2歳になったばかりの息子に訪れた試練。それはママの体の異変でした。
息子が2歳になったくらいのときは、二人目の妊娠6〜7ヶ月で妻のお腹はもう大きくなってどう見ても妊婦の見た目でした。その異変を息子も察知したのか、赤ちゃん返りと思われる情緒不安定になっていたのです。
赤ちゃん返り!?イヤイヤ期!?2人目妊娠中の我が家での息子(2歳)の様子が変わってきた
主な赤ちゃん返りの行動としては、
- 後追い復活&相当ひどい
- ママが他の子と話そうものなら激怒(癇癪)
- 少しでも気に食わないことがあると、オモチャを投げ捨て猛抗議
- ママが料理などで自分が構ってもらえないとなると、本棚の本を全部投げ捨てる
- OPPAIへの執着が復活
ちょっと思い出すだけでもこれだけあります。
(*お気に入りのぬいぐるみと一緒になら大人しく写真に写ってくれるという2歳誕生日あるある*)
子どもの気持ちになると
よく聞く話で、上の子からすれば新たに生まれる下の子は「突然目の前に現れたママの愛人」という例えがあります。
いきなり現れて、それまで自分ばかりに向いていた視線がそちらを向いてしまい、自分に対しては「ちょっと待って」ばかり。そんな状態では確かに不満が溜まります。
ただ、私はてっきり下の子が生まれてから赤ちゃん返りが起こるものだと思っていました。それが現実には、まだ下の子がお腹の中にいる状態で息子の赤ちゃん返りが始まりました。
その当時、私も妻も子どもにお腹の子のことを話すことはありましたが頻繁ではないし、すべての意識が上の子に向いていました。身重なママも頑張ってハッスルしているて、普段の生活で我慢をさせている場面は多くなかったはずです。
なので、我慢とか不満とかが原因ではなくて、言い知れぬ不安が赤ちゃん返りの原因なのかなと考えました。
少しずつ、でも確実に変わっていくママに不安を抱いている…、いくつか思い当たる節があります。
- あるとき料理中に指を怪我したママが絆創膏を巻いたら、ギャン泣きで抗議し、しばらくママに近づこうとすらしなかった
- ママと息子がお風呂に入っているときに、ママが洗顔で泡だらけになった顔を見てギャン泣き
いつもなら軽くスルーするようななんてことないママの変化にまで過敏に反応するほど、ナーバスになっていました。
まずは気持ちに寄り添う
そんな息子の不安を少しでも解消すべく色々と対策を実践しました。
私が息子と散歩に行くと大体は抱っこする羽目になるのですが、そのとき普段から色々と話しかけるようにしています。
普段は周りの風景のこととか、今日の予定とか、他愛もないけど、これで言葉の1つでも覚えてくれたら…という感じで話しています(ほぼ一方的なのが辛いところ)。
2人目妊娠で上の子が不安定だった頃は、その他愛もない話に加えて如何にパパが息子のことを大好きなのかを滔々と話していました。
心配することなんてないんだからね〜という言い聞かせです。
魔法の声かけ・お腹の子編
パパやママが息子のことを大好きであると、とても大切な存在であることを伝える、ということはもちろん大事ですが、それだけでは何か足りていない気がしていました。
パパやママが大好きと言えば喜ぶだろうし、安心もしてくれると思いますが、それとママのお腹に起こっている異変への不安はまた次元が違いますよね。
もっと具体的にいうと、息子がママのお腹にいる赤ちゃんに不安を感じるのではなく、楽しみに思ってくれたらな、と思うのです。
そこで、Webで調べてみると以下の記事が参考になりそうでした。
→上の子が下のきょうだいを大好きになる!産後すぐから始められる魔法の声かけ - 赤すぐ 妊娠・出産・育児 みんなの体験記
この記事で書かれていたのは、既に下の子が生まれているという状況で、
- 赤ちゃんの世話をするときに、まず上の子に声をかける
- 赤ちゃんが上の子を好きだということを伝える
という声かけをするというものでした。こうすることでママもパパも下の子もみんな上の子のことを好きだし、気にかけていると思ってくれるみたいです。
既に下の子がいる状況での声がけですが、まだお腹の中にいる状況にも応用できそうだと閃いたのです。
というわけで、最近息子にこんなことを言っています。
- お腹の中の赤ちゃんが息子くんに会うのを楽しみにしてるって言ってるよ〜
- お腹の中の赤ちゃんが息子くんのこと大好きだって〜
パパ&ママが自分のことを好きなだけでなくて、お腹のなかの赤ちゃんまで自分のことが大好きなんだ、と知ればきっと嬉しいに違いない。
効果のほどは
言い聞かせを続けて数週間、明らかに息子の様子が変わりました。酷かった後追いもだいぶ落ち着きを見せ、癇癪を起こすことも減りました。
息子が落ち着いたのが、この言い聞かせの効果かどうかは定かではありません。気分屋の息子なのでたまたま機嫌が良い時期に差し掛かっただけかもしれません。
ただ「赤ちゃんが息子くんのこと好きって言ってるよ」と言ったときには「パパ、息子くんのこと大好きだよ」と言ったときと同じくらい照れ笑いをしてくれるので、多少は響いてくれていたはず。
生まれてからも下の子大好きに
(2017.5追記)
その後下の子が無事に生まれていま2ヶ月が過ぎようとしていますが、上の子は下の子が大好きです。
「赤ちゃんかわいいかわいい」と言って頭をナデナデしたり、赤ちゃんを抱っこしたいとせがんできます(荒っぽいのでこちらは気が気でないですが)。下の子を傷つけるようなことは一切ありません。
大人の余裕がないときにあまり構ってあげれずに愚図ることはあっても、この妊娠中の赤ちゃん返りのような症状は今のところありません。
何よりも妊娠中から大人が上の子に気を使っていたことで、生まれてからも細心の注意を払って上の子に接することができています。
(*一緒の布団で寝たがる兄*)
おわりに
まだ下の子がお腹の中にいるときから始まった2人目育児。生まれてから赤ちゃん返りに悩むよりも、生まれる前に赤ちゃん返りになってくれたほうが実は大人は楽かもしれません。まだ上の子を十分に構ってあげる時間的な余裕があります。
仲のいい兄弟になってもらうべく私たちの試行錯誤は続きます。
(*2人目が生まれて想像以上にアレだった話*)
▶2人目育児が楽って言ったの誰だ!いきなり山場の大ピンチ!
(*これがなかったら2人目育児は乗り越えられなかった。まぢこれ最高*)
▶yissvicレビュー*ベビーモニターで育児が劇的に楽に!これはおすすめ・なぜ今まで買わなかったのか後悔