我が家は3歳と生後11ヵ月の兄弟との4人暮らし。今回は下の子のお話。
扉の向こうでこんにちは
登場人物紹介
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兄:3歳2ヶ月 |
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弟くん:10ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
上の子と比べて大人しい下の子
生後11ヶ月になる下の子ですが、ほんとあっという間に11ヶ月経ってしまいました。上の子の育児はあまりに濃すぎて苦かったのに、今回はなんか薄くて美味しいです。
きょうだい育児という難しさはありますが、子ども単体で見たときに下の子はスゴい育てやすい子です。
放っておいても1人できゃっきゃ遊んでいるし、人見知りもほとんどしないどころか全人類に愛想を振りまく始末。そういえば電車で全然見ず知らずのおばあちゃんに3駅くらい抱っこされてもずっとニコニコしてたな…。
離乳食も順調そのもので、アレルギーもないし、パクパク機嫌よく食べてくれるし、食べる量も下手したらお兄ちゃんよりも食ってんじゃ…ってレベル。
唯一大変なことと言えば、夜泣きをしていることかなと思いますが、それも上の子のときの激しさに比べたらまだマシなほうです。
まとめるとホント育てやすい子です。
後追いもマイルド
そんな大人しい・育てやすい下の子ですが、最近自我が少しずつ芽生えてきて自己主張する場面が見られるようになりました。
そして自我の芽生えと同時に始まったのがママへの後追い。
ママがリビングから出ようものならスタタタタッと高速ハイハイでドアまで移動し(開けられないのでここまでが限界)、全力で泣き叫んで呼びます。
おお、これぞまさしく典型的な後追い。
上の子のときはこの後追いも激しくて、ママが姿を消したのに気づいて泣き始めたら、次に姿を見せるまで決して泣き止むことはなく、いくらなだめすかしてもほとんど効果がありませんでした。
その間わたしは泣きわめく赤ちゃんを抱えて右往左往。どうすることもできないんだけど、何もしないわけにはいかない、そんな葛藤に何回もバッキバキに心を折られていました。
そんな後追いを経験していたので、これまで育てやすかった下の子もこれで一変するかも…とドキッとしていたのですが、どうやら様子が違います。
ひとしきり泣き叫んで、気が済んだら「あ〜あっ泣いた泣いたっ」とでも言いそうなケロッとした顔で後ろを振り向き、私の存在に気づくと満面の笑みで寄ってきます。切り替えが早すぎではなかろうか。
これに限らず、ママが外出で数時間居なくてもまっったく気にすることなくニコニコ遊んでいます。上の子がこの境地に達したのは1歳の後半頃ではなかったかしら。
可愛すぎて笑けてくる
2人目だから後追いが軽いのか
上の子が赤ちゃんのときと、今の下の子のときで大きく違うのは、今はお兄ちゃんもいるということです。
これって相当な違いで、上の子のときは平日は妻と赤ちゃんの2人きりだけで過ごしていたのが、今はお兄ちゃんも加えた3人で過ごしています。
下の子から見れば、いつも魅力的なオモチャで遊んでいて、いつも喜怒哀楽が豪快で、いつも(自分並みに)ママの周りをチョロチョロしている存在。
生後10ヶ月を迎え、下の子はお兄ちゃんが気になって気になってしょうがない様子です。
なのでママが居なくたってお兄ちゃんがいればそれは日常で、不安に苛まれることもない。お兄ちゃんがいるならその近くにいるオッサン(パパ)もまぁいいかみたいな寸法なのかなと思ってました。
あと良くも悪くもきょうだい育児で構ってあげられる時間が半分こになってしまうので、そこまで甘えん坊にならずしたたかに生きれるようになったのかな、なんて思ってました。
そんなことはない、個性だった
2人目育児は1人目のときより楽って聞くのはこういうところなんだな〜と勝手に思ってました。
が、会社でその話をしたら「うちはそんなことない」と言われてしまいました。
あれ、あれれ。ネットでも色々と調べてみましたが、2人目だから後追いが軽くなると書いてるものが全然ない。ネットって玉石混合でトンデモなものも尤もらしく載っているものなのに、トンデモでも何でもなく載ってない。
そして代わりに書いてあったのが「それは個性なんだよ」ということ。
同じ環境で育っているのにここまで違うのか
同じ両親を持ち、同じ釜の飯を食い、同じオモチャで遊んでいるのに、上の子と下の子では何から何まで違います。
もちろん、きょうだいと言えどそれぞれ別の人間なんで違うのが当然なのですが、されどきょうだいなのでもう少し共通点があるかと思っていました。それなのにホント驚くほど正反対です。同じなのは性別くらい。
豪快だけど繊細な上の子と、のんびりだけど図太い下の子。アレルギー持ちで食も細かった上の子と口に入れば何でも食べる下の子。
サラサラストレートヘアーで一重瞼の上の子と、くるくる天パーでくっきり二重瞼の下の子。
あとうんちもきょうだいで個性がでてきます。上の子は大人みたいなドスッとしたもので5メートル離れていても臭うんですが、下の子はウサギのうんちみたいに丸っこいのを複数出してきます。ザ・快便キッズの上の子と便秘気味な下の子。
ほんと面白いほど正反対な子どもたち。同じ親から生まれた同じ男の子なのにここまで違うと笑ってしまいます。
後追いが軽いのも、成長がゆっくりめなのも、人懐っこいのも、離乳食をバクバク食べるのもぜーんぶ個性です。
ひどい後追いをしたのも、人見知りが激しかったのも、離乳食に苦労したのも、すぐに歩き始めたのも、活発で元気いっぱいなのもぜーんぶ個性。
上の子のときは、他の同じくらいの月齢の子のことを見て色々なことを気にしていたんですが、今になってようやくその無意味さを知りました。同じ家族でここまで違うんだから他人と比べるなんてほんとナンセンス。
おわりに
後追いが軽い下の子は、2人目の余裕とかではなくて単なる個性だったという話でした。
手のかかる子どもは手がかかるから可愛いし、手のかからない子どもはただただ可愛い、つまり子どもは可愛い生き物なんだと2人育ていて思うのでした。