パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

左利きの育児と後悔

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我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は左利きの私の後悔について。

登場人物紹介

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兄:4歳10ヶ月
右利きボーイ。投げる蹴るはあまり器用ではなさそう。球技で苦労しそうな予感。

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弟くん:2歳6ヶ月
右とか左とかじゃなくて、イヤイヤ期。そういう問題じゃあない。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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我が家は左利きの夫婦

我が家は世にも珍しい左利き夫婦です。いや、そんなに珍しいものじゃないかもしれませんが、そんなに多くもないはず。

そして子ども達は恐らく右利きです。上のお兄ちゃんは投げるのも右手のほうが使いやすそうだし、蹴るのも右足のほうが上手にできます。下の子はよくわかんないけど、箸もハサミも自然と右手を使ってるんで、まぁ右利きだろう。

ちなみに基本左利きのわたしですが、箸と鉛筆は子どもの頃に右手を使うように矯正されました。今の時代ではどうなんだろ。

箸や鉛筆を矯正されたときの記憶はあまりありませんが、ハサミは「どうも左手だと使いづらいぞ」と子どもながらに気づき、自分で右手に持ち替えた記憶があります。これも慣れるまではすんげぇ違和感があったんで、箸や鉛筆もかなり大変だったはず(親も)。

恐らく大変な大変だった右利きへの矯正ですが、ホント矯正して良かったと思ってます。少なくとも箸と鉛筆は右手じゃないと不便。

周りには箸や鉛筆を左手で使っていた友達もいましたが、とっても微妙でした。給食のときに左手で食べてると隣の人と肘が当たるんですよ。横書きだと左から右に書くのが基本だから、左手だと書いた文字が手で隠れちゃうし。

箸と鉛筆(とハサミ)を右利きに矯正した私ですが、それ以外は左利きです。ボールを投げるのも蹴るのも左。

子どもの頃は野球のグローブを探すのに苦労したけど、主だった苦労はそれくらい。あと都会に来て、自動改札機のタッチするのが右側にあるのが不便かなぁ。

そんな感じで大人になってからは自分が左利きであることすら忘れそうになるくらい不便さは感じなくなりましたが、子どもが生まれてからちょっとだけ不便を感じるようになりました。

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(*山ほどどんぐりを採ってご満悦な2人*)

右利きの子どもたち

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そして我が家の子どもたち。先ほども書きましたが兄弟ともに多分右利きです。

左利きで育ってきた身として、大したことないとはいえ、左利きゆえの苦労もなくはなかったので、そういうのが不要な苦労をしないで済むのは良かったなと思ってました。

が、ありました。利き手に関する苦労。

それは利き手の違う親が物事を教えるのがかなり大変!ってこと。いやぁ盲点だった。

上の子が1〜2歳の頃かな。何気なくキャッチボール的なことをしようと思って、(当然)左手でボールを投げていたんですが、息子も左手で投げようとするんですよ。

その当時はまだ息子が右利きなのか左利きなのか判然としなかった時期。スプーンなんかも左手を使うこともあったし。

なので親もそうだし、左利きなのかなって思って特段持ち替えさせるなんてことはしなかったんです。

でも(今にしてみれば当然)ぜんぜん上手に投げられない。息子は気質的にできないことはしない系の子どもなので、いつしかボールを積極的に投げることをしなくなってしまいました。

ようやくここ1年で多少の自信がついてきたのか、私の前でも抵抗なくボールを(右手で)投げるようになりましたが、かなり不器用です。残念ながらあまりセンスを感じることのない投げ方になってしまっているんですが、これの遠因が私の左手にあるのだとしたら悔やんでも悔やみきれない凡ミスです。

ちなみに同じようなミスを同じ時期にやっていて、最初キャッチボールをするときに、息子がボールを取りやすいように下から投げていたら、息子も下からしか投げてくれなくなったんです。

慌てて上から投げるようにしたんですが、それが左手のままだったというミスの上塗りです。

息子を不器用にしたのは私の左利きかもしれない

未だに私が左手で投げようとすると真似して左手を使おうとする息子。

多分右利きとか左利きとかっていう概念がなくて、大人がやっていることを見よう見まねでやろうとしている結果なんでしょうが、見られるこっちは結構辛い。

キャッチボールもボールを蹴るときも頑張って右手右足でやっているんですが、息子と同じく不器用側の人間である私がそんなに器用に利き手と反対の手で投げられるわけがない。ものすごーくぎこちない感じにやっています。

そしてそのぎこちなーい感じを見よう見まねしようとするから全然上手にならない。うぬぬぬぬ。

上手に教えようと左に持ち替えて説明しようとすると息子の頭が混乱するようです。ああ、そういえば私も小さい頃、右利きの手本を左手に変換するのに頭がショートしたことあったなぁ。

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(*右手で傘を差す兄と、傘に差される弟*)

親と子どもで利き手は違う親子は気をつけよう

みんな、私の失敗を反面教師にしてもらえると嬉しいです。なんとなく右利きの親が左利きの子どもに戸惑うっていうのは想像がつきますが、まさか左利きの自分が戸惑うとは想定外だった。よく考えてみれば「利き手が違う」という意味では全く同じなのにね。

我が家の不幸はパパもママも左利きだったこと。
家の中が全世界と言っても過言ではない子どもたちにとって(特に上の子は3歳まで自宅保育だった)、身近な大人が使っている”手”を正しいと思うのはごく自然なことです。なんでこんな当然のことに気付かなかったんだろう。

これにもっと早く気付いていれば、ひょっとしたら野球やサッカーのとんでもない才能が開花していたかもしれない。
私のせいでサッカー日本代表がワールドカップを掲げるのが20年遅れてしまったかもしれない。
なんとも悔やみきれない。

おわりに

実は最近、上の子が急に器用になりました。これまで才能のかけらも感じなかったイラストもなんか突然上達して、いきなり奥行きのある3次元の絵を描きだしました。

素直に凄いと思うし、嬉しいんですが、なんか親である私がもっと上手く導いていたらもっと早く上達したんじゃないかと思うとちょっと怖く感じてしまいます。子どもを育てるってホント奥が深いです。