我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は2歳半、イヤイヤ期絶頂を迎えた弟くんへの扱いについて。
登場人物紹介
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兄:4歳11ヶ月 |
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弟くん:2歳8ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
2歳半、イヤイヤ期絶頂
(*歩くイヤイヤ製造機*)
うちの2歳半ボーイ。魔の2歳児を絶賛謳歌中です。
確か、私の遠い記憶に「この子は育てやすい」という微かな思い出があったのですが、記憶違いでしたかね。いま目の前にいるのは正真正銘のモンスター。魔を実に具現化してると感心してしまいます。
一歩歩くのですらイヤイヤ言い出しそうな不穏な空気で我々を脅し、こちらが脅しに屈しないと分かるや否や実力行使に一切の躊躇がありません。可愛い顔したギャングですよ、まったく。
でもね、我々もただ受けに回っているわけではありません。なんてたって我々には上の子のときの経験があるのです。イヤイヤの上にイヤイヤを重ね塗りして、背景が全部「イ」と「ヤ」で塗りつぶされちゃったくらいなイメージのイヤイヤを経験してるんです。自慢じゃないですが、ちょっとそっと総攻撃されたってビクともしない鉄壁の防御力を備えておるのですよ。
そんな我々の鋼のような防御力に観念をしたのか、最近少しだけ落ち着きを取り戻した感じのする弟くん。おおおおぉ。このまま、このまま、イヤイヤ期とサヨナラしてくれ!
なーんて、都合のいいお願いごとを心に秘めつつ、その我々の経験値を少しでもお伝えしようと思います。
今回紹介するのは、兄のイヤイヤ期前後で、「これええやん」と思って採用した他の人のイヤイヤ期対処法です。
今この瞬間も数十万人のイヤイヤチルドレンが絶叫し、そしてその絶叫に耐える大人の中に貴重な経験値が蓄積されていくのです。そうやって蓄積された涙と汗の集合知は人知を超えた代物なんですよ。
そういえば兄の経験で「これ使える…!」となったイヤイヤ期の有効な対処法3選
実用編
どんなに高尚な予防策を練って、緻密に綿密に手を打っても、予想外の方向から嫌が降ってくるのがイヤイヤ期のモンスター達。
どんなに手を尽くしてもイヤイヤが発生するのは不可避だと諦めて、イヤイヤへの鉄板対処法をいくつかレパートリーとして持っておくことがとても大切なのです。
そんな鉄板対処法としてストックしておくのにお勧めなのが、「まだロックが好き」のゆあさよさん考案のイヤイヤ虫外科手術法です。
やり方は簡単。
子どもが「イヤ!」というたびに「あれ?イヤイヤ虫でてきたの?それじゃあ手術をします」と口上を述べ、くすぐります。いわゆるコチョコチョですね。子どもの身体を弄るのです。
これね、まぢで効く。イヤイヤスクリームで荒廃したリビングに確実に笑いが咲き、柔和な空気が流れ込みます。
コチョコチョで子どもの顔も解れるし、ムキーーッとなった大人の心も解れていくのが分かるんです。
しかもこれ結構色んな応用が効きます。虫じゃなくてオバケでもバイ菌でも何でもいいし、最終的に遊び感が出ればコチョコチョじゃなくたっていい。
「いつものやつちょうだい」って気分なのか「気分を変えて新しいやつ」って気分なのかを外さずに見極めることが重要です。
イヤイヤ期をポジティブに受け入れる心構え
子どもだって趣味でイヤイヤをしているわけではなくて、何らかの理由があってやってるわけです。
よくよく考えれば当然なんですが、あまりにも膨大なイヤイヤ放射線に被曝し、そんな自明なことさえ飛んでいきそうになります。
そんなときはポジティブな情報で今のこの瞬間を満たしたいのです。イヤイヤ期なんて大人からしたら単なる拷問でしかないのだけども、そんな拷問の先に子どもの成長があるって思ったらほんのすこーしだけ頑張れる気がするんです。拷問を乗り切る工夫じゃなくて、この拷問を意味のある拷問にするためのポジティブ情報。
そんなポジティブ情報は50kgダイエットした田中社長のこのエントリが良いです。要点が書かれたエントリなのでボリュームはそんなにないんですが、なんか「良し頑張ろう」という気にさせてくれるポジティブ情報が要領よく載ってる感じです。
(*すっとぼけた顔でつまみ食いボーイ*)
イヤイヤされたときの心構え編
どんなに心を落ち着かせて聖人のような気持ちで臨んでも、四六時中イヤイヤをされたらたまったもんじゃありません。
こっちに多少なりとも非があればまだしも、多くの場合は火のないところから煙が出てますからね。火がないのに大炎上。手品師になれるよ。
そんな圧倒的弱者の我々が、それでもグッと堪えて耐えるための呪文が書いてあります。
こちらもネタバレ有りで言ってしまうと「これは貯金だ」と念じるというものです。
イヤイヤ期ってホント終わりが全く見えないんですが、それでもいつか絶対終わりが来るもの。
そんな待ち遠しいイヤイヤ期の終わりを貯金という形で待つっていうのが目から鱗でした。貯金て思うと、まぁ少しだけ心を広く接することが出来る気もする。
私のイヤイヤ期対応アプローチ
もちろん自分の実体験もあります。このエントリでイヤイヤ対応を図でまとめたんですが、なかなかキレイに掛けたんじゃないかと自画自賛しております。
実際に私のイヤイヤボーイ対応は、基本的にはこの図に則ってやってます。
下の子になって「放っておく」パターンが増えたかも。二人目ってこともあり適当になった部分もあるし、下の子が放っておいても大丈夫なキャラクターってのもある。
でも一番大きいのはお兄ちゃんの存在かな。彼が弟くんのイヤイヤの引き金になることも多いですが、イヤイヤの沼から引っ張り出してくれる場面も多いんです。
大人の言うことは聞かないのに、兄の言うことなら聞くことも。同じ家族だけど、目線が同じ子ども同士はまた格別な存在なんだろう。
おわりに
下の子のイヤイヤが一旦小休止になったタイミングでちょっと振り返ってみました。
まだイヤイヤ期を脱するのは早すぎだとは分かってます。でも今のところ割と上手く立ち回れてるんじゃないかなーって思ってるんです。そのノウハウを少しお裾分けです。