パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

2歳差育児*1歳と3歳の兄弟が仲良くなったのは

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我が家は3歳半と1歳の兄弟との4人暮らし。今回はきょうだい育児の話。

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テレビのダンスに合わせて踊る2人

登場人物紹介

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兄:3歳7ヶ月
一人っ子歴2年3ヶ月。お兄ちゃん歴1年4ヶ月。ようやく兄らしくなってきた。

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弟くん:1歳4ヶ月
生まれてからずっと弟。これから先もずっと弟。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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3歳半と1歳4ヶ月、ようやく仲良く遊べる間柄に

これまで混ぜるな危険であった3歳児と1歳児。

兄は力加減がまだ十分にできなかったので、弟を傷つけないかいつもヒヤヒヤ見ていたし、弟は兄が触っているものを全て欲しがってしまい(そしてそれは兄が最も嫌がること)、兄からどやされないかいつもヒヤヒヤ見てました。

我が家には今でも2人を物理的に分断するためのベルリンの壁ならぬベビーゲートの壁があります。一時期はこの壁で2人を引き離し、兄の心の平静を維持していたこともありますが、今はだいぶ形骸化し兄がこの壁の内側に籠ることは少なくなりました。

いつの間にか兄は弟に対して手加減ができるようになり、押し倒したり叩いたりすることがなくなりました。
相変わらず弟くんはお兄ちゃんのオモチャにちょっかい出したり、お兄ちゃんの回りをチョコマカとしていますが、一時期に比べると"兄の目を盗んで"ちょっかいを出すようになり(それがいじらしくて可愛い)、直接バチバチ火花が散ることが格段に減りました。

今やテレビから音楽が流れると2人で仲良くダンスをするし、2人で乳繰り合いしながらきゃっきゃきゃっきゃ楽しんでるし、なんかほんと気づいたら仲良くなっていました。

お互い、相手をどう思っているのか想像すると

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兄弟仲良くなったとはいえ、対等ではありません。3歳と1歳は30歳と10歳の年の差くらいあります、いやほんとに。

お互いがどう思って仲良く接しているのか、普段の様子を見て妄想してみました。

3歳から見た1歳→ペット

兄から見て1歳の弟くんはおそらくペットみたいに見えています。

言葉は通じないし、自分の後ろをちょこまかとうろついてるし、優しくすると嬉しそうにするし、ペット的な扱いとなるのはしょうがないですね。

世の中のだいたいのペットは可愛がられていますが、同じように弟くんも可愛がられています。

明らかに自分より弱いもの、下のものと思っていて(実際にそうなんだけど)、だからこそ傷つけないように優しくしてくれています。あと下の子が粗相をすると一番厳しく叱るのが兄です。弟くんは叱られているのが分かるとギャン泣きするんですが、それでも叱る手を緩めたりはしません。私たちがフォローに入ることも汗

下の子が我が家にやってきたときには明らかにライバル視・敵視していたのが、この一年で無事にベット化して心を許したような感じです。相当な進歩ですよ。

1歳から見た3歳→ライバル

一方、3歳児をライバル視しているのが1歳くんです。兄のやっていることは真似したいし、兄の遊んでるオモチャは取ってしまいたい。対抗心メラメラでいつも追っかけています。

まぁ所詮は1歳児なので、3歳くんの真似はできないし、対抗心を燃やす姿も可愛くてキュンキュンするんですが、本人は至って真面目に張り合ってます。

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兄の背中を見て覚えた電車遊びスタイル

私たち大人の真似をしようとはあまりしないので、明らかに3歳くんを自分と同類と見て目指すものだと思っています。きっとこうやって色んなことを兄以上の速度で覚えていくんだろうな。

ちなみに対抗心を燃やしてはいますが、敵わないことも分かっていて、兄が手に持ってるオモチャには触ろうとせず、ちょっと目を離している隙に奪ってしまおうとする姑息さも兼ね備えてきました。これぞ弱肉強食の世界で弱者が生きていく術です。

友情は勝手に育まれた。親は眺めるだけ

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生まれてしばらくはお互いのために引き離すのに必死だった

下の子が生まれてから半年は上の子が家族が増えたことに慣れるための期間で、その後の半年は上の子が動き回る下の子に慣れるための期間。そしてようやく兄弟ともにお互いの存在に慣れてくれました。

この間、赤ちゃん返りとは言わないまでも上の子が不安定になることも多かったし、写真のように下の子に手を出して泣かせることなんて日常茶飯事でした。

そのたびに2人を引き離し、上の子に言い聞かせをし、お互いをなだめてはその場を落ち着かせることに必死になっていました。

この喧騒はいつ終わるんだろう、上の子はいつ落ち着いてくれるんだろう、下の子はいつ地雷を踏まなくなるんだろう(これは未だに踏むこと多数)、そんなことをいつもぐるぐる考えていました。

下の子が1歳を過ぎて急に仲良くなってきた2人ですが、我々親は結局何もしていません。いつも何かが起こってからなだめるだけ。
いつの間にか勝手に2人仲良くなっていきました。ま、ずっと一緒にいれば友情も勝手に芽生えていくもんですよね。うん、2人の友情に関して親ができたことは何もない。

いま、上の子の赤ちゃん返りに悩んでいる人、始まったばかりのきょうだい育児にひいひい言っている人にアドバイスできるのは、「できることは何もないから、とにかく耐えるんだ」という根性論だけです。

おわりに

最近ようやく、ほんの少しだけなら兄弟2人から目を離しても安心していられるようになりました。まあまだ視界の隅っこには入れるようにしていますが。

兄弟が仲良くなっていく様子を見ていると、子どもは勝手に育っていくものなんだなと思ったりします。親が子どもに教えることができることってそんなに多くないんだな。勝手に学んでいくんだなって。

なんかちょっぴりさびしいような気もしますが、もう少しギャーギャー言っている子ども達を眺めていようと思います。