パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

イヤイヤ期の叱り方*100回叱ればいいのか、ガツンと叱るのか…

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我が家は2歳11ヶ月と生後8ヶ月の兄弟との4人暮らし。上の子は絶賛イヤイヤ期真っ只中にいます。

www.papapatto.com

イヤイヤだけなら何とか手を替え品を替えやりくりする(しかない)のですが、最近イヤイヤでは済まされない行為が増え少しずつ"叱る"ことが多くなってきました。

f:id:Pikky:20171113232617j:image車掌の帽子を被ってご満悦なボーイ

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登場人物紹介

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兄:2歳11ヶ月
イヤイヤ期真っ只中。この小さな体のどこからそんなに嫌という単語が出てくるんだろうと不思議になる。

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弟くん:8ヶ月
ずり這い星人。まだまだ空気を読めずに兄の大事なものに土足で踏み込む。…まあしょうがないよね。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

弟くんを引っ掻く

最近増えてきたのがコレ。生後8ヶ月の弟くんを引っ掻いたり叩いたりすることが増えました。
弟くんが生まれて間もない頃にもそういう時期があり、きっと色々葛藤があるんだなと思いつつ引っ掻かないように注意していました。そしてほどなくそういったちょっかいを出すこともなくなったのですが、最近また復活してきました。

原因はおおよそ分かっていて、弟くんが高速ハイハイを習得しお兄ちゃんのオモチャ類をことごとく舐めたり破壊するようになったのです。
これまではお兄ちゃんのテリトリーを侵すようなことはなかった弟くんが、急に自分の陣地を脅かすようになってきた。口でも「やーめーてー」と言っていますが、弟くんは当然止めません。話なんか通じませんからね。そうして思わず手が出てしまう場面が増え、そしてそれが癖になってきています。

大人が一緒に遊んでいる時には、お兄ちゃんが手を出そうとしたら止めたり、弟くんがお兄ちゃんのオモチャで遊ばないように守ったり、なんとかやりくりしていますが、そんな四六時中二人の間に入っていくこともできず、一瞬の隙をついて手が出てしまうことが増えました。

叱るけど響かない

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もう十分大人の言っていることは理解することのできるお兄ちゃん。叱られたら、今自分が叱られていることは分かっています。わざとこっちを見ないようにしたり、全然違う話題を話しかけようとしたり。

叱られていることは理解できていてもそこはまだ3歳にもなっていない子ども。気持ちの整理の仕方も反省の仕方もまだ分かっていません。よく子育て本も長々と叱ってはいけないって言ってるし、できる限り簡潔に叱るようにしています。

「叩いたらイタイイタイだから、叩いたらダメ」

基本はこの言葉で叱っています。
その上で「弟くんにゴメンなさいして」と言って小さい声でも棒読みでも「ゴメンなさい」を言ったらお終いにしています。時間にすると1分もかからないくらい。

ゴメンなさいを言えたら頭をナデナデして笑顔で接するようにしています。あなたの行為を咎めただけで、あなたを否定しているわけではないという意思表示です。

これだけでもう叩かなくなるとは思っていませんが、100回くらい繰り返し言う覚悟で、でも50回目くらいで伝わるだろうという腹づもりで叱っています。

徐々に強い口調になっている気がする…

少なくとも50回は言うつもりでいた私ですが、実際にはまだ10回くらいしか繰り返していません。
でも、最初は努めて諭すような口調で叱っていたのが、イヤイヤ放題・わがまま放題で大人の怒りゲージも溜まっていく一方で、いつの間にか口調が強いものに変わっていっている気がします。

強い口調でも"叱っている"うちはいいですが、それが自分の感情に任せた"怒る"になってはいけないな、と思います。
でも頭が冷静ならいざ知らず、大きな声で"叱っている"といつの間にか感情的に"怒っている"に変わっていく自分がいて、恐ろしいのです。

