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新設園って心配!?新設保育園のメリットとデメリットを実体験から語る【保活】

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我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は子どもの保育園の話。

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登場人物紹介

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兄:3歳4ヶ月
初めての保育園児その1。ナイーブな性格なので結構心配。

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弟くん:1歳1ヶ月
初めての保育園児その2。この人は図太いので兄のような心配はしてなかったけど、3月生まれなので他の子より小さいのが心配。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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保育園、最初の2週間が経ちました

新年度になり、我が家の保育園ライフが始まりました。

我が家が通うのは今年新設された認可保育園。このご時世、役所も頑張って保育園を作ってくれています。我が家も何とかその恩恵にあずかることができました。

しかもきょうだいで同じ園。新設園で建物はキレイ、園庭も砂場もキレイなやつがあります。大通り沿いではなく周りは交通量も少なめ。家からは自転車で10分かからないくらい。うんうん、結構理想的なスペックです。

唯一の不安は新設園ってこと。
他にも保育園を持っている会社で新設のノウハウはある程度持っているだろうという楽観もありましたが、規模でいえば大規模な部類なので始めはすごく混乱するだろうなと思っていました。

息子たちは初めての保育園。子どもたちも慣れるのが大変なのに、肝心の保育園も混乱していると思うとやっぱり不安になります。

事前面談で不安な点を聞いていた

初めての保育園通園で不安もあったし、そもそも保育園の雰囲気もよく分からないので、事前の面談で色々と聞きました。

とりあえず心配だったのは下の子。3月生まれで1歳児クラスよりも0歳児クラスのほうが近しい乳児です。1歳なりたての子と、2歳を目前にした子はもはや別の生物です。それを保育士さん1人あたり5〜6人の面倒を見るんだからすごく大変だろうし、だからこそ不安でした。

でもその面談で「お昼寝はその子に合わせて抱っこしたりおんぶしたりしますよ」とか「食事は離乳食の完了期のものにしますよ」とか言ってくれて、そこまでの対応をしてくれるならある程度は安心できるな、と胸を撫で下ろしたのです。

ちなみに慣らし保育も保育園のスケジュールだと1週間で通常の保育時間となるような組み方をしていましたが、妻の復帰まで少し余裕があったので、数週間かけて徐々に慣らしていくのんびりスタイルにしてもらいました。

まあこれは子どもの慣らし保育というか、ずっと子どもと過ごしてきた妻の慣らし子離れみたいな意味合いが強かったり。

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いざ始まると…予想どおり、いや予想以上の混乱ぶり

いざ始まってみると…

想像以上の混乱っぷり!(だったらしい)

今のところ私は送迎をしていないので全て伝聞ですが、やはりものすごい混乱だったようです。

3歳児クラスは、子どももみんなある程度理解しているので、泣き喚いたりとか暴れまわったりとかっていう混乱はなく、ウチの息子も楽しそうに過ごしていたようです。きっと転園組も多いんでしょう。

カオスだったのは1歳児クラス。弟くんのほうです。

妻が送りに行った段階で部屋は既に大号泣の嵐。水溜まりができるんじゃないかってくらいの土砂降りだったようです。

認可保育園の1歳児クラスは5〜6人に1人保育士をつけますが、まだ慣れない愚図りまくる1歳児6人を1人の保育士で相手するなんて影分身の術でも使わなければほとんど不可能です。

そんな混乱の中で、その子に応じて抱っこやおんぶで寝かせてくれる…という話はどこかへ飛んでいき、ウチの弟くんはギャン泣きのままマットに転がされ、泣き疲れて寝落ち…。まさかのネントレです。

だって1人で6人見てるんだから、みんな抱っこは当然できないわけで、しかも初日でみんなテンパって…まぁ致し方ない。

2日目、混迷を極める

そして2日目。混乱は増してました

下の子は当然のように転がされて泣きながら寝かせられ、(2日目からお昼も食べた)ご飯は軟飯だと聞いていたのに普通のご飯…その上まだ1人で食べることはほとんどできないのに放置され、大部分をこぼしながら健気に食べていました。

