男にとって妊娠している女の人って未知の世界そのものです。
男が経験することのない妊娠。私もそうでしたが、あまりに遠いところにある存在で、いきなり妻が妊婦になって、妊娠がどういったものなのかさっぱり分かりませんでした。
でも、そんな私も2回妊婦の旦那を経験して、ようやく妊婦とはどういうものなのか少しだけ知ることができました。
今回は、私が身をもって知った妊婦の実態と、その妊婦に接するプレパパの心得をまとめます。
妊婦は千差万別
まず知っておくべきことは、妊婦って千差万別で人によって辛いこと大変なことが全く違うってことです。
つわりが軽い人もいれば妊娠後期まで悩まされる人もいるし、どんだけ無理してお腹が張っても大丈夫な人もいれば、そうじゃない人もいます。
私の妻は、お腹が張りやすく無理をするとすぐに体に響きます。その結果2回の妊娠ともに切迫早産で入院することになったのですが、天下の東大病院で「無理をしたからお腹が張るとかではなく、これはもう体質」って言われました。
よくウェブの情報を見ると、適度に運動したほうがいいとか、この時期になると結構お腹は張るものだとか書いてますが、人によって適正量は全く異なるのであまり巷の情報を鵜呑みにしてはいけません。
妊婦自身は自分の体なのである程度分かっても、身近にいる旦那さんの理解がないと旦那が直接的・間接的に無理をさせてしまいかねません。
というわけで、プレパパはウェブで情報収集も大事だけど、目の前の妊婦の状態をよく見ることのほうが大事です。
妊婦の体は生きているだけで大変
私はガリガリに近い体型をしています。なのでふくよかな人の辛さも知らないんですが、妊婦はそのレベルじゃなく辛いようです。
一年足らずでお腹をパンパンに膨らませ、別の生命を育てるんだから、それは想像を絶します。
色んな臓器を圧迫するし、手足のむくみも半端ないようです。夜も満足に寝返りできないし、こむら返りを繰り返し、熟睡なんてできたものじゃありません。
少しのウォーキングでお腹が張ってしまうし、キッチンで料理するだけでフルマラソン走った後みたいになります。
日々の仕事で疲れきっているという男の気持ちも分かりますが、体がいうことをきかない妊婦の大変さはまた別次元のはず。自分の疲れはぐっと堪えて優しくマッサージなんかしてあげてください。
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妊婦は薬が飲めない
妊婦はお腹の中にデリケートな胎児を育てています。そしてへその緒でママと繋がっています。なので、妊婦が飲める薬は非常に限られています。
そうです、妊婦は病気になれないのです。旦那が病気を家に持ってくることがないよう細心の注意が必要です。
妊婦はネガティブになりやすい
マタニティブルーは産後のイメージがありますが、妊娠中もネガティブになりやすいそうです。
マタニティブルーは妊娠によるホルモンバランスの変化が要因の1つですが、男にとっては本当に未知で分からない世界です。
男としてはいつもと変わらない行動や言動をしているのに、妻がイライラカリカリしていると、戸惑ってしまいます。
女性は妊婦になって否応なしに変わっていっているのだから、男がいつもと変わらないでいるのは良くありません。
私は自他ともに認める気が利かない男なので、妻の求める気遣いのできる旦那にはほど遠いですが、それでも変わる努力をする意識だけは最低限持っています。
ある意味言い訳作りの1つになってしまってる面もありますが、説得力のある言い訳を1つ持っておくのも大切です(努力自体は言い訳作りのためでなく純粋にやってます)。
おわりに
妻が妊娠してから長男が2歳を過ぎた今まで、「(私は変わってないけど)周りがどんどん変わっていく」という感覚の中で生きています。
子どもの成長や、それに付き合うママの変化はにわかには信じられないスピードなんですよ。
パパは置いてきぼりを食らっていますが、必死に食らいついていく努力は欠かせません。まずは妻が妊娠中のときからスタートダッシュでパパになる準備をしてみてはいかがでしょうか。
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