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ママが入院!?ママのいない家でのパパの子どもとの接し方とは【私の体験談】

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我が家は3歳のお兄ちゃんともうすぐ1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。

今でこそ平和に4人で暮らしている我が家ですが、下の子の妊娠中はそれはそれは大変な状況でした。

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先日、問い合わせフォームに同じような状況(上の子を残してママが入院しなければいけなくなった)の方から質問がありましたので、改めて振り返ってみようと思います。

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下の子が産まれた直後のツーショット

当時の状況のおさらい

1人目のときも切迫早産で入院をしていた経験がありました。

なので2人目の妊娠期間中は結構注意して過ごしていたのですが、それでも子宮頸管が危険水域の長さに迫っていました。

小さな子どものお世話をしながらだと安静って困難ですよね。それが妊娠8ヶ月・29週くらいのときかな。

そういう状況で、このままでは里帰りもままならないと、予定を繰り上げて早めに里帰りをしようとしていたところ、検診で今度は胎児の脳に異常が疑われるという話になり、念のため大学病院で検査をすることに。

検査の結果、胎児の異常が疑われたところは問題なかったものの、子宮頸管が即入院レベルにまで短くなっていることが判明。

そのとき私は上の子の子守をしており、電話で入院の報せを聞くことになったのです。

結局そこから下の子が無事に産まれる1ヶ月半もの間入院生活が続くことになりました。

うん、今になって冷静に文字に起こしてみると相当な緊急事態だ。

上の子にどう伝えたのか

上記のように突然の入院だったので、準備も何もできておらず、とにもかくにも私も病院に行く必要があったので、子どもも連れて行かざるを得ませんでした。

当時2歳になりたての息子。一応病院に行くときに事情は説明しましたが、おそらく状況を把握したのは病院に着いてからです。

そして病院で既に点滴に繋がれていたママを見て、ただならぬ状況を理解しました。というよりあまりにもショックだったのか、あんなにママが好きだったのに一切近づこうとしませんでした。

計画入院のかたの場合、前もって子どもに教えておくかどうか悩むと思います。我が家の場合、病院で言う以外の選択肢がなかったわけですが、どのみち小さな子どもに口での説明で全て理解はできないし、眼前の点滴に繋がれたママの衝撃はとてつもないので、事前に言ってもそこはあまり大差はなかったような気もします。

その一方で、一気に緊急事態になり、目の前のママに近づこうとしなかった息子ですが、家に戻るといつもの通りに戻りました。

それで不安定になることもなく、ご飯もお風呂も寝かしつけもいつも通り。

あまりにいつも通りすぎて逆にこちらが不安になるくらい。

完全に結果論ですが、息子の場合は下手に事前に分かってしまっていたら、そちらのほうが不安定になっていたかもなぁと思います。

いざママがいなくなれば案外子どもってしっかりするもんです。

無理をしているだけなのかもしれないですが、不安定になるよりきっとお互い気が楽だったはず。

お見舞いには行っていたのか

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仲良し寝顔

息子は、お見舞いにほぼ毎日行っていました。

ちなみに、入院となってすぐに義母がやってきてくれ、1ヶ月半のほとんどの期間ママの代わりになってくれていました。なのでお見舞いも平日はばあばと行ってました。

最初の1週間くらいは点滴に繋がれたママを怖がって全く近づこうとしませんでしたが、徐々に慣れてきて2週間くらいで近づけるようになったかな、確か。

でもやっぱり普通じゃないことは分かっていて、恐る恐る接していた印象です。

お見舞いがひと段落ついて帰るとなったときも、そんなに嫌がることなくどちらかというとすんなり帰ってくれてました。

なのでお見舞い自体もなんというか気楽に行くことができていました。

子どもは不安定になったのか

1ヶ月半のママ不在中、不安定になることは一切ありませんでした。

入院するちょっと前に赤ちゃん返りに近いグズグズな時期があったのですが、入院後はピタリと愚図りが止まり、天使のような2歳児になっていました。

息子なりに色々と思うところはあったんだろうと思います。ぐずる(甘える)余裕もなかったのかもしれません。

良い子に過ごしてくれてとても助かったのですが、息子の気持ちを思うと2歳児には過酷な状況だったなと改めて思います。

ちなみに下の子が産まれ、ようやく1ヶ月半ぶりに家に帰ってきた、その後のほうが大変でした。

上の子はママが帰ってくれば以前の通りの日常になると思っていたのに、実際には産後で思うように動けないし新生児の世話が小刻みに入ってくるし…でもう色々と破茶滅茶でした。

上の子が産まれてからの3年間でいつが一番大変だったかと言われれば、この下の子が家に帰ってきてからの1ヶ月だったように思います。

いま振り返って

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お揃いの服を着れるくらいまで成長

下の子を妊娠したのが判明して1年半。ようやくそんな下の子も1歳を迎えようとしています。

そしてようやく我が家も落ち着いてきたかなって感じます。

ママの入院中ももちろん大変だったし、帰ってきてからも大変だったし、帰ってきてからのほうが大変だったし。

いま私は父親として上の子とも下の子とも関係良好でどちらも懐きまくってくれていますが、この期間の色んな試練を一緒に乗り越えてきた太い絆のおかげだなと思います。

いや、ホント最近、ようやく色んな苦労が報われて、子どもたちからの熱い愛情を感じることが増えて、父親楽しいなぁって思います。

ママが入院するって相当な緊急事態で、誰もが不安で潰されそうになると思います。

でもパパにとってみればピンチだけどチャンスです。

こんなことでもない限り、ママを差し置いて子どもの心の拠り所になることなんてそうそうありません。

私にとってあの1ヶ月半は、大変だったけどそれ以上に充実していて、不謹慎だけど楽しかった1ヶ月半でした。

おわりに

あの緊急事態からもう1年以上が経つのかと思うとびっくりですが、昨日のことのように思い出せるのは、それくらい心に残る1ヶ月半だったということです。

しかも心に残っているのは大変だった記憶じゃなく充実していた記憶。

いま、同じような状況に直面しているパパは、不安で不安でしょうがないと思いますが、大丈夫。きっと自分が思っているよりパパは信頼されています。