パパパッとパパ

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イヤイヤ期の終わりってこんな感じなのか*ピークが過ぎ終わりが見えてきた

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我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。

もうすぐ3歳半になるお兄ちゃんは1年くらいイヤイヤ期を生きてきました。この1年、にっちもさっちもどっちもこっちもいかない毎日をやり過ごしていました。

息子のイヤイヤ期を経験するまで、イヤイヤ期ってどんな感じなのか想像もできませんでした。

そして息子のイヤイヤ期に接してみて、このイヤイヤ期が終わるとはどんな感じなんだろうと終わりも全然想像できませんでした。

でもなんとなく、どことなく、息子のイヤイヤ期が少しずつ終わりに近づいている予感がするのです。

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15年後に通うことになる東大本郷キャンパスを下見

登場人物紹介

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兄:3歳5ヶ月
現役イヤイヤモンスター。歴史に名を残すようなレジェンドもついに現役引退が近づいてきた…!?

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弟くん:1歳2ヶ月
レジェンドの血を引くモンスター予備軍。今はただただ可愛い。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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終わりが見えてきた!?イヤイヤ期

最近イヤイヤ期が少しずつ終わりに向かっていることを感じます。何というか聞き分けのいい瞬間がうっすら増えてきた気がする。ほんとにうっすらだけど。それにともなって手のかかる場面がほんのすこーしずつ減ってきました。

ご飯なんかもちょっと前までは「食べさせてくれないとイヤッ、つーか口開けてやるから早く食べさせろよッ」という雰囲気だったのが、いつの間にか自分で大人しく食べてくれるようになりました。自分で食べるようになると好きなものしか食べないんで、それはそれで大変なんですが。

そのほか服を脱ぐとか着るとか、靴を履くとか脱ぐとか、何も言わずに一人でやってくれるときも(もちろん必死になだめすかしてさせるときもたっくさんありますが)。

たとえ最初はイヤって拒否をしたとしても、これまでよりもすんなり説得に応じてくれる気もします。何がなんでもイヤだ、という雰囲気はだいぶ減りました。

子どもの中でなにが変わったのか

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イヤイヤ初期のころは

イヤイヤ期の初期のころは、まだ自分の意思をはっきりと伝えることができませんでした。なぜか分からないけどイヤなんです。

このとき息子は2歳半過ぎくらい。言葉もだいぶ流暢にはなっていましたが、まだ3割くらいは意味不明な宇宙語を賜うていたし、意味の分かる言葉であってもすごく単純で意味のない言葉が多かったです。やまのてせんミドリとか。

この時期のイヤイヤの躱しかたはとにかす気を逸らすこと。何でイヤイヤ言ってるのか本人も分かっていないんだから、気を逸らしてあげるとスッと気持ちが入れ替わってやってくれました。なのでまだやりようはいくらでもあった。

(*この頃はまだこんなことを言っていられる余裕があった*)

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これは3歳の誕生日

イヤイヤ中期になると

そこから程なく”気を逸らす”作戦があまり通用しなくなってきました。それが3歳前から数ヶ月間くらい。

何が変わったかといえば、何でイヤなのか本人がなにかと理由をつけてくるようになってきたことです。

今遊んでいるからイヤ、これが食べたいからイヤ、アレやってくれなきゃイヤ…。息子なりに嫌な理由をつけてくるようになりました。

ちなみに今遊んでるから嫌と言ったからって、遊びがひと段落つくことはありません。待てど暮らせどいろんな理由をつけて嫌がります。

この頃の口癖は「やらないって約束したなのに〜」です。もちろん約束なんてしていません。約束のセルフサービスです。一番セルフサービスに向いていない品だと思う。

もうこの頃になると気を逸らす作戦も効かず、ひたすら根気強く心を無にして接していくか、ほうびで釣るかでその都度何とか凌いでいました。

(*この頃は必死に仏の自分を探しまわる日々だった*)

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そして今感じる終焉のシルエット

そしてつい最近になって新たな変化が見られるようになりました。何だかんだ自分でやるようになってきたのです。

これまでは食事にしろ着替えにしろ、なぜ自分がそれをする必要があるのかを理解していませんでした。だからお願いしてもイヤって言っていた。

でもどうやら最近はヒトは1日3回食事をするし、パジャマで外出しないってことを当たり前だと理解してくれたようです。

やらなきゃいけないことだと分かれば、例えやりたくなくても、渋々やってくれるようになりました。

これまで生活の全てを大人に頼ることが当たり前だと思っていたところから、本当は自分がやらなきゃいけないんだと理解をしてくれたように思います。

ああ、イヤイヤ期の終わりにヒトは人になるんだな。そういうことなのか。

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うちの子のイヤイヤ期とは

うちの子にとってイヤイヤ期の時期は、自分で自分のことをする意識を持つ準備期間だったように思います。

我が家の育て方が良くなかったんですが、これまでは全てにおいて結局親が手助けをしていました。息子はそれが当然だと思っていた。だからやろうと思えばできるはずなのにやらないし、嫌がっていた。

でも3歳を迎え、色んな場面でそうじゃないんだと理解してくれたようです。

それは保育園で他の子の様子を見てとか、物理的に下の子に手を焼き上の子にまで手が回らなくなったりとか、あとはしまじろうのアニメとか。色んな状況と情報を吸収して少しずつ学んでくれたのかな。

他の子のイヤイヤ期ってどうなんでしょう。我が家と違ってイヤイヤ期に入る前から流暢に話す子や、自分のことは自分でできる子も多いので、そういう子のイヤイヤ期はまた違ったものかもしれません。