ちなみに初日には連絡帳をもらえず、2日目にやっと貰えたけど何も書かれておらず、こちらが渡したお手紙も紛失、献立表も送迎カードも貰えず、どんだけ混乱してんだと。

お兄ちゃんの3歳児クラスは初日から連絡帳を貰えてます。献立表も貰いました。うん、1歳児クラスの混乱が突き抜けているんですね。

大変なのは分かるけど…2日目で不安いっぱい

保育園側も必死にやっているのはもちろん分かります。新設園で全てが初めて、しかも一気に何十人もの乳児・幼児が集っていきなり共同生活するんだから混乱が渦巻いて嵐になるのも当然。

客観的に考えれば理解できるんですけどね。でも目の前で聞いていた話と違う状況が繰り広げられ、それで自分の子どもが困っていたら不安に思うのが親というものなのを親になって知りました。

今なら、何となくモンスターペアレンツの気持ちが理解できる気がする…。ここで思うがままに不満をぶちまけたらきっとモンスターになってしまうんだろう。

モンぺになる前に落ち着いてきた金曜日

ギリギリのところでモンスターにならずに様子を見ることができた我が家。

金曜日になって少しだけ落ち着いてきたようです。子どもたちは相変わらず慣れていませんが、大人が慣れてきた模様。

金曜日には保育士さんと余裕を持って話ができるくらいまでになりました。うん、ここまでくれば普通の保育園だな。

なお、保育園をエンジョイしている上の子ですが3日目で早速「今日はおやすみするなの」と愚図っていました。夜寝ているときも急に叫び出したりなんだか不安定です。

いっぽう、初日2日目と散々泣きはらした下の子は金曜には慣れて、お昼ご飯時に迎えに行ってもご飯に夢中でした。帰ってきてもニコニコ。よほど楽しいのかハイハイから2、3歩歩けるようになりました笑

週が明けて、明らかに不安定になった兄

そして週が明けた2週目。
日を追うごとに慣れていく下の子とは対照的に、日を追うごとに不安定になっていく上の子。ちょっともう手がつけられないレベルです。

もともと環境の変化には弱いタイプです。私と下の子はよく言えば図太い、要するに鈍い人間なのですが、妻と上の子は繊細で荒れやすい人間です。

繊細で大人しいのであればいいんですが、繊細なくせにやんちゃで暴れん坊なので、こういった環境の変化で一回嵌ってしまうと、家中悲惨なことになります。

保育園では先生の言うことを聞くことができず、保育園での活動にも参加せず、給食にも手をつけず、友達ともあまり仲良くできず…、かなりの重症です。

家でもこれまでのイヤイヤ期とは段違いの言うことの聞かなさで、てんてこまいです。何も言うことを聞いてくれません。ご飯も食べてくれない、お昼寝もしてくれない、弟くんに手を出してしまう。ほとんど卒業していたオムツも、パンツからオムツ生活に逆戻りです。

保育園に慣れるまでに多少は荒れるだろうなと覚悟はしていましたが想像以上です。

ここまで荒れるのは断乳のとき以来ではなかろうか。あのときは断乳にチャレンジしては息子が不安定で耐えられなくなり失敗…というのを半年間何度も何度も繰り返しました。

まだあのときは1歳ぐらいで不安定になってもたかが知れていましたが、いま3歳となり力も強くなったし、あの頃のように全てを親に委ねて生きているわけでもないし、より複雑になっています。また慣らし保育の時間的な余裕もないので、ホトホト困っています。

情緒不安定な息子に私がしたこと

そんな情緒不安定な息子に私ができること。

…色々と考えたのですがイマイチ思い浮かびません。最近は仕事が忙しく子どもと過ごす時間が絶対的に少ないのです。そんなパパにできることって…。

唯一思いついたのが、褒めて褒めて褒めまくることです。

3歳になり、自分のことは自分でできるようになってからというもの、イヤイヤ期と重なったこともありますが、息子を叱ること注意することが増えていました。

特に保育園が決まってからは、保育園に行っても困らないように、アレしてコレして、アレはしちゃダメこれはしちゃダメ、とちょっと細かく言い過ぎていた気もします。

なので、せめて私くらいは能天気に褒めちぎろうかと心に決めました。だって初めての外の世界で必死に頑張っているんだから。1人くらいは褒めて褒めて褒め倒す人が居てもいいはずです。

