我が家は4歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は4歳になったばかりの兄との話。
登場人物紹介
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兄:4歳0ヶ月 |
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弟くん:1歳8ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
3歳の1年を振り返ります
(*綺麗な紅葉に目もくれず地面の虫に夢中になるダンスィ三人組*)
2歳の後半から続いたイヤイヤ期が加速度を増していった3歳の前半。そして急に落ち着きが出てきて、俄然育児が楽になった3歳後半。3歳の一年もジェットコースターのように起伏のある一年でした。
この一年で保育園にも通いだし、トイレを行けるようになり、数字も文字も読めるようになり、ホント成長著しいです。
ただ、成長著しいとはいえ、そこはまだ3歳児。少し接し方の選択を誤るととんでもない地雷となり、面倒な後処理をする羽目になることも多々あります。
今回はそんな3歳児との1年間に渡る試行錯誤の末にたどり着いた3歳児との上手な接し方を紹介します。
3歳児との上手な接し方4選
終わりを伝えておく
何よりもこれ。テレビを見せるにしても、自由に遊ばせるにしても、いつ終わりになるかを予め伝えておきます。
まだ時計がうまく読めないので、あと5分とかあと10分といった伝え方ができないのが面倒ですが、「次で終わりだからね」と必ず伝えるようにしておきます。
事前予告もなしに急に終わりにすると、確実に騒動に発展します。そろそろ終わりにしようと言って終わった試しがありません。
終わりの予告も本当のデッドラインよりも余裕を持った時間でやることが大事です。
3歳ですからね、次で終わりって言っても多少のアンコールが入ってきます。このアンコールを許容できる余裕を作っておくことが大人の心の余裕にもつながります。
私ほどの上級者になると、終わりの時間から逆算をして見せる動画を誘導できるようになります。もう出発まで時間がないのに長い動画を観られても困るしね。いかに先を読み先手を取るかが3歳児と上手く接するコツです。
(*電車への乗車での姿勢がやたらに良い3歳児*)
不要なアクシデントを起こさない
小さい子って驚くほどアクシデントに弱いんです。アクシデントと言うほどでもないイレギュラーでさえ、少しでもいつもと違うとギャーギャー金切り声で発狂します。
毎日同じくらいの時間に起き、馴染みのご飯を食べ、いつもの道でいつもの保育園に行き…、みたいに1日をルーティン化すると安定して過ごしてくれます。
なので、こちら側としても無闇に変化を与えたりはしません。それこそ、ものすごく細かなこと(ご飯食べるのが先か着替えるのが先か、とか)でも、いつものルーティンで多少の非効率があってもルーティンを優先させています。結局それが近道なんです。
いつもと違うことをするなら絶対に事前に説明しておきます。これをしておかないと確実に大変な目に遭います。
あんまりやり過ぎると融通が利かない子になってしまいそうですが、まだ3歳の子にそれを求めるのは酷なので、今は出来るだけ変なことをしないよう気をつけてます。
あと話は変わりますが、3歳児は一旦ルーティンに入ってしまうとなかなかそれを変えることができません。例えば「保育園から帰る前にお友達と遊ぶ」というルーティンが出来上がってしまうと、急いでそれどころじゃないときも遊びたがります。
いま余裕があるからといって甘めに対応してると後々大変なことに発展するので、場面場面で最悪の事態を想像し、その事態を想定した普段の行動が重要となります。もはや防災対策ですよ。
飴と鞭じゃなくて、飴と飴
褒めると子どもの機嫌が良くなるっていうのもあるんですが、意外と自分の気持ちも明るくなる効果があります。
不思議なもので、大人の心が落ち着いてないと子どもも落ち着かないもんなですよ。そんな空気を読む力はなさそうなんだけどな。
あと褒めたほうが確実に子どもの心に響くことが分かりました。感情的に怒っても何一ついいことはない。火に油を注いで子どもはやらないし、自分はもっとイライラするし。
出来るだけ怒らないように先手を打ち、そして褒めれる時に目一杯褒める。
これが小さな子どもと接する極意です。
イヤイヤ期の頃は怒ってばっかりでしたが、改心して少しずつ褒める回数を増やしています。なんなら何もないところから褒めることも今ならできそう。
いつも褒めていると子どもが「褒め待ち」みたいに褒められるがためにお手伝いなどの良い子の振りをすることもあります。行き過ぎて親の顔色を伺うようになってしまうかもと思う部分はありますが、今のところはその辺大目に見ています。
そして最近は褒めるの最終形態だと思っている"褒めて動かす"も少しずつできるようになってきました。いわゆる豚もおだてりゃ木に登るってやつです。やってないのに褒めて、結果的にやらせるという最強の武器を手に入れつつあります。
ちなみに今まで褒め方をあまり意識していなかったんですが、先日このエントリを見て褒め方も気をつけなきゃと改善点を見つけたところです。
過程を褒める。
→「頭が良い」とほめられた子どもは次に易しい課題を、「頑張った」とほめられた子どもは次に難しい課題を選ぶことが多い。
子どもの扱いって難しいなぁ。
(*仲良くテレビ鑑賞*)
本気で相手をする
スマホ片手間にちょちょっと相手しようとするとすぐに愛想尽かされます。3歳児って厳しいんですよ。なので彼らを相手するときは基本それだけに専念するようにしています。
あと3歳児と遊んでいるとホント無茶振りが多くてスマホなんか見てられません。
3歳児の役の設定ってよく分からないんですよ。最近もいきなりプラキッズを持ってきて、「500タイプエヴァンゲリオンの車両を紹介する外国人になって」と言われてしまいました。まぢで意味不明や。
必死の試行錯誤で、ようやく息子が残酷な天使のテーゼを歌いたかったということが分かり、ハイテンションで曲紹介をする外人風の司会という役に落ち着きました。
これ、もし息子の思う通りにいかなかったら怒るんです。理不尽が過ぎないかい。自分はアクシデントを嫌うくせに付き合う大人はいつもアクシデント状態です。
こんなことも含めて、息子の一挙手一投足に目を凝らして真面目に対応することを心掛けています。ちゃんと遊んでくれると分かると他がズボラでもそれだけで信頼してくれます。
おわりに
イヤイヤ星人で頑固で意味不明な3歳児。
そんな3歳児を素直を動かすことができたとき、ものすごい達成感があります。企業の管理職でもここまで手のかかる部下はおるまい。
最近は少しずつ手がかからなくなってきたことを実感していますが、もうしばらくはこの攻防を楽しみたいと思います。