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パパパッとパパ

ママのなすがままに

ヤマザキくん(仮)の話

雑記・社会派
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私の職場にヤマザキくん(仮名)という20代中盤の同僚がいます。

 

ヤマザキくんは新卒で入社し、3ヶ月で心の病を患い休養。その後3年くらい実家で休養して、私が働く部署に復帰。ちなみに休職を余儀なくされた部署と今の(私が働いている)部署は違います。1年くらいはなんとか働いていたけど、業務の閑散時期に突如休みだし、そのまままた1年休職状態が続いて今に至っています。

 

 

1年の休職期間中も何度か復帰のためのリハビリ出勤までこぎ着けたことはあるのですが、持ち前の頑張りすぎとかわいそうなくらい全てが裏目に出る結果により、結局復帰できずじまいです。

 

ヤマザキくんは理想家で完璧に物事をしないと気が済まないタイプ。なのに残念ながら仕事は出来ないタイプ。そのギャップで色々と悩むタイプ、というコンボで精神的に参っているようです。

また周りから見ても気の毒なくらい体が弱い。季節の変わり目とか、ちょっと気候が変わったくらいで3日くらい体調を崩す。プレッシャーにも弱く、大事な日には必ず体調を崩してしまう。なのに理想家で完璧主義。

 

ヤマザキくんは分からないことがあっても周りに相談せず自分で解決しようとするけど、結果解決できた試しがない。問題が大きくなって誰かが被害を被って、その人発信で問題が発覚する。

もともとそういうタイプだから、周りの人が「大丈夫か?」「あれってどこまでできた?」「分かんないことがあったら何でも聞いて」と気を遣えば遣うほど、周りに聞けなくなってしまっている。

 

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掛かっているお医者さんは「好調と不調の波があって、今は不調の時期。でも以前に比べたらだいぶ良くなっているよ」と言っているらしい。ヤマザキくんの視点で言えばその通りなんでしょう。でも不調のたびに年単位で休まれたら、正直仕事が回りません。

 

客観的に見て、ヤマザキくんに任せることのできる仕事は残念ながらもうありません。それでも彼は今の職場での復帰を熱望しているらしいし、会社も彼を今の職場で復帰させようとしています。こういうときの日本企業の「優しさ」は残酷だなと思います。

 

彼と同世代の同僚たちはもう戦力として働いているし、彼の後輩も一人前として扱われています。そんな中ヤマザキくんは、上司を含めもう誰にも期待されていません。可哀想ですが就職して5年位経つうちの4年近くを休んでいる人に期待しろというのが無理な話。

 

ヤマザキくんの未来には何があるのか。彼が希望に満ちて働ける日はくるのかなぁ。

 

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なぜヤマザキくんのことを取り上げたかというと、彼の歩んできた道が彼を生んだんじゃないかと感じたから。

 

父のいない家庭で母が病弱だったので、母方の祖父母に甘やかされて育てられ、同じく心の病を抱える姉がいてブラコン気味で弟に対して過干渉。

普通の公立校に通い成績は中の中、大学は高校の文化部の経験を活かして有名大学に推薦入学。大学でも文化サークルに入り彼女はいなかったけど、それなりに充実はしていた。可もなく不可もなく4年で卒業し、就職は学校推薦で内定。

 

・・・もう見事なまでに挫折経験がないんですよ。

例えば大学受験に失敗するとか、好きな子に振られるとか、単位が取れないとか、どうしても勝てないライバルがいるとか、そういうのが一切ない。

またさらに不運なのが、挫折経験がないどころか、申し訳ないけど自分の持つ能力以上の道を歩んでしまった点。「自分が歩んできた道」を基準にして自分自身に期待するもんだから、当然現実が追いつかない。そして行き着いた終着点が「使えない」社員。

 

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不謹慎だけど、我が子にはヤマザキくんみたいにはなってほしくない。挫折を知って、自分の能力を把握して、その上で大きく羽ばたいてほしい。つかまり立ちで何度もこける姿を見て、助けようとする手が止まります。

 

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