我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は我が家の子鉄たちを狂喜乱舞させた一冊の本の紹介。
- 登場人物紹介
- すげぇ図鑑がやってきた
- 世界のてつどう図鑑2000
- 「世界の」は伊達じゃない情報量
- ひらがな・カタカナ・アルファベットのお勉強にもなる
- もちろん日本の電車も山ほど載っている
- 2歳児には早いけど、楽しそう
- この出版社の図鑑、いいかもしれない
- おわりに
登場人物紹介
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兄:4歳8ヶ月 |
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弟くん:2歳5ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
すげぇ図鑑がやってきた
(*4歳と2歳で奪い合い*)
それは突然のことでした。我が家にある図鑑がやってきたのです。
何かで情報を得たママがピンときて連れてきたんですが、この図鑑がやってきた日を境に我が家は完全に異質のものに変わってしまいました。
この図鑑のなかったあの日の子どもたちは、家の中で、慣れ親しんだオモチャに囲まれ、グダグダと同じような遊びを毎日やっていた。
それがこの図鑑が我が家にやってきたあの日、一変したんだ。
我が家の子どもたちはこの図鑑を中心に動くようになり、時間が止まってしまったかのようにずーーーっと図鑑を眺めるようになってしまった。
それまで主役だったオモチャ達は部屋の片隅に追いやられ、寂しそうに自分が主役だったあの日を懐かしんでいる。
大人たちは、これまで家の中でうるさく鳴り響く子どもたちの奇声に耳がイカれてしまわないか心配ばかりしていた。
でもこの図鑑をがやってきてからは、子どもたちがどこにいるのか耳を澄ませて聞かなければ分からなくなってしまった。これまでよりも耳掃除の頻度を上げなければいけない。
あの日を境に我が家の景色は一変したんだ。
今日はそんな我が家の在り方を変えた一冊の図鑑を紹介する。
世界のてつどう図鑑2000
その図鑑というのがこれ。
鉄道の図鑑です。
我が家の子どもたちはいっときに比べると大分落ち着きましたが、鉄道への情熱がほとばしる子鉄兄弟です。
不用意に「今日なにしたい?」って聞くと「◯◯えきにいきたい」って返事が返ってくるくらいには今でも電車好きです。
その子ども達が喜ぶだろうと取り寄せたのが、この「世界のてつどう図鑑」です。
この図鑑、2019年6月に発売されたばかりなので、最新の情報までしっかり網羅された図鑑です。
写真の右上に写っている赤い車両が、今年登場したばかりの東京メトロ丸ノ内線の新型車両2000系です。こんな感じに最新の情報までしっかり載っています。
でも息子達を虜にさせたのはこれだけじゃない。
「世界の」は伊達じゃない情報量
この図鑑、開いて一番最初に載っているいる鉄道が海外の鉄道です。海外の鉄道があって日本の鉄道が載っています。
一番最初に載っているのはイギリスの「ジャベリン」。ええ、この図鑑を開くまで知りませんでした。フランスの有名なTGVも「TGV POS」と「TGV デュプレックス」と2種類載っています。
そこらへんの子ども用の図鑑にはここまで詳細に載っていません。4歳児の知識欲に火をつけるにはかなり火力が強めな着火剤です。
ヨーロッパだけで30カ国、海外全体で50カ国の鉄道が載っています。私が35年生きてきた中で一度もかすりもしなかった鉄道が盛りだくさんです。私にとっても初めての知識がたっくさん。くぅぅニクいねぇ。
しかも各鉄道にさりげなく国名と国旗も載っているんですよ。うちの4歳児はいまちょうど世界の国の名前とか国旗にえらく興味を持っていて、日夜世界地図を広げては海賊王になるための知識を貪欲に身につけています。
この図鑑のおかげで、今まで彼の頭の中では世界地図上のイメージだった各国と国旗が、一気に現実世界のものとして結びついてきたようです。
子どもが新しい知に触れたときのワクワクした目ってほんと病みつきになります。あんな目をされたらパパどんだけでも図鑑買ってしまいそうになるわ。
ひらがな・カタカナ・アルファベットのお勉強にもなる
これは子鉄の特典ですね。電車の名前には恐ろしく読みづらいカタカナもあるし、TGVみたいなアルファベットもあります。なんなら型まで覚え出すと千の位や万の位もあっという間にマスターしてしまいます。
それが世界の鉄道となれば、その難易度は一気にレベルアップします。ルクセンブルクのコラディア・デュプレックスとかインドネシアのムティアラ・ティムールとか、大人でも3回は噛みそうな名前を必死のパッチで復唱しています。
また、この図鑑の絶妙なところなのが、各鉄道の説明が1行程度なんですよね。なので4歳児でも全然読めるんですよ。この2週間でムスッコの音読力が3段階くらいレベルアップした気がする。
もちろん日本の電車も山ほど載っている
なんたって2000も載ってますからね。ページ数でいえば300ページ以上あります。1日1ページ読んでいっても1年かかります。
最初のほうでも触れましたが、今年の6月発売ということで最新の情報が反映されています。上越新幹線はかがやき系の車両も載っているし、あずさも新しいE353系で子鉄心をしっかりキャッチしてくれます。
そして、これまたありがたいのが各電車にはどこの県からどこの県までを走っているかが明記されている点。かがやきでいえば東京都〜石川県と明記されています。
うちの4歳児、都道府県にもどハマりしています。もう形だけで都道府県の名前が言えるくらいのハマりっぷりです。最近は県庁所在地にも手を出しつつあります。保育園の先生に「ひょうごけんのしってしってる?」「そう、こうべ。こうべはパパとママがけっこんしたところだよ」って吹聴するくらいハマっています。
そういった都道府県の知識がいま息子の頭の中で鉄道網として結びついていきつつあります。子鉄としての完成度がまた一つあがってしまう予感です。
2歳児には早いけど、楽しそう
(*兄にレクチャーする弟*)
もちろんまだ文字も読めない2歳児にこの図鑑は早いです。
でも4歳児がここまでハマってしまっている姿を目の当たりにして、2歳児もなんとなく楽しんでいます。2歳児といえど国内の新幹線や関東圏の特急はある程度分かっているので、十分楽しめてしまいます。
この出版社の図鑑、いいかもしれない
この図鑑、スタジオタッククリエイティブって出版社が発行しているんですが、この出版社は乗り物系の子ども向け図鑑を多く発行しているみたいです。
うちみたいに子鉄だったらこの「世界のてつどう図鑑」ですが、車派や乗り物全般行けちゃいます系の子どもにもいいかもしれない。
こんなんとか、
こんなんとか。
だいたい子ども向けの図鑑なのに、都電荒川線だけで15種類も載せるやつ初めて見たわ。商業的じゃない変態的な香りのする良い感じの出版社かも。
おわりに
久しぶりに我が家がざわついた一品の紹介でした。子ども向けとは思えないマニアックさが子どもの好奇心に火をつけてくれます。夢中になりすぎ要注意な一冊です。
(*子鉄向けにこんなんも作ってます*)
(*子鉄に向けたひらがな・カタカナのドリルも自作してます*)