我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は4歳のお勉強について。
登場人物紹介
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兄:4歳8ヶ月 |
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弟くん:2歳4ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳児、毎晩のお勉強継続中です。
もう何度も取り上げている上の子のお勉強事情。我が家は今のところ塾とかに通わせずに自宅学習でまったりやっています。
教材も市販のドリルではなくパパ手作りのドリル。なんだかんだ結構楽しそうにやってくれます。
実は市販のドリルも時々織り交ぜながら飽きないように毎晩やっているんですが、そのドリルの付録的についていた迷路とか間違い探しのページが実は一番食いつきが良かったりします。
かく言う私も小学生の頃は方眼ノートにせっせと迷路を自作しては自己満足に耽っていた子供の一人。
男の子ってやっぱり迷路とか好きなんだなぁ。ひょっとしたら私の遺伝かもしれないけど。
そんなわけで、またまた息子用に迷路を自作してみたという話です。
子どもに迷路をさせる効果
迷路って楽しいだけじゃなく色々な教育的な効果も期待できるらしいです。
調べた範囲だと
- 粘り強さがつく
- 考える力がつく
- 推理力(先読みする力)がつく
- 運筆の練習になる
といった効果があります。何やら算数が得意な子どもは迷路好きが多いとのデータもあるみたい。
サンプル数1の実体験ですが、迷路好きだった私は小学生の頃から神童と呼ばれ算数がめっちゃ得意な少年でした(実話)。なるほど、確かに信ぴょう性がありそうだ。
たぶん本当にいいのは迷路をするより作るほうなんですけど、さすがに4歳児には厳しい。でももう少し上手に線が引けるようになったら作らせてみるのもいいかも。
エクセルde迷路の作り方
そんなわけで自作の迷路を作りました。私の拙いPCスキルでどう作ろうか、いっそのこと手書きで作ろうか、と色々考えた挙句、我らがマイクロソフトオフィスのエクセルで作ってみました。
作ってみると案外簡単にできるんですよ。
1.セルを方眼サイズに
まずはセルを小さくして方眼紙みたくします。
今回は20ピクセル×20ピクセルにしています。PC画面で見るとかなり細かいんですが、これでも結構粗いです。4歳児くらいにはこれでちょうどいいかな。
2.迷路の元になる画像を探す
迷路の元になるイラストを適当にネットから探してきます。
うちの子は電車好きなので、ここでも電車です。そして電車って簡単な形からできているので作りやすいってメリットもあります。あと、同じ型であれば色を変えるだけで違う電車になるので、バリエーションもつけやすいです。
3.背景を削除
背景がないほうが輪郭を描きやすいので、背景を削除します。オフィスだと多分標準でその機能がついています。精度的には微妙なところもあるので、選ぶ画像はコントラストが大きいほうが良いかも。
「図ツール」の「背景を削除」
こんな感じで選択されて(残すところ、消すところはそれぞれ「保持する領域としてマーク」「削除する領域としてマーク」でマークしていけば調節できます)
こんな感じになります。
4.輪郭をトレース
ここから実際に描く作業です。非常に地道ですが、縦と横の罫線を織り交ぜて輪郭を描いていきます。迷路の壁と区別をするため太い線で描いていきます。
こんな感じで罫線でひたすら輪郭を引いていき
こんな感じで輪郭を描きます。
5.本体を描く
輪郭が描けたら、中身の描写です。迷路のスペースをある程度確保することを考えながらひたすら描いていきます。罫線とセルの色付けを駆使しています。
途中経過~。
色付け~。
6.迷路を作る
ここまでできたら最後に迷路の作成です。やることは同じで罫線を駆使して迷路の壁を作っていきます。
コツとしてはある程度頭の中でスタートからゴールまでの道筋をイメージしておくことと、ちょこちょこ長めの罠の道を挟むことですかね。
あとはその子の能力に応じて複雑さを調節すれば良いと思います。
迷路無料ダウンロード
取り敢えず10個作ったので、そのエクセルファイルをダウンロードできるようにしました。
でんしゃのめいろ10ページ.xlsx - Google ドライブ
エクセルは2シートあって、1シート目が迷路の罫線を引いていない原画。2シート目が私が4歳児用に迷路の罫線を引いた完成バージョンです。
自分で編集して作るも良し、面倒ならそのまま印刷しても良しです。
ちなみに10個の迷路はそれぞれこんな感じです。
- サンダーバード
- のぞみ
- 総武線
- はやぶさ
- ドクターイエロー
- とれたんず こまちっち
- とれたんず はやぶさくん
- 江ノ電
- ユーロスター
- こまち&はやぶさ
ちなみに日本地図バージョンの迷路も作りました(全8種類:北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州)。
自作の良いところ
知育系の教材で市販のものもたくさんあるし、ウェブ上にも無料でダウンロードできるものがたくさんあります。
でも迷路の難易度であったり、息子の好みであったり、というところでどうも痒いところに手が届かないんです。
自作だと難易度も自由に調節できるし、息子の好きなもので作れるし、なのでできるなら自作でやるほうがいいに決まってるんです。
あと迷路なんて無限にバリエーションあるんだから、1つ原画を作っておけばいくらでも迷路を作ることができるというのも良いです。
子どもの反応
4歳半の息子の反応ですが、思った通りに楽しそうにやってました。小出しにしないと10枚一気にやってしまいそうな勢い!
しばらくはこれをダシに使ってお勉強に身を入れてもらおうかしら。それをやると際限なくご褒美の迷路を求められそうなのが悩ましいところだけど。
実際に息子がやっている様子を見ると、先を見て行き止まりに当たらないように先読みしながらやっていたり、頭を使ってやってくれているのが分かりました。
難易度も(たまたまだけど)4歳児にちょうどいいくらいの複雑さのようでした。難しすぎても匙を投げるだけなので、ちょっと簡単め。なので粘り強さの醸成というのは怪しいけど、確かに運筆の訓練にはもってこいだった。
もう少し慣れてきたら、もっと難易度を上げてもいいかな。難易度を上げるとすると、セルをもっと細かくしないといけないので、作るのに時間がかかるのがネック…。
こういう自分で編集できる迷路のテンプレートが転がってなかったから自分で作ったというのもあるんですが、誰かいっぱい作って公開している人いないかなぁ。
おわりに
4歳の息子用にエクセルで迷路の問題を作ってみたという話でした。なんだかんだ実は私が一番楽しんでいたかもしれない。
ちなみに1つ作るのにだいたい30〜40分かかってます。迷路だけなら多分10分くらい。
エクセルファイルをダウンロードできるようにしたので、子鉄をお持ちのご家庭でも使ってみてください。