我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は未だに電車愛が醒めない4歳児について。
登場人物紹介
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兄:4歳11ヶ月 |
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弟くん:2歳6ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳児、未だ電車好き
うちのもうすぐ5歳になる兄。同世代の子達がヒーロー物・戦隊モノに傾倒していく中、彼の中のナンバーワンはずっと電車です。それこそ1歳前からずーーっと電車が好きです。彼の初恋の相手は丸ノ内線でしょう。
1歳〜2歳の頃はただただ電車を見ては興奮し、家でプラレールやトレーンNゲージを手転がししては遊んでいただけですが、3歳を過ぎたあたりから電車をきっかけにして色々と知識をつけてくれるようになりました。
3歳の頃は電車のおかげで、数字を覚えたし、平仮名も当然電車を通じてです。この頃になると電車名を〜系で言うようになり、次第に私は付いていけなくなってました。
4歳になるとこの電車好きを積極的にお勉強に活用しようと、電車を題材にした書き取りのドリルや算数のドリルをパパお手製で手作りして学ばせています。これがまた目に見えるほどの効果を出しているのが自分でも驚きです。
4歳を過ぎて、さすがに電車一辺倒の興味ではなくなりましたが、(2歳の弟くんが電車に一辺倒なのに対抗していることもあり)未だに彼の中のナンバーワンの座を譲ることはありません。
そして5歳を前にして、この電車好きがさらに彼の色んな能力を一段上に引き上げてくれた感じがあります。
今回は5歳を前にした息子が電車のおかげで身につけた能力についてです。
4歳児の電車好きが身に付けた能力集
運筆力が目覚ましく伸びた
他の4歳児と同様にお絵描きが大好きな息子くん。当然描くのは電車です。
今まで気づきませんでしたが、電車って4歳児に描かせるのに最適な題材やん。通勤電車なら基本直線を組み合わせれば出来上がるし、複雑な配色もない。色塗りも簡単。
特急や新幹線だと曲線も出てくるし、運筆の練習にはうってつけです。
最初の頃は図鑑の上に紙を置いて写し書きしていたのが、最近では写すんではなく見ながら写生するスタイルに進化しました。
特段教え込むこともせずに、どっちかというとお絵描き中に近づくと私に色々するよう指示されるので、お絵描き中には近づかないようにしているんですが、それでも教えてもいないことを勝手にマスターしていってます。
その結果、つい半年前までは文字とヒョロヒョロだったのが、いつの間にか力強い文字を書くようになりました。
半年前はマスの半分も使わずに自信なさげに小さく書いていたのが、今や自信に溢れてマスをはみ出すほど!
(*よく見るとパパ宛ではなくばぁば宛…*)
絵が上手くなった
息子はもともとすごい不器用です。そのうえ上手く出来ないと分かると辞めてしまうタイプなので、余計不得意になる悪循環です。
なので3歳まではお絵描きも全くと言っていいほどやってくれなかった。線をグニャグニャ〜ってやるような落書きすら描こうとしなかった。
そんな息子のお絵描き恐怖症を克服させてくれたのはやっぱり電車。
多分最初は平仮名とかカタカナの書き取りドリルで徐々に上手になる文字に自信をつけたことが始まりだと思います。いつも傍で見ていた私も驚くくらい上手に"読める"字を書けるようになった頃からお絵描きブームが始まりました。
(*横浜の駅でホームドアが開くとこ、らしい*)
最初は私がまず描かされて、それに色を塗るだけの塗り絵だったんですが、そのうち図鑑の上に紙を置いて写し書きするようになり、そしてそこからほどなくして完全に写生をするように。
(*写生で描いたのぞみ。図鑑を横目にしていたとはいえ、絵心を感じさせる一枚*)
これまた傍で見てても日に日に上手になるのが目に見えます。見ているこっちが楽しくなるので、描いている本人は相当楽しいはず。描けば描くほど褒められるし、快感になっててもおかしくない。
今や電車だけに留まらず、(いやほとんどは電車だけど)色んな絵を描いてくれています。
(*魔の2歳児があんまりに言うことを聞かなくてキーーっとなってるときに、急にサラサラ〜って書き出して、「悪いことばっかりしてると鬼が来るぞー!」と言ってくれたの図。可愛すぎて怒りがどっかに飛んでった*)
地理に異様に詳しくなった
電車のおかげで地理に異様に詳しくなりました。
「東京から愛媛まで陸路で行くには」的なクイズをポッと出しても「のぞみで岡山まで行って、しおかぜに乗って行く!」と即答してきます。異常です。あいつは都道府県の位置関係を全て把握しているだけに留まらず鉄道網と地図のリンクまでできているんです。
子鉄なので、地理方面の興味もそのうち目覚めるだろうなとは予感していましたが、まさかここまで極めてしまうとは想像以上です。
都道府県自体はパズルとかスマホのアプリで覚えてしまったんですが、そこから図鑑などで地名などを見るとおもむろに地図を取り出し、地名や路線との対応を見るようになりました。
その興味は日本国内に留まらず、世界の国々にまで及んでいます。きっかけはこの図鑑。
このエントリでも絶賛させてもらいましたが、この図鑑に信じられないほど沢山の電車が乗っており、そして信じられないほど大量の海外の電車も乗っていたのです。
図鑑にちゃんと国名・国旗が情報として載せてあったので、当然4歳児は大変な興味を示し、あっという間に世界中の国名まで覚えてしまいました。
三次元の認識能力がついた
こちらも電車の絵を描くようになって顕著に伸びた能力。
最初はのっぺらな二次元の電車の絵を描いていたんですが、あるとき奥行きという概念を発見したんでしょうね。急に三次元の絵を描くようになりました。
(*急に取り憑かれたように机にかじりつき、仕上げた一枚*)
きっと図鑑の写真が斜め45度の角度で載っているから、それを自然と真似して奥行きのある絵を描き出したのかな。
ひょっとしたら見たままを描いているだけで奥行きのことなんて理解していないかもとも思ったんですが、
自分の創作で奥行きを意識したイラストを描いてくれました。てかこの構図もなかなかすごい(親バカ)。空間把握力が半端ないです。
ちなみにこちら中野とのことです。左が東西線で右が総武線。東西線と総武線が正面から走ってくる図。細かすぎて伝わらない子鉄ワールドだわ。
おわりに
4歳が子鉄で良かったことを挙げてみました。
最近はプラレールでただレールを作るだけでなく、駅やビルを手持ちのアイテムで自作するなど街を三次元で意識した創作をするようになりました。
人ってこうやって賢くなっていくんやな。親バカですが、自分の息子を見て感動する日々です。