんなもん。
でも、私は手ごろな枝の中から常に最強の1本を持つタイプだったんですが、彼は手ごろな枝は何本でも抱えるタイプのようです。今からたき火でもするんかなってくらい小脇に抱えています。
あと近所のお散歩で欠かせないのは猫。犬とは違って手に届きそうだけど届かない存在。鳩は本気出せば捕まえられるけど、猫は本気で追いかけてもさすがに勝負にならない。だいたい彼はこっそり忍び寄るんではなくて、見つけたら一直線に追いかけたくなるタイプ。猫を追いかける戦法としては最も難易度が高いと思われる。
もう一つ、街中で見つけると追いかけるのが、ちょうちょ。ひらひら飛んでるイメージとは裏腹に、あいつ結構速いんですよ。しかも不規則に動くから予想も難しい。あいつを素手で捕まえるのは至難の業。
そういうわけで、我が家の近所における力関係は、
ダンゴ虫<鳩<5歳児<ちょうちょ<猫
の順。
鳩とダンゴ虫と猫とちょうちょと3歳児
おっとそういえば忘れていました、我が家の3歳児。常に我が家の5歳児とセットで動く男です。この3歳児は、3歳児のなかでもかなりどんくさいほう。その分可愛げたっぷりなんだけどね。うちの5歳児が2歳のときでももっと俊敏に動いていた気がする。
うちの5歳児が走るときはタタタタタタタッて感じなんですが、3歳児はドタドタドタドタという感じと言えばだいたい雰囲気が分かるでしょうか。
彼もまた、鳩を見てテンションを上げる一人ですが、でも5歳児と違ってちょっぴり怖いよう。恐る恐る近づいていきます。
@pikky_san on Instagram: “鳩とは距離を置いて接するスタイル@弟1歳半”
鳩も賢いやつで、5歳児に対しては一目散に逃げていきますが、対3歳児にはすごい強気に接してきます。「お前が退けよ」と言わんばかりのふてぶてしさです。頑張れ3歳!
そんな彼もさすがにダンゴ虫なら捕まえられます。5歳児とは違ってかなり雑に捕まえるので、ダンゴ虫からするとこっちのほうが厄介な存在かも。ただ、彼の目に備わっているセンサはかなり性能が劣るようで、草葉の陰に隠れていれば十中八九逃げ切れます。不用意に道路上に出なければ大丈夫。
そして意外なのが猫に対しては5歳児よりも上手に近づきます。向こう見ずな5歳児に対し、どんくさく近づいていく3歳児には、猫の警戒心も緩くなるようです。まあこれも言ってしまえば舐められている・・・ということですが。
ちょうちょに対しては最初から追いかける気すらありません。「あーちょうちょだー」って指差すだけです。潔いといえば潔い。
そんなわけで、我が家の近所における力関係に3歳児を加えると、
ダンゴ虫<3歳児<鳩<5歳児<ちょうちょ<猫
の順。
おわりに
人間のお友達に会えない期間は、動物・昆虫のお友達と仲良くなる期間。それが5歳・3歳男子の生き方らしいです。