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【旅行先で大地震に遭遇】子連れの被災記録*3歳・1歳

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我が家は3歳半と1歳の兄弟との4人暮らし。今回は大阪の地震の話。

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画像:読売新聞(YOMIURI ONLINE)より

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6/18 大阪を中心に震度6弱の地震

2018年6月18日(月)、午前7時58分に大阪を中心とした最大震度6弱の地震が発生しました。

被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

東京に住む私達ですが、18日はたまたま親族の結婚式のため家族4人で大阪にいて、地震に遭遇しました。場所的には震度5強のところです、たぶん。

今回、子連れの旅行先で大地震に遭ってしまった経験を備忘録として残しておきます。地震の記録というより、その後の交通機関の乱れの記録です。

地震の瞬間はホテルにいた

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7時58分、その瞬間は宿泊先のホテルの部屋にいました。じいじとばあばもいて計6人です。

ビルの上層階だったために地震の揺れが更に激しくなり、いやホントにビビりました。直下型で緊急警報も鳴らなかったし、ただただその場で地震が収まるのを待つことしかできませんでした。

3歳の息子は近くにいたじいじが、1歳の弟もそのときに抱っこしていたばあばか妻(記憶が定かでない)がしっかり抱えていました。

3歳の息子は地震の間はパニックになり、泣きながら「逃げるーーっ」と叫んでいましたが、幸い揺れている時間が短かったのもあり、揺れが収まるとすぐに落ち着きました。

チェックアウト直前だった

実は朝8時にはホテルを出ようと準備をしているところでした。

最初こんなに大きな災害になるほどの地震だとは思っておらず(上層階だったから凄かったんだと思っていた)、テレビで各地の震度を見て事の重大さを知りました。

当初の予定は、妻と体調を崩していた下の子を午前中に東京に帰して、3歳の兄とじいじ、ばあば、私は水族館に行く予定でした。

ですがこの時点で新幹線・在来線は全てストップ。再開の時間も分からない状態でホテルで待つしかありませんでした。

1時間経っても交通機関の運転再開の見込みが立たず

テレビで街の様子を見る限り、建物の損傷等は多くなさそうで、電車もそのうち動くだろうと楽観的に待っていたのですが、1時間経っても一向に再開の見込みが立たず、困ってしまいました。

体調不良の下の子は早く東京に帰して、掛かりつけの医院に行かせたいと思っていたのですがどうしようもできず。取り敢えずは新大阪駅に行くしかないということで車で向かうことに。

(水族館も閉館となったため、駅に向かうしかすることがなくなった。当然上の子が大クレーム大汗)

ホテルのエレベーターが動かないので階段で降りる

15階からフロントのある7階まで大荷物と子ども二人を抱えて階段で降りました。

いや、これ祖父母がいてくれて良かったです。もし大人2人だけだったら、まともに歩けない下の子を1人が抱っこ、家族4人分の大荷物をもう1人が持ち、(恐怖に慄く)3歳くんを説得し、ともに降りていかなければならなかったのか…。

新大阪は思ったほど混雑しておらず

新大阪に着いたのが地震発生から2時間半が過ぎた10時半過ぎ。

この時点で在来線・新幹線ともにまーーったく動いていませんでした。いつ運転再開するかも全く分からない状態。我慢という単語を知らない子どもたちを連れているとホントこの待ち時間って地獄。

