我が家は3歳半のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回はいつものんびりニコニコ1歳くんの変化について。
潮干狩りという名の砂いじりを愉しむ
登場人物紹介
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兄:3歳6ヶ月 |
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弟くん:1歳2ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
いつもニコニコ、天使のような1歳くん
我が家の1歳くんは、いつでも誰とでもニコニコ微笑みかける天使のようなベビーです。人見知りの類もあまりしないし、人見知りをしてもすぐ慣れます。
電車に乗って、知らないおばあちゃんの膝の上に3駅もの間愛想振りまきながら座っていたこともあります。
もちろんパパとも相思相愛で、手前味噌ですがものすごく仲のいい親子です。2ヶ月前から保育園に通いだし、保育園の洗礼によりずーっと体調が芳しくないのですが、パパと二人きりで1日を過ごしても何の問題もない仲むつまじさでした。
ほんの数週間前の話なんですけどね。このときには1日看病しているとママじゃなくてパパの抱っこじゃなきゃ嫌とまで言わしめたのですが…。
パパの抱っこを所望する可愛い息子
急に訪れたまさかのパパイヤ期
こんなに仲睦まじかった息子が急に、ホントに急に、この一週間でパパ嫌を連発しています。
これまで夜寝るときには私が抱っこでゆーらゆらすればほんの5分くらいでスヤスヤ寝入っていたのが、抱っこした途端徹底拒否の構えでギャン泣きをするようになりました。
もうパパから離れたくて離れたくてしょうがないって感じで、足をバタバタさせ蹴りをかましてきます(結構痛いんだこれが)。
もうまさに寝耳に水です。乙女心並みに読めない1歳児のハート。
いや、全く懐かなくなったわけではありません。これまでと変わらずスリスリ寄ってきて愛想を振りまくこともあります。一緒に遊べばニコニコしてくれるし。
でもパパにとっての最大のスキンシップである抱っこに拒否反応を示しているのです。愚図ったときにはとりあえず抱っこしてれば落ち着いていたのが、今や火に油状態で私が抱っこすると余計に炎上します。
困った。。。
上の子のときにもあったパパイヤ期
ちなみに上の子のときにもパパイヤ期がありました。
1歳1ヶ月の頃です。今の下の子が1歳2ヶ月なのでほとんど同時期です。この時期の赤ちゃんにはよくある話なのかな。それとも我が家限定のDNA的なやつ?
そういえばここ最近、下の子が精神的に少し成長して自我を見せるようになりました。ご飯も「自分で食べさせろ」だし、「これしか食べないんだもん」だし。お兄ちゃんに遊んでいるオモチャを奪われたら一丁前に反撃に出るようにもなりました。
ふむふむ、自我が出てきて自分を主張するようになって、パパを嫌だと言い出した。・・・これは実は前からずっと嫌だったけど態度に出していなかった的なやつですか。私はお目出度いパパだったのですか。
パパイヤ期というのはつまりママじゃないとダメ期と言い換えることができます。ママじゃないとダメなんですよ。「子育てはママがいい」と言って炎上した自民党議員が最近いましたが、ちょっと気持ちが分かってしまうのが悲しい。
子育てはママがいいとまでは言いませんが、子どもが「ママじゃないとダメ」という時期はどこの家庭にもきっとあるはず。そう信じたい。
2人きりになると擦り擦り近寄ってくる都合のいい男
立ち行かなくなる我が家
私は2番手でも全然大丈夫なのですが、これはこれで我が家が回らなくなっています。未だ夜泣きの酷い下の子で、さらに保育園に行きだして体調を崩しがちとなり、余計に夜泣きが悪化している状況です。
そんな中パパが戦力外となると、すべての負担がママ側に行ってしまいます。我が家の平穏のため、ある程度は負荷分散したいんだけどなぁ。
ちなみに下の子に自我が出てきたこと以外の要因としては、この体調不良でおっぱいへの依存心が少し増しているのもあると思います。ママ・ママと言っているときとマンマ・マンマ(おっぱい寄越せ)と言っているときがあります。その結果、パパが弾き飛ばされた形になっているのかもしれない。
上の子の経験でいえば…諦めずに辛抱強く接するのみ
上の子のパパイヤ期は、その後2ヶ月くらいで無事収まってくれました。
特に何かをして劇的に変わったわけではなく、懐かなくなっても辛抱強くすり寄っていって、距離を縮めました。
上の子のときよりもイヤイヤ度が小さいので、もう少し短い期間でパパイヤが収まってくれるのではないかと期待しています。
なお、パパと2人きりであれば全然イヤイヤせずに逆にすり寄ってくれるので、パパイヤで困っている人がいたら、それで億劫にならずに勇気を振り絞って荒療治で向かっていくのも手かと思います。
(2018.8追記)ついにパパイヤ期の終焉がやってきた!
