パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

ようこそ2歳(後編)

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我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は我が家のアイドルの弟くんが2歳の誕生日を迎えた話パート2。

(*前編はこちら*)

www.papapatto.com

登場人物紹介

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兄:4歳3ヶ月
兄になって2年。ホントよくぞここまで成長したなと思う。

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弟くん:2歳0ヶ月
ようこそ2歳。とにかく可愛い。2人目だからかなぁ。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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我が家の可愛い可愛い弟くんが2歳になりました

前編のエントリにてツラツラと書きましたが、我が家の可愛い可愛い次男坊がこの度2歳となりました。

あーんなに小さくて、泣くだけだった赤ちゃんが、たった2年でここまで成長するんだな。

兄が2歳のときにも同じことを思ったけど、生まれた直後からずっと見守っていて、その小ささを知っている身からすると、やっぱり同じ感想・驚きを感じてしまいます。

そしてもう一人2歳の誕生日を迎えた人がいます。それは上のお兄ちゃんです。

実年齢は4歳と3ヶ月ですが、兄という存在になって2年です。そんなわけで弟くんの2歳の誕生日は、お兄ちゃんにとっても兄として2歳の誕生日。

今日のエントリはそんなお兄ちゃんとして2歳の誕生日を迎えた彼をフィーチャーします。

兄になりたてのときは、未熟児のようなものだった

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弟くんは小さめだったけど、低体重児でもなく元気そのものの立派な赤ちゃんでした。

一方のお兄ちゃんはというと、兄としての心構えは全くできていませんでした。

それはそうだよね。急に家に赤ちゃんが来て、急にお兄ちゃんになれって言われても無理だわさ。

ウチの場合、弟が生まれることは理解していたようだけど、ママが切迫早産で1ヶ月以上も入院し、退院の目処もつかない状況で、自分に弟ができることまで考える余裕が1ミリほどもなかったはずです。

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恐らく彼の中では、(赤ちゃんが生まれて)ママが家に帰ってくれば、これまでと同じ(自分が世界の中心の)日常がまた戻ってくる、と思っていたはずです。

現実にはそんなことはなく、赤ちゃんを中心とした騒然・壮絶な毎日が待っていたわけだから、そりゃ驚くし戸惑うわな。

上の子を最優先に、なんてことは耳にタコができるくらい色んな人から聞いていて、我々も出来る限り上の子を優先するようにしていました。

それでも赤ちゃんが生まれる前の、我が家の王様だった頃の日々とは程遠いわけで、なかなかの荒れっぷりだった記憶があります。俗に言う赤ちゃん返りってやつですかね。

赤ちゃんを愛でることももちろんありましたが、基本の動きが荒っぽいし、気持ちが不安定にもなっていたので、彼が赤ちゃんと絡むときにはいつも内心ヒヤヒヤしていました。

赤ちゃんと一緒に、兄として成長していった

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赤ちゃんの首がすわり、腰もすわり、やっと壊れモノ注意のレッテルが剥がれそうかなぁって頃。お兄ちゃんもようやく赤ちゃんのいる生活に慣れてきたのか、気持ちが安定してきたようでした。

多少荒っぽく扱っても、ある程度ならもう大丈夫だし、我々大人も少し安心して彼らを見ることができるようになってきました。

でもそこから程なく、ずり這いを始め、掴まり立ちを始め、(他の子よりも遅めではあったけど)あんよも始め、弟くんの攻撃…じゃなかった行動範囲が日増しにドンドンと増えていきます。

弟くんの標的はいつだってお兄ちゃんのオモチャ。ズル賢い大人たちは触られたくないものは手の届かないところに置きますが、当時3歳のお兄ちゃんはそんな隠し事はしない一本気な男。

いつだって弟くんの手の届く位置に自分のオモチャを置くし、いつだって弟くんが触ると烈火のごとく怒っていました。

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兄から見れば日に日に安全地帯がなくなっていった感じかな。安全地帯が減るということはイコールそこが紛争地帯に変わるということ。

ようやく弟という存在に慣れてきたと思ったら、弟のほうがドンドン進化して、自分の領域を脅かしてくる。

徹底して抵抗をしても、その脅威はなくなるどころがこれまた日増しに増えてくる。厄介なのは、この縄張り争いが誰でもないお兄ちゃん自身で折り合いを付けなければ絶対に終わらない戦いだということ。

こうやって弟の成長とともに兄も兄として成長することが求められ、望む望まないに関係なく成長させられていったのです。

ようこそ2歳

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弟くんもようやく2歳。

2歳にしては言葉も流暢に喋り、いつも兄の後ろをついていたおかげか、趣味嗜好も兄とだいたい同じ。

やっと、やっと、兄とほぼ同じフィールドで遊ぶことができるようになったのです。

だからといって縄張り争いが解決したわけでもなく、今でもしょっちゅうオモチャの奪い合いをしては喧嘩をしています。

でもこれまでと違うのは、お互いの主張を理解した上でやりやっていること。

これまでは宇宙人と人間のやり合いだったから、いくら弟くんに言っても馬の耳に念仏的な感じやったし、やればやるほど兄が損をする感じだったんです。結局大人に怒られるしね。

弟くんが2歳になって、お互いに「これ貸して」「やだ」というやり取りができるようになり、我々レフェリーとしてもある程度公平にジャッジできるようになったのです。

そして最近では2人仲良く遊ぶ時間も増え、よく分からないことで2人爆笑したり、2人見つめあったり。いつも2人犬みたいに追いかけっこしてはキャーキャー言ってる。ついについに兄弟が兄弟になった感じ。

ようこそ2歳

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(*兄が逆立ちすると負けじと逆立ちをしようとする弟*)

弟がいたから、弟にだけは負けてはいけないと、煩さが10倍増しになる。

弟がいたから、いつも喧嘩ばっかりしているけど、大人には全く理解のできないやりとりで2人で大爆笑している。

弟がいたから、いつも喧嘩ばっかりしているけど、弟が泣いていれば心配して「どうしたのー?」なんて白々しいけど優しい声をかけることを知った。

弟がいたから、いつも喧嘩ばっかりしているけど、弟が楽しそうな笑い声をあげれば、スグに駆け出して一緒に笑いあう。

弟がいたから怒ることも、弟がいたから笑うこともたくさんある。ちょっと前までは怒ることの割合がすごく高かったけど、最近では笑うことが増えてきた。

ようこそお兄ちゃんの2歳は弟と仲良くなる1年になりそうだ。

おわりに

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2年前、兄になったときはこんなにちゃんとお兄ちゃんになるなんて想像もできないくらいやんちゃくれだったけど、2年経てば立派にお兄ちゃんになるんやな。そんなふうに感慨深く思える兄の2歳。

ようこそ2歳。もっともっとお兄ちゃん業が楽しくなる1年になるようパパもサポートする所存です。