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才能の遺伝の要素ってどれくらい?*遺伝しやすさを踏まえた子どもへの教育方針

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我が子がどんな性格をしていて、どんな特性があるかを知っておくのは、子どもの能力を伸ばすのにとても重要ですよね。小説家の才能があるのに、工学部とか目指しちゃったら勿体ないし。

今回は、親の能力がどれだけ遺伝する可能性があるかを調べて、我が子の特性を知る手がかりにしたいと思います。

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項目別遺伝のしやすさ

知力・気質・センスの各項目でどれだけ遺伝的要素があるかを調べました。なお、週現スペシャル 大研究 遺伝するもの、しないものを参考としました。

知力

項目 関連性 解説
暗記力 ★★★☆☆ 一時的な記憶の力は練習によって鍛えることができる。
長期記憶、つまり知識は遺伝の部分が大きい。
数学力 ★★★★☆ 計算能力よりも空間認知能力のほうが、遺伝の影響が
大きい。
語学力 ★★☆☆☆ 暗記力がものを言う分野で、特殊能力は必要ない。
IQ ★★★☆☆ 遺伝と関係があるのは確実。

気質

項目 関連性 解説
集中力 ★★★★★ 脳内の神経伝達物質受容体が影響している。
学力にも関連。
真面目さ ★★★☆☆ 勤勉に物事に取り組む姿勢は、ある程度遺伝の影響
あり。
あがり性 ★★★☆☆ 緊張しやすい人、しにくい人はいる。脳の伝達物質
などの性質が遺伝する可能性
頑固 ★★★☆☆ 一つの物事に固執する性質が遺伝することはある。
30〜40%程度の関連性
神経質 ★★★☆☆ 30〜40%程度遺伝。向こう見ずな正確も同程度遺伝
する。
KY ★★★☆☆ 相手の心を察する能力は30〜50%程度は遺伝的要素。

センス

項目 関連性 解説
音感 ★★☆☆☆ 訓練で鍛えることもできる。声質や発声は遺伝する。
絵の巧さ ★★☆☆☆ 後天的な要素が大きく、訓練で伸ばせる。
文才 ★★★★☆ 文章を論理的に組み立てる能力、執筆の能力は80%
以上遺伝する。

まとめると

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  • 数学力(空間認知能力)、集中力、文才(論理的思考力)は遺伝の度合いが高い
  • 語学力、音感、絵の巧さは訓練次第でどうにでもなる
  • 知能は一定程度遺伝する
  • 集中力以外の気質は、ある程度しか遺伝しない

となるのかな。

学校の勉強ができる程度なら、知力の各項目が優れているかというよりは集中力や真面目さのほうが大事な気がします。

また、社会でやってくのに必要な気質のほとんどは、遺伝以外の要素(まあ家庭環境でしょうね)が半分くらい影響するってことなので、結局はあんまり遺伝は気にしなくていいのかな。

遺伝的要素と職業の相性

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せっかくなので遺伝的要素と職業との相性を考えてみました。ケルビム・パターンという性格分析手法を参考にしました。

種別 気質 解説 向いている業種
獅子 外交・行動 人と交渉や取引することに長ける。コツコツ作業や細かい作業を続けるのが苦手 営業。プロジェクトのリーダーも◯
雄牛 集中・持続 一点にこだわる集中力と、継続的な反復作業を楽しめる持続力に長ける。統括や調整は苦手 技術職・職人。
洞察・表現 物事の深みを調べる洞察力と、感受性豊かで繊細な表現力に長ける。質より量の業務が精神的に苦手。 クリエイティブ系、または学者やカウンセラーなど
把握・分析 全体像を捉える把握力と、本質を見抜く分析力に長ける。雑務に追われると潜在能力を活かせない。 コンサルタント・経営者

上記の4タイプのうち、雄牛タイプと鷲タイプは明らかに遺伝的要素の高い能力が必要となっています。よくよく考えてみれば、確かにこれらのタイプに向いている職業って親が同じ仕事をしている比率が他のタイプより高い気がしなくもないです。

逆に言えば獅子タイプや人タイプの人は、育ってきた環境に左右されてこれらのタイプになったんでしょうね。これらタイプの人は親に感謝せねば。

自分に自信があって子どもにもその才能が遺伝していると思える人は、雄牛や鷲タイプに興味を持たせるように誘導し、子どもへの才能に疑いがある人は、家庭環境をしっかり整えた上で獅子・人タイプに誘導するのが良いってことですかね。

でも遺伝が全てではありません。