妻は結構ガチな叱り方をするように

平日・休日問わず四六時中子ども達と一緒にいる妻は、私の比ではなく色んなゲージが溜まっていっています。

基本と私と同じように優しく諭す方針であると思われますが、色々溢れてくると叱り方がガチになってきます。
最終的には息子を持ち上げ「うちの子じゃないから、もうお外出ていって!」とベランダに投げ出そう…というところまでいって、息子が「ごめんなさーい!!!」と叫んで幕引きってことも増えてきました。
ほんの2年前まで息子を目に入れても痛くもなんともないと言っていた人と同一人物とは思えませんが、そこまで言わないと響かないのもまた事実です。

叱った後には、ちゃんと強制ハグをして仲直りもしています。そのハグもなかなか熱烈なので、激しい母子だなぁと淡白なパパは細い目で見ています(寄ってたかって叱るのもいけないので、妻が叱っているときは見守るスタンスです)。

ちなみにガツンと叱ると、その後しばらくは「はっ(いけないいけない)」と弟くんに手を出すことが減っています。

パパ、叱り方に悩む

何回言っても意味のないお叱りに意味はあるのだろうか。
いや、叱られている(=良くないことをしたんだ)という認識はあるようなので全く意味がないとは思いませんが、結局同じような叱られることを繰り返すんだから、やっぱり意味はないのかな。

私も妻のようにガツンと叱ったほうがいいのか。そちらのほうが子どもの心に響くのであれば"叱る"という行為として正しいのかな(その後のフォローはちゃんとやるとして)。

でもパパもママも厳しく叱ってしまったら、息子が追い詰められたりはしないだろうか。同時に2方向から叱るということはしていませんが、それでも叱る回数が以前より倍増している状況で、これ以上手綱をきつく締めたらより不安定になったりしないだろうか。

母親がキツく叱るのと、父親がキツく叱るというのは意味合いが変わってくるんじゃないかと思っています。なんというか母親と父親とでは息子と築き上げたものが違うというか。どこまでいっても母親と子どもの絆って崩れないけど、父親と子どもはもっともろい絆だと思っています。叱ったくらいで崩れるとは思ってませんが、殊更に不安にさせてしまうかも。

なんのために叱るかを考え出すと答えが出てこない

なんのために叱るかといえば、「人を傷つけることはしてはいけないこと」を理解してもらうためと、「もう傷つけるようなことは止めてね」を認識してもらうため。どちらも大事ですが、こちらとしてはなんとしても後者まで理解し実践してほしい。

前者の「人を傷つけることは良くないこと」というのは優しく叱っても分かっている様子。でも後者の「もうしない」というところまでは優しく叱るだけでは届かない。
強めの言葉や強めの行動で、叩く・引っ掻くが収まるのであればそちらのほうが正しい叱り方なのかな。例えそれが「怒られたら怖い」という感情からだとしても。

でもそれが「怖い」という感情からだとしたら、それは"叱る"じゃなくて"怒る"ことの効果に近い気がする。そういう意味で出来るだけ避けたいな…と思う部分もある。

いくら調べても「それが悪いこと」をちゃんと理解させるために叱りましょうとしか書いていなくて、「それは悪いこと。でも分かっていてもやってしまう」場合の対処法は出てきません。
きっと「2〜3歳児が分かっていてもやってしまう」ことに対して即効性のある接し方なんてなくて、根気強くやるしかないのだろうけど、そんな根性論で先が見えないのはそりゃあもう不安です。もし間違った道を行こうとしているのであれば誰か教えて欲しい。

叱らない子育てとかキレイなキレイな理想の育児は遥か遠いところにいってしまったな…。叱らない子育ては時間がかかりすぎる。

おわりに

叱る回数が増え、叱る時間が増えるとなんだか気持ちまで鬱々してくるから注意が必要です。叱っていないときはヘラヘラ笑って優しいパパになれているかな。

とりあえず朝仕事に出かけるときに「ぱぱしごといやーーーっ」と泣き喚くくらいには好かれているようで、そこでなぜかホッとする自分がいます。

(*イヤイヤ期のこどもに対する心構えを学びましょう*)