イヤイヤ期を終わりに近づけたキッカケ3つ

せっかくなので、イヤイヤ期の終わりを肌身に感じている私が思う息子のイヤイヤ期を終わらせたきっかけを挙げてみます。

習いごと&保育園をはじめた

2ヶ月くらい前から体操教室に週一回通っています。朝1時間、同じくらいの年齢の子どもたち10人くらいでマット運動や鉄棒をキャッキャッと仲良くやっているだけのものですが、確実にこの習いごとが良い影響をもたらしてくれました。

今年の3月まで保育園に通わせてこなかったので、みんなと協調して何かをする経験が決定的に足りなかった息子。

この体操教室では、私たち親は基本的に見ているだけです。コーチが指示を出してそれに子どもたちが従います。

息子はたぶんコーチの指示自体はそんなに聞いていないような気もするんですが、周りを見てそれに協調する形で楽しく体操ができています。

これまではやりたいことを好きなようにやってきた息子でしたが、体操教室で一定の指示のもとみんなと楽しく動くということを学び、それが息子にとって新たな成長をもたらしてくれた気がします。

保育園もこの4月から通いはじめましたが、そこでも色々と学んでくれています。

やっぱり周りに同い年の友達がいるというのはとてつもない刺激なんだと痛感しました。

保育園で先生に言われたであろう叱りの言葉とか指示の言葉を聞くと、ホント頭が下がります。親ではない人に言ってもらうというのもとても大きいです。

この2ヶ月で息子がぐっと成長した気がするのですが、間違いなくこの体操教室&保育園のおかげだと思います。

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戯れる兄、逃げる弟

下の子に手がかかるようになってきた

もう一つ、私たち親がこれまで以上に上の子に構う余裕がなくなってきたことも要因としてあります。

これまでは何だかんだ私たちも上の子のお世話にも手を出していたし、そのせいか息子も「自分でやらなくてもいい」と思っていた節があります。

それがだんだん下の子に手を焼くようになり、上の子にまで手が回らなくなったことで、自分のことは自分でやるようになってきたのです。

▶︎下の子がヤンチャになると上の子が良い子になる不思議【2人目育児】 - パパパッとパパ

これって時期を間違うと赤ちゃん返りの原因にもなりそうですが、今の息子にとっては弟がいるほうがもう日常で、弟から邪魔されるとか構ってもらえないタイミングがあるとかもそれが当然であることを許容できるようになっていました。

下の子に四苦八苦している様子を見て、「それくらい一人でできるし」とでも思ってくれたんでしょうか。何にせよこれは嬉しい誤算です。

また、状況を適切に把握できるようになってきたようで、ママがワンオペで2人をヒーヒー言いながら見ているときはしっかりとお兄ちゃんをし、私がいて大人2人になるとしっかりと甘える、みたいな使い分けをします。
私としては周りの状況に関わらずお兄ちゃんをしてくれたらいいのになぁと思わなくもないですが。

ひらがな・数字を読めるようになってきた

これも結構大きなきっかけになってくれた気がします。

大人がいくら説得してもより良いリアクションは返ってきませんが、標識とかに書いてあると従ってくれるようになりました。

横断歩道の前に書かれた”とまれ”の文字とか、駅とか工事現場によく書いてある”さわるとあぶない”の文字を、ご丁寧にハキハキとした声で読み上げた上で守ってくれます。

これまでああいう子ども向けの注意を促す標識の効果をすごく疑っていましたが、スゴい効果ですよ。

大人が言葉でいうよりも標識などで書かれているほうが幼児的には信用度が高いようです。

あと数字が読めるようになり、時計がある程度理解できるようになったのも大きい。”とりあえず急げ”というより、”もう◯時だから早くやろうね”と言うほうがイヤイヤ言わずにやってくれます。

ひらがな・数字が読めるようになって、イヤイヤを言ってもいい場面なのかそうでないかの判断を息子自身でできるようになりました。

イヤイヤ期を終わらせるためには

まだイヤイヤ期は終わっていませんが、イヤイヤ息子に付き合いながらその成長を観察していると、イヤイヤ期を終わらせるのに親の出番はあんまりなかったなと思います。親はいつも耐え忍ぶばかり。

お友達を見て色々学んでくれたし、親の手が息子にまで回らなくなったからこそより成長してくれたとまで思うし。どちらかというとしっかり教育せねばと構えば構うほど悪循環になっていた気もします。
色んな経験をさせたり、色んな人と交流をさせたりといった方向に頑張るほうが効果が高いのかもしれません。あくまで息子の場合ですが。

そういえば私がいつも参考にしているりかさんのエントリでこんなのがありました。

脳みそって、不思議なもので何かの能力が伸びると、引き連れられて他の能力が伸びるってことがあるそうです。「汎化(はんか)」といいます。

鉄道が大好きな子が、それにハマって駅名を覚えたと思ったら、地理に詳しくなるとかいうことありますよね。運動能力が高い子がそれにつられて学力があがるという例も多いそうです。

これって3歳児の息子にも当てはまることが多くて、何かができるようになるとそれに引き連れて他にもズバババッとできることが増えていきます。これまで全然できなかったのに急にどうしたんだいって思うときもたくさんです。

要はイヤイヤ期に効く魔法なんてなくて、イヤイヤ期に関係なくいろいろ経験させたらイヤイヤ期もふっとぶくらい成長してくれるものなんだということです。

おわりに

まだ毎日やんややんや言うてますが、肌感覚では息子の成長をヒシヒシと感じています。

イヤイヤ期が終われば一人前のキッズ。これまで一から十まで手を出してきたけど、これからは私が手を出さずに自分でやり遂げていくことがどんどん増えていくんだろうな。

嬉しいような寂しいような、イヤイヤ期の終わりはちょっぴりしょっぱい味がします。

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