褒め倒すって案外難しい

褒めるって難しいんですよ。意識的に褒めようと頑張るのですが、人間ってそんな褒められるようなことをして生きていないんですよ。

大人でも毎日普通に生きていると、改めて褒められるようなことって全然していないんです。別に悪いこともしてないけど、良いこともしていない、普通のこと・当たり前のことしかしていないんです。

これがイヤイヤ期の3歳児になると、普通のことなんかもやってくれないことが多いので、叱るポイントは2秒に一回くらいピカピカ光るのに褒めるポイントが全然光らないんです。

褒めるところの少ないイヤイヤ少年を褒め倒す方法

褒めたいのに褒められない、そんな状況で息子を褒めるために取った苦肉の策が、息子を2歳だと思って接することです。

3歳だと思うと、ごく普通なことしかしていないんですが、それが2歳だったらと思うと途端に褒めポイントになるんです。

自分でご飯を掬って大きな口で食べるとか、食べた食器を下げてくれるとか、ズボンを自分で履けたとか、そのレベルで褒め放題。

ご飯のときなんて、一口自分で食べるごとに褒め囃したし、着替えも一枚脱ぐごとに大騒ぎ。なんなら一歩歩くごとに褒めてるんじゃないかと言うくらい褒めることができました。

多分1時間で数十回は褒めてます。これだけ褒めれば豚だって木を登るだろうってくらいやってやりました。こんなに褒めまくった自分を褒めてやりたい。

効果は意外とあったかも

息子を褒め倒しだしてまだ数日ですが、以前のような荒れ方ではなくなってきました。単に息子も慣れてきたってこともあるかもしれないけど、でも褒め出して明らかに顔がニヤけだしたので、きっと心の平静を取り戻すのにひと役くらいは買っているはず。

これまでヤダヤダ言ってほとんどやってくれなかった着替えとかご飯も、びっくりするくらい積極的にやってくれるようになったし、今のところ良い方向に向かっています。いつまで2歳児扱いで褒め囃すのかってのはあるけど。

また息子を褒め出して、わたし自身も今まで無意識に粗探しをしていたんだなって気付きました。それが褒め探しに変わってわたしの心も落ち着いてきました。褒めるって素晴らしい。

(2018.10追記)新設園の良かったところ・悪かったところ

新設園に通い出して半年。ぼんやりとそのメリット・デメリットを感じることができましたので、まとめてみます。

良かったところ

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雨の日の通園はすげぇ大変だからマヂ雨は降って欲しくない

まずは良かったところ。これは施設が新しいってことに尽きると思います。既存園に唯一勝っているところでもあります。

今の園に通う前年に、違う既存園に何度か一時保育をお願いしたことがあります。その既存園はだいぶ昔からある園で、決して汚いわけではないんですが、古さを感じざるを得ないところでした(それでも保育園を申請するときにはここを第一希望に出して見事に散った)。

新設園は当然新築で、気持ちいいくらいのキレイさです。部屋もキレイで、オモチャもキレイで、園庭もキレイな人工芝で、駐輪場のアスファルトもキレイです笑

子どもを預けるのにキレイな場所というのは結構重要なポイントだと思います。古くても清潔ならいいんですが、どうしても行き届かないところはあるもんです。そうなると新しい=清潔というのは安心できるポイントになります。

ま、新しいってだけでなんとなくウキウキするのは子どもも大人も一緒です。

新設園のイマイチだったところ

イマイチだったところ…、そんなもの挙げだしたらキリがないんですが、1つだけ挙げるとしたら、やっぱり運営がドタバタしてます。

我が家が通っている保育園の母体は23区内でいくつか既に園を持っているんですが、それでも全くの新設でスタートすると結構慌ただしかったです。

事前の個別面談で園長先生から「その子その子に応じてお世話をするから安心してください」的なことを言われたのに、いざ預けてみたら泣き叫んでいるのを放置…みたいなこともありました。

