我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回はやんちゃが過ぎて手に負えない4歳児の生態。
登場人物紹介
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兄:4歳10ヶ月 |
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弟くん:2歳7ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
我が家にはやんちゃが過ぎる兄弟がいる
まぁ男の子の兄弟がいるところは、だいたいがやんちゃが過ぎて手に負えなくなっているはずだと思います。
我が家の4歳と2歳の男子兄弟もご多分に漏れず や ん ち ゃ 。
兄弟でどんちゃん騒ぎをして、血で血を洗う争いをして、2人で号泣をして、そして2人で大爆笑しながら悪いことをする。おいおい君たちはどっちに転んでも悪魔なんだな、ともはや苦笑いするしか対処法がありません。
単品で見ても2歳・4歳いずれもやんちゃ。ホント君たちもう少し落ち着いてっ!と一日25時間思ってます。
特に手がつけられないのは2歳児。あいつ今自分がイヤイヤ期なのをいいことに好き放題やってます。よくもまぁそんなに悪魔になれるな…ってくらいヤダヤダ言ってます。兄のときのほうがもう少し遠慮があった気がするんだけど、兄の背中を見て育った次男坊は悪い意味で遠慮がないわ。あとなんだろう、イヤイヤが割と演技くさい。確信犯でやってるなぁってときが多々ある。この辺も弟気質だな。
その一方で4歳児のほう。やんちゃの度合いとしては弟に比べたらだいぶ落ち着いています。彼も2〜3歳頃のイヤイヤ期はヤバかったんだけど、日本に上陸する台風みたいに今では勢いも落ち、熱帯低気圧くらいまで落ち着いてきました。だいたい995hPaくらい。
でもね、そんな4歳児も時折小笠原諸島付近で最も勢力の強かった頃の片鱗を見せることがあります。なんだって元は「猛烈な」勢力を誇った嵐の男。彼がアメリカにいたらカテゴリー5の大災害クラスに分類されたはず。
そんな姿を見せたかと思うと、弟にいいように扱われる姿なんかも見せたりして、何だかお茶目。ダンスとか歌っているときとかなんて(親バカでしかないけど)この世のものとは思えない可愛さやし。そのギャップにメロメロというか立ちくらみでクラクラというか、とにかく高低差で耳鳴りが止みません。
今回はそんな「元スーパーやんちゃ」で「茶目っ気たっぷり」の4歳児が見せる日常あるあるを中継します。
(*車の下に隠れる猫を追うやんちゃ*)
やんちゃでお茶目な4歳児の日常あるある
公園で見失う
2歳児はさすがに見失うことはないんですが、4歳児は本当に見失う。あの小さな身体であんなに高速移動されたら私ごときの動体視力ではもはや捉えられない。F1マシーンみたいな男です。
広々とした公園に解き放つと「待ってました」と言わんばかりに駆け回り出す男。そしておでこ中に"楽しい"と書いてあるかのような満面の笑み。へっへっへっと言いながら走り回る犬を想像してもらえればだいたい間違いないです。
遊具のある公園なんかに連れて行ったら、本気モードのモグラたたきみたいにあっちからもこっちからも顔を出してきます。「えっ、今あっちにいたよね」なんてことはザラにあります。
そんなに高速移動しながらしっかり楽しむ4歳児にむしろ感服しております。
真っ直ぐ家に帰る、という概念が皆無
まず持って公園から帰らせるまでに一悶着ふた悶着あります。毎分ごとに「もう帰るよ〜」を30回言って、ようやく耳に届きます。なので、少なくとも帰る目安の30分前から催促を始めないと予定が狂います。でも実際のところ30分前では到底遅いのです。