駅の構内は動き出すのを待ってる人がたくさんいましたが、みんないたって冷静で混乱も何もありませんでした。

そこから昼食を挟んで12時過ぎまで改札の外で待ち、12時過ぎに再開予定時刻が発表されてすぐに改札を通ってホームにつながるエスカレーター前に向かいました。

結果、かなりの前の方に並ぶことができ、その後長蛇の列ができていましたが、無事に座席に座ることができました。

京都、名古屋を経て新幹線内は混雑

新幹線の運行が再開した1発目ののぞみに乗ることができたのですが、新大阪の時点ではそこまで混んでいなかったです。

グリーン車以外は全て自由席となり、端っこの車両にいけば新大阪時点では空席もあったようです。

その後京都・名古屋でそれぞれ人がわんさか乗ってきて、最終的には通路も人で埋まって動けないくらいの混雑となりました。

結局大阪–京都間を徐行で走ったのと、各駅の乗降に手間取ったために、東京に着くのに4時間くらいかかってしまいました。

旅行先で大地震に遭ったら…

まさかこんな事態になるとは思わず、行き当たりばったりな今回の対応となりましたが、今後の教訓として忘れないでおきたい点を挙げておきます。

複数の交通手段を検討しておく

大阪は過去に10年くらい住んでおり、ものすごく土地勘があったので、ホテルから自宅に帰るための交通手段の選択肢を瞬時に判断することができました。

新大阪と伊丹の距離感も知ってるし、新幹線を諦めて飛行機にする場合(飛行機はすぐに動き出していた)、どれくらいまでに決断すればフライトに間に合うかの目安も分かっていました。

最悪泊まることになっても友人のアテもあったし、この点の心配をしなくてよかったのは助かった。

これ、全然土地勘のない旅行先だったらこの時点でパニックになりそうです。子ども2人抱えて知らない土地で路頭に迷うことを考えるとゾッとします。

旅行先を検討する場合には、行き方について複数のルート・交通手段で検討しておいたほうが、こういったときに役立つと思います。

ちなみに今回の場合、新幹線の運転再開は13時前でしたが、この時点でも在来線はすべてストップしていました。我が家はたまたま祖父母の車があって車移動が可能だったのが不幸中の幸い。道路は特に混雑等していませんでした。

ホテルの避難経路も把握しておこう

今回は駅直結のビルにあるホテルに泊まっており、ホテルの構造が単純だったんで避難経路が分かりやすかったのですが、旅行の際には脱出経路をしっかり把握しとかなきゃと痛感しました。

あとこういうときはエレベーターが止まるので、子連れで高層階に泊まるのは辛いですね。地震まで想定して低層階にするってのもやり過ぎだと思いますが。

ちょうど朝食を食べ終わって部屋に戻ってきたくらいのタイミングでの地震だったんでまだよかったですが、朝食は低層のロビー階のレストランだったので、もし朝食中の地震だったらもっと悲惨だったかも…。

運行情報は掲示板よりtwitter

今回新大阪駅の放送や電光掲示板で再開の予定時間が発表されるより先にtwitterでその情報が出て、我が家はほんの少し初動を早くすることができました。多分電車内で待ってる人向けにアナウンスされた情報だったんかな。

この初動の早さが新幹線で座ることができた最大の要因と言っても過言でないです。

大人だけだったら立ったままでもいいですが、3歳と1歳を抱えながら大荷物を持って数時間も立ちっぱなしというのは極刑に近い地獄ですからね。

迷わずグリーン席に

グリーン車じゃない車両でも十分に座ることのできる位置に並んでいましたが、追加料金を払ってでもグリーン車にして良かったです。

車内が混雑するのは容易に想像でき、自由席だと通路にいっぱいに立ったままの乗客がいることが想定されたので(実際にそうだった)、できるだけ子どもたちのストレスを減らそうとグリーン車にしました。座っている限りでは車内の混雑を感じなかったので、ホントにグリーン車にしてよかった。

ちなみにこの地震で5時間遅れでの到着となったのですが、2時間以上の遅れが発生した場合には特急料金が払い戻しになります。なのでグリーン車の追加料金分はこの払い戻しでペイできました。

みんなの冷静さと優しさに感動した

新大阪の駅に着いてから東京で降りるまで、時間で言えば7時間弱くらい、ただの1人も文句や不平不満を言っている人を見なかったし、列も整然と並び、混雑してた新幹線車内でも至って落ち着いて過ごしてました。

新幹線内で下の子の熱が上がってしまい、乗務員に相談したら車内販売の控え室?みたいな個室を用意してくれ、そこに横にして寝かせてもらったり、JRの対応もこの緊急時にとてもきめ細やかなもので有り難かったです。みんな凄いよ。

おわりに

6/18の地震を旅行中で体験してしまった我が家の当日の様子を書きました。

家には地震の備えをある程度してありまさが、旅行先で遭ってしまう可能性は考えていませんでした。

地震なんて日本中どこにいても遭遇する可能性があります。我が家でも今回の地震を教訓にもう少し備えて生きていこうと思います。