我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は我が家のアイドル、2歳の弟くんがようやく乳児を卒業した話。
登場人物紹介
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兄:4歳5ヶ月 |
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弟くん:2歳1ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
令和元年五月一日、弟くんがおっぱいを卒業しました
え、まだ吸ってたん?って声が聞こえそうですが、2歳を過ぎても吸ってました。
何か深い方針があって続けていたわけではなく、単に差し迫った辞める理由がなかっただけです。
いやぁ、おっぱいって偉大なんですよ。2歳も過ぎて大人と同じご飯を食べている今、もはや栄養摂取としての意味はありません。その一方で精神安定剤としての意味は超絶強大でした。愚図っていてもおっぱいをひょっこり差し出せば一発で解決。
あとは夜泣きへの対処療法としても使ってました。咥えさしときゃ泣き止むし、そのうちまた寝るし。
こういう授乳のメリットを超えるような辞める理由が今までなかったんですよね。
でも、そんな弟くんも2歳を過ぎて、「いいかげん、そろそろですかね…」という空気になってました。
そういうわけで、令和元年五月一日から断乳を決行したのです。
2歳1ヶ月、イヤイヤ期の断乳の様子
現在弟くんは初期のイヤイヤ期です。
どの程度のイヤイヤかと言うと、
- 「やろう」の返事が「イヤッ」
- 毎朝用意した服を全部放り投げ、自分の着たい服を着せろと要求する
- その服が季節外れもいいとこのトレーナーだったり、兄のズボンだったり。
- お腹いっぱいを、手に持っているスプーンを投げ捨てることで表現する
- 少しでも気に入らないと手に持っているものを投げ捨てる。一番の被害者はプラレール
- 一度愚図りだしたらなかなか収まらずヒートアップする
くらいのイヤイヤです。まあまあのイヤイヤですね。
ちなみに上の子のときは1歳7ヶ月で断乳しました。上の子が1歳のときに断乳に挑戦して失敗、その後何度となく挑戦しては失敗を繰り返してのようやくの成功でした。
www.papapatto.com
最後は桶谷式でバチっとキメたんですが、まあ愚図って愚図って大変でした。なので「断乳」は軽くトラウマというか恐怖心というのがあります。
そのミッションインポッシブルな断乳をイヤイヤ期にやっちまおうってんだからドキドキですよ。
断乳までのみちすじ
今回の断乳ですが、そこまで念入りには下準備をしていません。
1週間くらい前から「この日からパイパイ辞めるよー」と言い聞かせをしたのと、この絵本を読み聞かせしてました。
上の子のときにはカレンダーも用意して、毎日視覚的にもちゃんとカウントダウンしてましたが、2人目ともなるとここまで適当になります。
口頭で「あと5回寝たらぱいぱいバイバイだよ」と言い聞かせしてましたが、そもそも2歳児は数の概念を理解していないので、何の意味もないんじゃ…という適当ぶりです。
いざ断乳
世が令和った五月一日、我が家にゴングが鳴り響きました。
上記の絵本で散々読み聞かせをした「おっぱいオバケが出るよ」というやつ。そのオバケを大きめの絆創膏に描いて、おっぱいに貼り、準備は万端。
(ちなみにこの絵本はおっぱいオバケが出てきますが、怖い系の絵本では全くなくほのぼの系の絵本です)
そして、早速下の子がパイパイをせがんできました。
まずは軽く「もうおっぱいオバケ出てくるよ!パイパイだめよ」と口頭で説明。
当然下の子は納得せず、依然せがんできます。そこでズバッとおっぱいオバケ(が描かれた絆創膏)を見せます。
この一撃は相当衝撃的らしく、下の子の飲む気を一気に削ぎ、諦めさせたのです。
その後も何度か「ぱいぱい…」的なことや「おっぱいオバケいる?」と聞いてきては、おっぱいオバケを見せて意気消沈というのをやってました。
結局それ以上のリクエストはなく、日中は非常に平穏におっぱいを卒業していきました。
夜泣きは?
断乳するまでは、明け方に目を覚ましておっぱいを飲んでました。もはやそれが習慣となっていて、早朝4時くらいからは数十分おきに飲んでいたようです。
それが断乳初日の夜はなんと朝まで1回も起きず!要因は不明ですが、これはいい方向に想定外でした。
2日目、3日目(3日目は兄に寝返りキックされて起こされたみたい)と一回ずつ明け方に泣きながら「ぱいぱい!」と起きてきましたが、それも20分くらいで落ち着いていました。
そして4日目からはもう明け方に目覚めることもなくなりました。ただ、断乳して熟睡できるようになったためか、それまでより30~1時間早く起きるようになりました。軽く迷惑…。
そういうわけで完全に断乳完了です。
成功の要因は
前述の通り、事前の言い聞かせは相当適当でした。カウントダウンの言い聞かせはほぼ無意味だったと思います。
我が家の断乳で効果があったのはこの2つ
- おっぱいバイバイの絵本の読み聞かせ
- おっぱいにおっぱいオバケのイラストを描いて貼る
です。
それぞれが効いたというのもありますが、複合的に効いた面も多分にあります。
まずはおっぱいバイバイの絵本。おっぱいオバケが前面に出てくる絵本なのですが絶妙に怖さがなく、ほのぼのした気持ちになります。
でもやっぱりオバケなので、子どもたちは心のどこかで恐れています。
なので、おっぱいに貼ったオバケの絆創膏にビックリするし、それを見てしまうともうおっぱいに近づけなくなるのです。
あと上の子の断乳のときもそうでしたが、おっぱいに絆創膏を貼るって思っている以上に効き目があります。
普通に考えて剥がせばええやんって思うんですが、何故か恐れおののき近づこうとしなくなるのです。ホント不思議。
イヤイヤ期の断乳は
イヤイヤ期というよりはその子の気質に依る気がしますが、予想よりも楽に断乳することができました。
こんなにスッといっていいのかなと戸惑うくらい。そこまで依存していたわけではないけど、それでも結構な頻回で咥えていたのになぁ。
2歳となった下の子は、双方向のコミュニケーションが不自由なくできるようになっていて、前述のおっぱいオバケの話などをしっかりと理解できていたことも上手くいった要因だったように思います。
その一方でパイ卒に関してイヤイヤが発動することはありませんでした。イヤイヤ期なのに。
すごく不思議ですが、イヤイヤよりもオバケへの畏怖が勝ったのかもしれません。
おわりに
非公式ながら令和初の断乳成功ボーイとして私の心にはしっかりと刻まれました。
この世界には君の知らない美味しいものがもっともっとたくさんあるから、これから一緒にオッパイのない世界を楽しんでいきたいです。