パパとも仲良く公園で遊ぶ
あれから約2ヶ月。下の子は1歳5ヶ月。この間わたしは必死に必死に耐えていました。そしてどうやらパパの素晴らしさを思い出してくれたようです。
ここ1週間、明らかにパパへの態度が変わりました。相変わらずママ>パパの構図は変わっていませんが、以前は5秒でもママが見えないとギャーギャー泣いているだけだったのが、いまはママが見えなくなっても私を見つけると「なぁんだ、パパいるならパパに構ってもらお♫」みたいな感じで泣き止んで寄ってきてくれます。
どうやらオモチャが上手く使えないヘルプ!なときはパパ、という方程式が出来上がったようで、連結が取れたプラレールを持ってきては「んっんっ」と言って連結をせがんできます。
パパイヤ期のときには”しょうがなくパパにしといてやるか”的な空気だったのが、今は積極的に寄ってきてくれるのです。
きっかけは義実家への帰省
今回のパパイヤ期終焉のきっかけは義実家への帰省です。
お盆休みを利用して義実家に帰省していましたが、下の子にとっては見慣れない家に見慣れない人がたくさん…という状況で少しばかり不安だったようです。
義実家で手持ち無沙汰な私を見つけてはスリスリ寄ってきてくれました。こんな不甲斐ない私でも頼りにしてくれて、ホント嬉しいよ。
それから東京に戻ってきても、パパイヤに戻ることなくパパ好き状態を維持してくれています。
この時期を乗り越えたらもう大丈夫かな
上の子のときにも同じような時期に、同じような期間でパパイヤ期がありました。
そのときもひたすら耐え忍び、パパのそこはかとない魅力に気づいてくれるまで待っていたのですが、パパイヤ期を一旦乗り越えてからはもうずっと良好な関係を保っています。
いま1歳前後でパパイヤ期に困っている人がいたら、あともう少しの辛抱だよと教えてあげたい。ここで心が折れてしまったら勿体ない。パパも悪くないし(たぶん)、勿論子どもも悪くない。そういう時期なんだとひたすら耐えるのです。
1歳児の笑顔、マヂ天使
無事パパイヤ期を克服し、満面のお花畑な笑顔を100パーセントの力で私に向けてくれるようになりました。
改めて思いますが、1歳児の笑顔ってマヂで天使です。私の中で可愛いの代名詞として30年君臨していたのは子猫ちゃんですが、猫は笑わないですからね。マイ可愛いランキングの1位がこの度入れ替わりました。1歳児の笑顔がこの世界で一番可愛いです。
パパイヤ期の頃はその笑顔は主にママに向けられて、私はその横顔を拝むだけでした。それだけでも十分な可愛さでしたが、正面から見る笑顔はまた格別。
私にだけ向けられる笑顔を、私が独り占めしている瞬間なんて至福以外の何物でもありません。あの笑顔さえあれば私はいくらでも頑張れる。そう思わせる笑顔です。
おわりに
急にやってきたパパイヤ期。仰け反って抱っこを拒否されると心がバッキバキに複雑骨折してしまいましたが、2ヶ月もの間必死に耐え忍びゴマを擦りまくってようやく氷解してくれました。