パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

【さらば4歳】

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我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回はもうすぐ4歳も終わる兄について。

登場人物紹介

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兄:4歳11ヶ月
ついこの間までオギャーと言っていた。ウギャーーっとなら割と毎日叫んでいる気もする。

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弟くん:2歳7ヶ月
ほんとついこの間までオギャーと言っていた。今はイヤーーーッと叫ぶ日々。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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4歳がもうすぐ終わる

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うちの長男くん、気がつけばもう4歳が終わろうとしています。可笑しい、そんなはずはない、ついこの間この記事を書いた気がするのに。

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でもよく見ればこの記事の公開は2015年1月。ロシアW杯より前だし、リオオリンピックよりも更に前の頃。今や2019年も終わろうとして、遠い未来のことだと思っていた東京オリンピックがもう目前だもんな。そりゃあのツルッパゲだった息子もふさふさのボーイになるわ。

今息子が赤ちゃんだった頃の顔を思い出そうとしても案外ぼんやりとしか思い出せないし、写真で振り返るとなんだか遠い遠い昔のおとぎ話のように感じるから、きっとこの時の流れは正しいんだろう。

過ぎてみればあっという間の4年間だったんですが、振り返ってみれば筆舌に尽くしがたい出来事ばかりがフラッシュバックしてきます。

どこのどの瞬間を切り取っても目から脂汗が出ずにはいられないのですが、うん、子どもを育てるってこんなに大変なんだね。

それでもこの4年間をトータルで見ると、4歳のこの1年間は比較的穏やかに過ごせた1年じゃなかろうか。

阿鼻叫喚しながら必死に必死に紡いできた息子の成長は、この4歳という1年でその存在が天使に見える瞬間もあるほどに花開いてくれたように思います。

4歳の1年間とは

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4歳の1年とこれまでの3年間との決定的な違いは、「手から離れていっていく感覚」かもしれない。

実際のところ、まだまだ手のかかるボーイだし、少しでも視界から居なくなるとこっちが不安になるくらいの危険なボーイです。

でもそういうことじゃねえんでげす。

私はいつまでも2歳や3歳のつもりで見てしまうけど、息子は確実に成長し、確実に1人の人間としての個を固めています。

1から10までぜーんぶお世話していたあの赤ちゃんが、イヤイヤ叫ぶのを必死に抑えながらなんとか日常生活を送ってもらっていたあの彼が、なんか勝手に生きていらっしゃるんですよ。

おしっこに行きたきゃ自分でトイレに入るし、着替えやら何やらも(機嫌が悪くなければ)騒がずにやってくれる。ご飯も自発的にキレイに食べてくれるし、毎日のお勉強だってドリルを開いてさえいれば自分から解いていく。

なんならイヤイヤ期の弟の手を取って、イヤイヤ言われながらも健気に遊んでくれてる(まぢ助かるわ)。

大好きなプラレールだって今や自分で全部レイアウトを組むし、自慢の作品が出来たらドヤ顔で自慢してくる。

こっちはただただ出来上がった作品を手放しで褒めてあげればいいだけ。気がつけば息子のお世話がずいぶんと簡単なお仕事になってきた。

でもそういった子どものお世話が自分の手からどんどん離れていくごとに、息子との一心同体感は薄れていって、以心伝心ができなくなってきた感覚に襲われます。

当たり前のことだとは理解しています。子どもと親とはいえ、2人は別個の人間で自分とは違う人間なんだから、一心同体なわけないんです。

いや実際のところ息子が赤ちゃんとか小さい頃に私が思っていた以心伝心な感じも私の勘違いに過ぎない可能性だってある。

私はお腹が空いて泣いているとか、オムツが気持ち悪くて機嫌が悪いとか勝手に分かった気になってましたが、それが正しかったなんて一度も証明されたことはないんです。なんなら「あ、ウンチしたな」ってオムツを覗いて空砲だったことも数知れず。

それでもあの頃は私の勘違いでも息子のことをおおよそ分かっていた気になることができた。

でも今や、息子には息子のネットワークがあり、私が知らない世界のなかの息子もあって、その世界のことを私の知らない登場人物を織り交ぜて嬉々として喋ってくれる息子がいます。

そんな息子を見て嬉しくもあるし、ちょっぴり寂しい気持ちもあったりするんです。

さらば4歳

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さらば4歳。

息子が生まれたときは、まだその存在が不思議で仕方なかった。

息子が1歳になったときは、次にどんな成長を見せてくれるのかドキドキ期待していた。

息子が2歳になったときは、迫りくるイヤイヤの影に怯えながら、その嵐が早く去ってくれるのを願っていた。

息子が3歳になったときは、終わらないイヤイヤの波に、その終焉を心から祈っていた。

息子が4歳になったとき、イヤイヤ期が終わって後光が差すかのように神々しく見えた息子を、こんな日がいつまでも続けばいいのにと期待していた。

そして、息子が5歳になろうとしている今、一人で黙々と絵を描く後ろ姿を、大きくなったその背中を見て少しだけ寂しい気持ちを抱えてる。そろそろ成長の喜びに寂しさが混じってきた。

さらば4歳。できることならこの瞬間を冷凍パックして二十年後に送りたいなー。

おわりに

さらば4歳。よろしく5歳。

ちなみにこの歳になると自分の誕生日じゃなくて、子どもの誕生日に自分の歳を思い出す感じになってます。私だけ?

(*3歳の終わりは魔の終わり*)

www.papapatto.com(*2歳の終わりはイヤイヤの真っ只中*)

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