生まれて1年、病気らしい病気もなく健康に育ってきた息子ですが、ついにあれにかかってしまいました。1歳前後の赤ちゃんを持つ家庭がいつ自分のところに来るのか、恐れおののき夜も寝れなくなるというあれです。
それは「突発性発疹」
別名、不機嫌病!!
我が家のその惨状症状をまとめました。
突発性発疹とは、90パーセントの赤ちゃんがかかると言われている病気。
高い熱が3~4日続き、熱が下がると同時に、おなかや背中に赤い発疹が出る病気。生後6~12カ月に多く、初めての発熱がこの病気という子も多い。
突発性発疹 - gooベビー
この病気のさらに恐ろしいのが、熱が下がり発疹が出てくると赤ちゃんが著しく不機嫌になってしまうということ。
突発性発疹発症から不機嫌病に発展するまでの惨状
発症初日:息子、突然患う
突発性っていうくらいなので前フリなく発症しました。
発症のタイミングがまた最悪で、それまで我が家で猛威をふるってた風邪が3周回ってようやく勢力を落としてきたかって時でした。パパ・やっと体調が戻りかけ、ママ・まだまだ体調悪し、ってときです。
2日目:40℃の発熱と地獄の夜泣きと
40℃の高熱が2日間出てました。といっても一日中高熱というわけでなく、日中は37℃〜38℃まで戻しています。
グッタリとはしてましたが、それなりに元気に動き回ってました。
離乳食は基本ペーーーッと口にせず、グズグズグズ。30分に1回はママの胸元をまさぐりグズグズグズ。熱もあるので外出もままならずグズグズグズ。
さらに悲惨なのは夜でした。30分おきに起きては抱っこを30分するというのをエンドレスリピートです。
いつもは抱っこから降ろして寝かすときにもそんなに失敗しないのですが、今回に限っては抱っこからちょっと降ろそうか…ってときにはうぇーーん状態。
2日目はもはや思い出したくもないし、あまり記憶にないくらいの惨状です。
3日目:熱から醒めて
3日目の朝には熱が治まりはじめ、その日の昼間に昼寝をいつもの2倍の時間した後に、出ました。
発疹ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
(分かりづらいですが、お腹・背中に広く薄く出てました。)
これで高熱とはオサラバのはず。
4日目〜:不機嫌の本番が訪れる
熱が下がって発疹が出てからが本番でした。いやぁ思い出すだけで涙が出そう。
起きてる間:10分に1回おっぱいを要求
出さなきゃグズるぞ、と言わんばかりにグズグズ。つまりは出す前からグズっているわけですが…。
10分に1回と書きましたが、ひどい時には3分に1回かも。パパもママも「さっき吸いましたやん」と思わずツッコミを入れてしまいましたが、そんなのお構いなしです。
起きてる間:離乳食断固拒否
大好きなブロッコリーも、ひじきご飯も、ぶり大根も全て3口目にはペーーーッとします。
またご飯が少しでも熱かったりすると「う"ぇぁぇぁーっっっ」とこの世が終わるかのように泣き、おっぱいを要求します。なお、バナナとリンゴだけは認めているとのこと。
起きてる間:気に入らないことがあると地面にブリッジ
テレビボードの上に乗る、ローテーブルに乗る、等の危険行為はパパから強制撤去となるのですが、その際にはのけ反りかえって抗議します。
ほんの1週間前まではのけ反るといっても地面に降ろせば背中は地面に接地していたんですが、不機嫌病を患ってからは地面に降ろしてもほんとにブリッジ状態で「う"ぇぁぇぁーっっっ」と抗議します。ちなみにこれを1時間に10回くらい繰り返します。
その背筋力に一瞬だけ感動しましたが、いい加減パパももういいや…という気になってしまいます。
ここまでのまとめ
10分に1回おっぱいを求めてグズり、その間に2回くらいいたずらをして怒られては地面にのけ反って抗議し、ご飯どきになれば腹減ったとグズるくせに離乳食は食べずにグズグズする、という病状です。
ここまでくると大人は笑うしかない。
恐怖の夜
そして恐怖の夜です。
高熱が治まった夜は、主にママが面倒見ていたのですが、夜中12時を越えたあたりから5分に1回おっぱいを要求し、2、30分咥えつづけるというのを繰り返していました。
ママはもはやおっぱいをしまうことさえ許されず、夜中じゅうテローン状態だったようです。
翌日の夜は、それではダメだとパパが前半面倒を見ることに。
20時に息子就寝後、23時に夜泣きが始まり、30分抱っこであやし続け、やっと寝たかと思うと3、40分も経たないうちに次の夜泣きです。
それを繰り返し、夜中3時前に心が折れ、ギブアップ。
ママのパイパイに後を託すことに。結局その日もママのパイパイはテローン状態です。
抱っこであやすときも小走りじゃないと怒るのですが、3、40分おきに30分小走りしながら子守唄を熱唱するってどんな刑ですか。
不機嫌病に効く漢方とは
(*2016.7追記*)
ちなみにこの後知ったのですが、不機嫌病に効く漢方がありました。
突発性発疹で不機嫌になるのは脳がむくむからと言われており、このむくみに効くのが上記の漢方です。
息子はこの半年後に2回目の突発性発疹を患ってしまったのですが、そのときに処方されました。
効き目は、多少愚図り具合がマシになったような、あんまり変わっていないような…と言ったモノでしたが、「コレで快方に向かっていくかもしれない」という大人の心の拠り所としては非常に有能でした。
2回目の突発性湿疹の話はこちら。
▶︎【実体験談】2回目の突発性発疹!症状は軽い?不機嫌に効く薬とは?
おわりに
結局高熱が終わってから3日間ぐらいはずーーっとグズグズしていました。また、明確な終わりがないところが辛いところです。
なんだかんだ高熱でてんやわんやしてから1週間くらいは地獄を見ました。もう思い出したくもない…。でもほとんどの赤ちゃんが一度は通る道です。皆さん心の準備をしておきましょう。
そして、もし今子どもが突発性湿疹なのではないかと疑っているパパ・ママがこれを見ていたら、心の準備と漢方五苓散料の準備を急いでください。明けない夜はない、止まない雨はない、終わらない突発はない…!