あれだけ自信満々に宣言しておきながらの実際とのギャップに、さすがに内心モヤッとしましたが、それくらい最初の1ヶ月はバタバタしてて回ってなかったです。

定期的に届くはずのお便りが入っていないことも未だにしばしばあるし、3歳児クラスの担任が誰かよく分からないし(一人辞めた後の後任が定まっていない)、気にしだすとモヤモヤとなることは沢山あります。気にしてもしょうがないので気にしてないんですが汗。

そもそも通う子ども達も園生活に慣れるまでが大変なのに、その園もバタバタしてるんだから、子ども達も困るってもんです。

いま通い出して半年経って、ようやく軌道に乗ったなという雰囲気です。

そういえばこの半年で一回園長先生が交代してるし、保育士も数人辞めているようです。内情は知る由もないですが、相当色々揉めたことは想像に難くないですね。

しかも保護者には玄関の掲示板にチョロっと通知文が掲示されていたのみ。掲示されたのも辞める数日前という慌ただしさ。呑気な私もポカーンでした。

この園長の交代に関して、代わってから数ヶ月後に保護者説明会があったのですが、噂によると相当盛大に燃え上がったようです(我が家は不参加)。みんなそれぞれ溜まっていたものがあったんだなぁ。そもそも辞めた数ヶ月後に説明会って…完全にやらされてますよね。いやぁ怖い怖い。

そういえば1歳半検診で区役所に行ったときに、区役所の保育課に聞いたら区役所にも新設園へのクレームは多いらしいです。うちの園は特に…。

きっと外から見て、半年間で園長が代わり、保育士も何人も入れ替わっていて、役所にクレームが届いている…という状況を知ったら「新設園、やっぱ怖い」ってなるかもしれませんね。

結局は先生次第

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保育園でも兄弟仲良し

結局はこれなんですよね。先生によって気の利き具合がやっぱり違います。

同じように子どもを持つ保育士さんのほうが、親側の気になっているであろうことを逐一教えてくれるんですよ。

男の保育士さんも何人かいるんですが、男の人は報告下手です。「特に何もなかったですよ」の一言で終わってしまいます。まぁ私もそっち側の男なので、一言で報告が終わってしまう気持ちは分かる。

あと園長先生もね、結構重要。幸か不幸か園長先生の交代を経験しましたが、鈍感代表の私にも分かるくらい園の雰囲気が変わりました。

それまで「危ないから」と言って一回もなかった3歳児の園外へのお散歩が、園長先生が代わった途端始まったのには笑ってしまいました。これ保護者から何回も問い合わせがあったけど頑なにやってなかったんです。それが代わった途端ですからね。

厳しいトップから緩い?トップに変わることが良いとは限りませんが、今のところこの園では良い方向だったような気がします。

新設園あるある

実際に新設園に通わせてみて驚いた新設園ならではのあるあるがいくつかありましま。

みんな早生まれ

はい、みんな早生まれです。下の子が通う1歳児クラスは確か全員が早生まれでした。

うちの子も3月生まれで、保育園に通い出す時はまだ歩いてすらいなかったので心配してたんですが、杞憂でした。

もはやほとんど0歳児クラス…みたいな1歳児クラスです。

4月はみんな大号泣

新しく入ってくる0歳児がわんわん泣いてるっていうのが既存園だと思いますが、新設園は全学年がカオスです。泣き声の大合唱。他の子が泣いてると自分も泣きたくなるのがちびっ子みたいです。

今でこそ良い思い出ですが、通わせる親としては結構心を痛めていました。

ルールがしばしば変わる

先ほど挙げた散歩もそうですが、持ち物とかも入園後に何度かルール変更がありました。こういうときのルール変更は負担が大きいほうへの変更ばかりなので、ちょっと大変です。

既存園だとしっかりノウハウもあって安定しているので、こういうことはないのかなと思います。

逆に散歩の例のように、保護者からの訴えにも耳を傾けてくれ、ルールを見直してくれるという面もありそうですね。

おわりに

新設の保育園に預けている我が家の喧騒とその他いろいろを紹介しました。是非誰かの参考になればと思います。