そういえば私が小学生の頃、よく「家に着くまでが遠足だぞ」って言われてました。その言葉を今になって噛み締めています。4歳児の道草力高すぎ。
ものすごーくナチュラルに道を逸れていきます。横を一緒に歩いていたはず。まっすぐ歩いていたはず。それなのに、気づくと道を外れて茂みとかなんとかに向かってタタタタッて駆け出す。
にわかには信じがたいのですが、あいつは公園を出るときに「もう疲れちゃったの☆」とか言って抱っこをせがんでいたはずなんです。
それでしょうがないから15kgを超える巨体をひーこら言いながら抱っこをし、こっちがあまりにも限界だからってわけで一瞬下ろして歩かせただけなんです。
「もう疲れちゃったの☆」とか言っていた男は、抱っこを下ろしてものの数分でタタタタッて駆け出していくんです。おいコラッ。
腹黒弟に弄ばれる
やんちゃ4歳児ですが、案外と心の中はピュアだったりします。ほら長男だから大事に丁寧にまっすぐ育ててきたしね。
その一方で我が家のおっとり2歳児。しっかり次男坊らしくずる賢く腹黒く育っています。正面から戦っても勝てないことは百も承知。あらゆる嫌がらせで兄より優位に立とうとします。
兄の見てない隙にしれーーっと組み立てたオモチャを壊すなんてことは序の口。じゃれあいながらつねったり引っ掻いたりは挨拶がわり。
兄がテレビに夢中になっていると、そーーっとお皿からおかずを盗る荒業も平然とやってのけます。
弟くんの腹黒ぶりにも閉口しますが、良いように遊ばれている兄はもう少し上手に人生を生き抜く術を学ばないとこの先苦労しそうです。
知識の偏りが極端
4歳になって急に色んな知識を身につけたボーイ。でもその偏り方が半端ない。
この前、テレビにAmazonプライムでYouTubeの動画を流していたんですよ。ウチの子達は鉄道大好きなので、電車の動画。そのとき観てたのが、確か全国の踏切の動画だったんですけど、ウチの4歳児は踏切の音だけで鉄道の会社名を当ててました。し ん じ ら れ な い。
これに限らず、電車関連のことに関してはホント信じられないくらい覚えてる。ほんの1、2回行っただけの駅の構内アナウンスをなかなかの忠実度で再現してくれます。ちょっと上から目線で忠実度とか言ってますけど、マニアック過ぎて、合ってるかどうか分かんないっていうね。
ホントはもっと覚えてほしいことがたくさんあるけど、そんなこと言ってもしょうがない。脳みその無駄遣いを甘んじて認めるしかないのです。
良い子のときのギャップが絶壁
4歳にもなると善悪の分別がだいぶ付いてきます。これをすると怒られる、あれをすれば褒められるってことがもう分かってます。
まぁそれは2歳児も割と分かっているみたいだけど、あっちはそれを承知の上でわざと悪いことをするからはらぐろ…。
で、ウチの子の特性なのかはたまた4歳児が一般的にそうなのか、気持ちの切り替えが尋常じゃなく早いんです。
朝保育園に行くときに、(先に家を出る)ママに甘え倒しては「行かないで〜」と絶叫したかと思えば、ママが見えなくなった瞬間「弟くん、しゅっぱつだよ〜」なんて言って弟くんの手を引っ張ってる。芦田愛菜もびっくりの演技力!かと思ってましたが、たぶんどっちも本心なんですよね。
駄々っ子→良い子の方向なら歓迎なんですが、当然逆パターンもあります。甲斐甲斐しくお手伝いをしたり、自分の身の回りのことをしてくれたかと思いきや、その数分後に「鉛筆が落ちてパパが拾ってくれなかった」とかいう田舎のヤンキーも驚きの因縁をつけられて絡まれたりします。
刻一刻と変わる奴の気分に踊らされるというか揺さぶられ過ぎて船酔いしそうになります。
おわりに
もうすぐ4歳も終わる我が家の息子。この4歳という1年は息子にとって「落ち着き」を覚えた1年だと思います。
悪魔だけでない、天使の姿も多く見られるようになり大変嬉しいんですが、だいぶ荒くれた天使になってしまいました。