我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は魔の3歳児を駆け抜け、エンジェル期ともいわれる4歳を謳歌しているお兄ちゃんの話。
登場人物紹介
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兄:4歳5ヶ月 |
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弟くん:2歳2ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
魔の三歳児を抜けた兄
早くも4歳の折り返しが見えてきた現在4歳4か月のお兄ちゃん。折しもちょうど1年前にこんなエントリを書いていました。
上の子がイヤイヤ期だなぁと認識したのが2歳半くらい。そこからこりゃ無理だってなったのが3歳で、やっと一筋の光が微かに見えてきたってのが3歳半。
3歳前後のイヤイヤ期の絶頂の頃は、何が何でも嫌、いつまで経っても厭、なにを言われたってイヤなもんはイヤだもん、てな具合で何をするにも二進も三進もいかなかった絶望の記憶しかありません。
そこから3歳半でイヤイヤ期の終わりを感じたのは、「最初はイヤイヤ(拒否)をしたとしても、これまでよりもすんなり説得に応じてくれるようになった」という点でした。
その段階から1年経って、我が家のイヤイヤ魔人は恐るべき変貌を遂げてくれたのです。
今回はエンジェル息子のエンジェルの様子をお伝えします。
エンジェル期の息子の成長
すごいぞエンジェル①:自分で身支度ができる
すごいぞ息子!
いうて3歳の頃だってその気になれば一人で着替えることができたんです。でも、肝心のその気にならないってやつでした。
それがどうでしょう。4歳になり、エンジェルモードであれば自分でものの数十秒で着替えてくれるようになりました。また、エンジェルモードじゃなくても着替えに関してヤダヤダ言うことはなくなり、朝の一大衝突ポイントが1つ完全に無くなったんです。これだけでも相当気が楽になりましたよ。
あとね、トイレもね一人でできるんです。これまではいちいち大人がセッティングや後始末をする必要があったんですが、最近ちゃんと自分のケツを自分で拭けるようになりました(文字通り)。たまに拭き残しがあるのは愛嬌ですが、まあよしです。
そういえば全然話変わるんですが、息子の尻拭い(文字通り)をしていて驚いたのが、拭いてもほとんどウ○チがつかないんですよ。すごーくキレイに出切ってるんです。肛門力とでも言いますか、すごく能力が高いのですよ。わたしも昔はあんな力があったんだろうか。
すごいぞエンジェル②:一人で遊びが完結する
すごいぞ息子!
これまで息子は一人で遊びを完結させることができませんでした。大好きなプラレールをしていても、連結が切れたりレイアウトが崩れるとトチ狂ったように怒り狂い、その度に大人が干渉せざるを得ませんでした。
あとは今2歳の下の子もそうなんですが、2〜3歳だと一人で遊びたがらずになんだかんだ大人も遊びに混ぜさせられてしまうことが多かったです。
それが4歳になった今、だいたいのトラブルは一人で完結させてくれるようになり、些細な点であれば「ま、いっか」と言ってスルーできるようにもなりました。そして、遊びも一人でブツブツ言いながら妄想の世界に逝ってしまわれることが増えたのです。アッチの世界なので、大人はついていけませんが、付いていかなくていいってとっても楽。
そういえば私も小さい頃はよく妄想の世界に逝っていた記憶がありますが、あれは大人にとってとても有り難い妄想だったんだなぁ。
すごいぞエンジェル③:いいことをして褒められようとする
すごいぞ息子!
これまでは自分のやりたいように動いては叱られてきた息子ですが、4歳になり「こうすれば褒められる」「これをしたら怒られる」っていうのをほぼ理解しました。
そしてエンジェルモードのときには積極的に「褒められる」ことをするようになったんです。まさにエンジェル!
3歳の頃まではそれなりに好き嫌いがあって、例えば野菜なんて積極的に食べようとはしませんでした。なんとか必死に盛り立ててようやく食べてくれる感じ。
それが4歳の今は、なんと自らパクパクと食べるようになったではないか。決して好きになった訳ではなく、食べるときに「ねえ見て見て!」と言いながら褒められ待ちしながら食べます。動機はなんであれ食べてくれれば良しなので、そこは大人も素直にノッてあげます。
ちなみにイヤイヤボーイである2歳弟くんは、「これをしたら怒られる」というのを分かった上でわざとそれをします。そして怒られたらへそ曲げてやんややんや言うっていうね。こーのイヤイヤボーイめ!
すごいぞエンジェル④:弟の面倒をみる
これまでは絶対に負けられないライバルとしてバチバチ言わせていた2人ですが、エンジェルモードのときの兄は弟にオモチャを譲ったり、弟くんに構ってあげたりできるようになりました。追いかけっこもちゃんと手加減するし。
ついでにイヤイヤボーイの弟くんが悪いことをわざとしたら、大人より先に叱ってくれることも。そして弟が素直にその注意に従うと「よしよし、えらいね〜」と褒めてくれるようにも。大人が感情的に対応してしまいがちなのに、恐るべしエンジェルモード。
ちなみに兄がギャーギャー言っているときには、2歳の弟くんは大人が見せたこともない嫌味ったらしい言い方で兄をたしなめます。注意する目的ではなく、完全に挑発しています。いい性格してるわー。
ま、ここまでのエンジェルモードはほとんど出現しないレアモードなんですけどね。ギャーギャー兄弟喧嘩しているのがデフォルトモードです。
4歳児がエンジェルたる所以は
3歳の頃まではこちらが指示をして、盛り立てて、なんとかやってくれていました。イヤイヤ期が終わったなぁって思った頃でも、言いくるめるのが楽になっただけで、やっぱり五月蝿く言わなきゃいけなかった。
4歳になって時折見せるようになったエンジェルモードは、善悪の区別がついて、積極的に善をしようとするという1年前の姿からは考えられない大進化です。エンジェルモードでなくても、そんなにギャーギャー言わなくてもやってくれるようになったし、イヤイヤ期のように思い通りにならずスクリームすることも減りました。子どもってホント成長するんだな…。
おわりに
いやぁ1年前にはまさか息子がこんな風に自分で動くようになるとは到底思えなかったなぁ。2〜3歳の魔の時期があったからこそ、今のエンジェル期がある、と今なら柔かな顔で言うことができます。
そういうわけで今2・3歳のイヤイヤの嵐の中にいるご家庭はもう少しの辛抱ですよ、と伝えたいです。