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パパ目線で伝える子育てのこと

国立幼稚園お受験への道*学芸大附属竹早幼稚園の場合

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我が家が住むのは東京都文京区。文京区と言えば国立大付属の幼稚園が2つもある地域です。

我が家の子どもはまだ幼稚園には早いですが、せっかく文京区に住んでいるので国立大付属の幼稚園について見てみます。

幼稚園と保育園の違い

幼稚園は「学校」(教育を行う場)であり、保育園は「児童福祉施設」(親の代わりに保育をする場)という根本的な違いがあります。
ただ、現在はいろいろな面で幼稚園と保育所は徐々に近づいています。

  幼稚園 保育園
保育内容 早期教育や小学校受験を目標に据える園もある。一般的には自由保育と一斉保育※1を組み合わせる場合が多い。 自由遊びの時間が多い。低年齢のこどもに対しては、生活習慣(オムツトレや歯磨きなど)を身につける保育もある。
一日の過ごし方 (一例) 8〜9時:登園
9〜10時:自由遊び
10〜12時:一斉保育
12〜13時:昼食
13〜14時:自由遊びなど
14時:お迎え
8~10時:自由遊び/おやつ
10~11時:お散歩
11~12時:給食
12~14時:お昼寝
14~17時:自由遊び/おやつ
17~18時:お迎え
先生の勤務体系 ほぼ固定勤務 早番・通常勤務・遅番などシフトを組む
対象年齢 満3歳~5歳 0~5歳
お休み 夏休み・冬休み等の長期休暇があり、各週土曜日も休み。 お休みは土日と年末年始のみ。
延長保育 16〜17時程度まで。 19時までが多い。
食事 給食・お弁当・混合と園の方針によって異なる。 全給食(おやつもある)

※1一斉保育と自由保育:一斉保育はクラス全員で一緒に歌を歌ったり、絵を描いたりする時間で集中力や意欲、忍耐力が育ちます。自由保育は、自分で好きな遊びを見つけ、好きな遊びをする時間で子どもの自主性、自制心、問題解決能力、思いやり、感謝の心、創造性が育ちます。

幼稚園と保育園はどっちがいいの?

当たり前ですが、一概にどっちがいいとは言えません。

早期教育で色々と身につけさせてもせいぜい小学校低学年くらいで差は埋まっているともっぱらの噂です。
一方で、平成22年の全国学力調査では、幼稚園に通っていた子どもの方が幼稚園にも保育園にも通っていなかった子どもに比べ学力が高いという結果が出ています。

f:id:Pikky:20141104203630p:plain

誤差で片付く差ではない感じですが、多分家庭における教育環境や子どもへの投資量の違いが差として出てるんですかね。

イメージでいえば、幼稚園に通わせている家庭のほうが子どもへ投資(お金だけじゃなく子どもと過ごす時間なども含めたリソース)が大きい感じがしますもんね。

国立大附属幼稚園とは

文字通り、国立大学の附属幼稚園ということですね。

大学の附属ということは、純粋な幼児教育に加え、幼児教育に対する研究という存在意義があります。
特に国立大附属は、私大附属と違って「自分の大学の理念を実現するため」という目的が幼稚園にはないので、幼児教育に対する研究色が強いんですかね(Webを調べただけでは分かりませんでした)。

少なくとも調べた限りでは、国立大附属幼稚園だから賢くなるってことはなさそうです。ただ、教育への意識が高い家庭が多いので、附属小学校や附属中学校まで見てみれば平均的に学力は高いようです。

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倍率とお受験の内容

倍率はあまり公開されていませんが、東京学芸大附属幼稚園竹早は公開されています。

 
2013年入学児童
2014年入学児童
男児
女児
男児
女児
志願者数 1348 1264 1309 1175
一次抽選合格 350 358 352 355
調査合格 39 38 44 44
二次抽選合格 18 18 20 21

門が・・・門が・・・・門がせまっ!

抽選で5分の1に絞られて、試験で10分の1になってからのまた抽選って・・・どんだけ運が良ければいいんだ。

ただ、調査と呼ばれる試験?自体はそんなに厳しいものじゃなく、お受験対策の教室に通っていない子どもも多く合格しているらしいです。こんだけ運の要素が強かったらそうなるわなー。

文京区のもう一つの国立大附属であるお茶の水女子大学附属幼稚園も状況は似たようなものらしいです(抽選の倍率が7〜8倍)。

学費

これまた東京学芸大附属幼稚園竹早の情報です。

  • 入園料:31,300円
  • 保育料(月額):6,000円
  • 後援会入会金:20,000円
  • 後援会運営会費(年額):10,000円
  • 後援会寄付金1口:50,000円

私立の幼稚園に行かせるよりはリーズナブルです。

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国立大付属幼稚園を受験するかどうか

「保育園との違い」というところから国立大附属幼稚園までザクッと調べてみました。
国立大附属は運の要素がとても強い、ある意味公平な選抜をされるので、記念受験ぐらいな感じで受けてもいいかな、と思いました。

また、熱心に早期教育をしたからといってそのアドバンテージは小学校低学年くらいでなくなるという経験談が多いのは興味深かったです。
大切なのはそのアドバンテージがあるときに更にどんだけ進めるか、ってことなんでしょう。確固たる理論を持ち、継続的に教育を続けてこそ、大きな成長へと繋がるってもんですよ。

一方で、幼稚園に通わせた方が平均学力が高いという結果も出ていますから、これはこれで面白いですね。
個人的には、幼稚園に通わせているからという直接の因果ではなく、幼稚園に通わせている家庭のほうが、教育へのリソースのかけ方が相対的に大きいからだと思ってますが、そこんところどうなんでしょ。これについても調査を続けていきます。

おわりに

ま、我が家で見ればそもそもフルタイム共働きなので、幼稚園に通わせるのは難しいっていうのが今回のオチでした(延長保育もあるけどね)。我が家はお茶の水女子大の認定こども園を狙おうかしら。

保活の戦いに我が家も巻き込まれ、見事に敗れ去ってしまいました
▶︎数字で示す2016年度の保活の大変さ【文京区】
▶︎認可保育園が不承諾な我が家に残された道が罰ゲームのようだ

幼稚園受験は、塾に行って何とかなるものではなく、普段の家庭の様子がそのまま試験で出てしまうようです。そう考えると普段の生活をどう過ごすかに注力するのも大切