柔軟剤って気持ちいいですよね。
肌触りが断然違いますし、あの匂いがたまりません。そういえば柔軟剤のあの匂いって女性にもモテるみたいです。
女子にモテるには柔軟剤が鍵を握ることがわかりました。ほとんどの女性は柔軟剤からかおる、ほのかなにおいが好きみたいです。女性が好きな男性のにおいは柔軟剤という結果も。
一方で、赤ちゃんのことを考えると途端に話が変わります。赤ちゃんの皮膚は薄く、皮脂分泌量もとても少ないため、刺激に弱くカサつきや肌荒れを起こしやすいです。
このため、前回の記事で書いたように、洗濯の際には洗剤が残らないようによくすすぐように工夫をすべきです。
例え赤ちゃん用のオーガニックな洗剤だとしても、汚れをとるイコール脂をとるですから、衣服に洗剤が残らないような細心の注意を心がけるべきです。
さて、ここからが本題です。
赤ちゃんの衣服を洗濯するときに柔軟剤って使ってもいいのか?
あの肌触りは赤ちゃんにこそ使われて欲しいですが、もし大人にはわからない害があるのならば、不要なリスクは避けたいところ。いろいろと調べてみました。
そもそも柔軟剤って
洗剤に使われる界面活性剤は陰イオン界面活性剤と言われるものであり、高い乳化作用(=水と脂を混ぜる作用=洗浄能力)を持つという特徴があります。
その一方で、陰イオン界面活性剤の持つマイナスの静電気が衣服に蓄電すると、あのゴワゴワ感につながります。
柔軟剤は陽イオン界面活性剤を成分としており、陰イオン界面活性剤と真逆の性質を持ちます。ゴワゴワの反対ですから、滑らかな肌触りですね。
すすぎの最後に柔軟剤を入れることで、洗剤の陰イオン界面活性剤でマイナスに帯電した衣服にくっつき、繊維を滑らかに柔らかくします。
柔軟剤の特徴:高い殺菌能力
陽イオン界面活性剤の特徴として殺菌効果が高いことが挙げられます。
殺菌と言うと何だかいいもののような気がしますが、人の肌に触れれば刺激が強いということです。その刺激の強さは陰イオン界面活性剤の10倍〜50倍!!とも言われています。
柔軟剤の特徴:すすぎ時に繊維から離れにくい
陰イオン界面活性剤によりマイナスに帯電した繊維に電気的に結びついているので、洗剤よりもはるかに水で洗い流されにくいです。
柔軟剤の投入タイミングって
柔軟剤はすすぎの最後に入れなければ効果がありません。なぜなら洗剤の多い状況で入れてしまえばお互い中和してしまい、洗剤の洗浄力も柔軟剤の柔軟効果も損なわれるからです。
ただでさえ水に流れにくいのに、水に流される時間も洗剤より短いなんて・・・
まとめると
洗剤とは比べものにならないくらい超怖いということです。赤ちゃん用の柔軟剤であってもこの性質は変わりません。
ちなみに市販されている大人用の柔軟剤は、香料が含まれており(このいい匂いが柔軟剤のウリとなっている)、この香料による健康被害も報告されています。
後日談(2016.11追記)
息子と大人の洗濯を洗い分けていた頃は使っていなかった柔軟剤ですが、1歳を過ぎ大人と一緒に洗うようになって柔軟剤を使うようになりました。
その結果、一度だけ柔軟剤が原因と思われる肌荒れを起こしたことがあります。「最近息子の肌の調子がおかしい」と思い柔軟剤の使用を止めたら肌荒れが改善しました。
2歳となる今、たまに柔軟剤を使ってあの肌触りを楽しむことはありますが、使う頻度は抑えています。
さいごに
赤ちゃんの肌ってものすごく敏感です。ちょっとしたことで湿疹ができてしまいます。一方で、赤ちゃんの肌がきれいだと赤ちゃんの可愛さが10倍増しに見えます。肌がきれいだとキレイに見えるのは赤ちゃんも大人も関係ないですが、でもやっぱり赤ちゃんの肌がキレイだと特別可愛く見えるのです。
できる限り赤ちゃんの肌に負担をかけないよう心がけたいものですね。